misty green and blue

Life is like an onion...

Polaris

2012-11-11 | books

Something Brilliant in My Heart

多くの星の中心的存在の北辰-北極星

禁忌、信仰、年齢差、誘拐-収められた11篇の恋愛譚は、その形もさまざま、そしてちょっと切ない‘秘密’を伴うものだと教えてくれたのが、
三浦しをんの短編集『きみはポラリス』だった

2ヶ月程前のある日、タイトルと作家の名前に惹かれて半ば衝動的に購入した文庫本だった



しをん

女子にも男子にも性差を問わずに使える、優美かつ殊勝、繊細かつ健気、そのどこか優しい響きが気に入っていた

紫の音と書いて、紫音
好きな色と好きな音楽を掛け合わせた名前-‘しをん’と読ませる、その名前に私は密かに憧れていた

作家・三浦しをんのことはこの作品で初めて知った
ひと味違う恋愛小説を描く彼女の、ほんのり甘くそしてほろ苦い、その個性的な作風は私の心にじんわりと沁みた




“micha*さんは小説を読まれますか?”

ある日の職場で、元ガールズバンドのKさんから徐に尋ねられ、たまたまこの作品を読み終えたばかりの私は、これを彼女に勧めたのだった

すっかりお気に召したようで、このことがきっかけで彼女との距離もぐんと近くなった
三浦しをんの他の作品-昨年映画化された『まほろ駅前多田便利軒』を読み終えた彼女、その彼女から近々それを借りて読む予定である


最新の画像もっと見る

コメントを投稿