misty green and blue

Life is like an onion...

necklace

2019-07-08 | fashion


Bottega Veneta
年2回の外商向け販売会における一期一会的出会いが、幾度かの“感動的な出会い”を齎したことがきっかけで、いつの間にか身近な存在となりつつあるブランド

最初の出会いはリュックサックだった
カジュアルなイメージが強いリュックサックは、モードを愛する私にとって眼中にない存在だった
ところが、Bottega Venetaのそれは違っていた
見た目はシンプルながら中型の蓋付きナップサックをモード系へと昇華、スーツに合わせても違和感のない仕上がりに目から鱗が落ち、私の偏見を払拭させたのだった


ストラップ付き台形型蛇革ハンドバッグ
無数の隆起ドットを配したクラッチバック型横長ショルダーバッグ
カチューシャ型デザインリング
ジルコニア素材のジュエリーネックレス

私が所有するBottega Venetaのアイテム、最近仲間入りしたのがネックレスだ
金属アレルギーの私は、ネックレスが苦手だ
否、アレルギーの有無に関わらず、ネックレスがあまり好きではない
嫌いと言ってもいい
正直、似合うと思っていなかった

ところが、件のネックレスは違った
妙に似合っていたのだ
奇しくもそれは、“氷の女王”の異名を持つ、ファッションアイコン Anna Wintourも愛用するネックレスだった
名前だけは知っていた
秋のファンション風物詩とも言うべき『VOGUE FASHION'S NIGHT OUT』に過去複数回参加したことのある私、その頃彼女の存在を知った
アメリカ版『VOGUE』の編集長を務めていたことから、彼女がイギリス出身であることや大英帝国勲章(OBE)を授与されていることを知ったのは、つい最近のことだ

69歳とは思えぬ美しさの秘密は、14歳の頃から取組んでいた高タンパク質低糖ダイエット及び頭皮ケアやフェイシャルケアのためのサロン通いにある
15歳頃には邸宅の中に自分専用のフラットを設け、年上の恋人たちからスタイリングを学び、大好きなファッションに現を抜かしつつ自由気ままに学生時代を過ごす
16歳にしてファーコートをエレガントに着こなしていたという逸話を持つ彼女、17歳の誕生日直前に校長との諍いがきっかけで高校を退学、19歳の時に父親の口利きで『Harpers and Queen』誌(現『Harper's BAZAAR』)のファッションアシスタントを務めるやめきめきと頭角を現し、やがて『BIBA』誌のファッション・エディターに抜擢される
『VOGUE』誌の主力であるアメリカ版『VOGUE』編集長のポストを長年切望、ようやくその座に就任したのは39歳の時
彼女の初仕事である1988年11月号の表紙は、ハイファッション(Christian Lacroixのジャケット)とストリート(デニム)を融合させたミックススタイルで、その画期的な戦略は人々に強い印象を残す
瞬く間に世間から注目を浴び、その経験からファッションのみならずセレブ、アート、ビジネス、テクノロジー、旅行、グルメ、政治のテーマを積極的に取込み、先鋭的なファッション誌へと変貌させ、成功を収める
今やファッション界の重鎮として確固たる地位を築く ―


一念岩をも通すとは、まさに彼女のためにある

私は生憎彼女のような才覚はない
しかしながら、彼女を知り得たのも生きる上での“励み”となる

愚か者でも辛抱強く一途に(愚直に)取り組めば、どんなことでも成就する ―


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