misty green and blue

Life is like an onion...

MUSIC LIFE  PHOTO EXHIBITION

2015-01-12 | artist
                         


昨日、1960年代から1990年代に亘り、音楽雑誌『MUSIC LIFE』の専属カメラマンとして海外の数多のロック・レジェンドを撮影、誌面を飾った厳選50数点が展示された長谷部 宏の写真展<MUSIC LIFE PHOTO EXHIBITION ~長谷部 宏の写真で綴る洋楽ロックの肖像~>を開催中の東京・新宿のビームスジャパン6FにあるB GALLERYに赴いた

1964年4月号に初めてThe Beatlesを取り上げて以来、外タレ(笑)の独占取材や来日時の特集など洋楽全般を日本に紹介してきた『MUSIC LIFE』は、ロック史を語る上でも貴重な写真が多い
例えば―
1970年6月14日、ロンドンで初ライヴを果たしたDerek and the Dominosのバックステージで、アコギを爪弾く若き日のイケメン・Eric Claptonが、ちょっと意外だったり(笑)
あるいは、金髪のリーゼントがトレードマークの“絵になる人”(@長谷部氏)、Brian Setzerのオフタイムショット―1981年9月、東京の某所で撮影された、右手にGretschを持ちつつ斜に構え、やや上目遣いのはにかんだ表情に、ちょっとドキッとしたり(笑)

私の目的は、勿論Michael Schenkerの若き日の写真だった
やや大きめのサイズで飾られていたのを見つけた時は、やはり嬉しかった
それは、1984年8月、日本初の大型野外ロックイベント『SUPER ROCK '84』で遮二無二演奏するマイケルの姿だった

“一度前傾姿勢になると、もう2分も3分もガーッとギターを弾きまくり、動かない”(@長谷部氏)マイケルが、前屈みで正面を向き、観客を扇動するかのような瞬間を捉えた、臨場感溢れる1枚―

  マイケルの写真を撮っていると、僕は山の写真を撮っている時のことを思い出してしまう
  ガッシリ三脚を構えて、山に向かっても自然の表情は刻一刻と変わり、同じ写真は1枚もない
  
  山の写真と同じで、髪の毛は揺れ動き、額の汗はとめどなく流れている
  ぶら下がったペンダントは方向を変えて、その都度別の効果を生んでいる
  600㎜の望遠レンズでクローズアップしてみると、表情も豊かで、時折乾いた口の中まで見えて、
  かすかに呻いているであろう吐息まで感じられるのであった


そんな貴重な瞬間を記録に残した長谷部氏は、流石である
多くのロックミュージシャンから信頼を得、名指しで依頼されることも多かったというのも頷ける


展示されたマイケルの写真は1枚のみだったが、展示から漏れた貴重な来日公演や日本でのオフショット画像を順次表示するスライドショー(*)を、ほぼ中央に設置された長椅子に座りながら心行くまま堪能した

初来日時と2度目の来日時における若きマイケルの直向きな勇姿(ライヴ・3枚)が、しっかりと刻まれていた―





【註】
(*).....David Bowieとジュリー、Van Halenと菅原文太という当然?と意外な組み合わせのオフショットもあった
    ちなみに、一番多く撮影されたのがQueenで、Journey、Cheap Trick、Kiss、Whitesnake、Van Halenなどがその後に続いた


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ついまた出てきてしまった!! (あら子)
2015-01-14 07:59:33
micha*さま(笑) 

海好きなネプチューンがウェインさんのことだったと知り、つい出てきてしまいました。
新作では、重低音が楽しみです!!
マイケルさんのインタビューは、いつも詩的な言葉が素敵ですね。
今回のは、とくにメンバー想い度高くて心温まりました。

Super Rockのマイケルさんて、私が見たうちで、音も容姿も一番かっこいい、ヘルシー男前マイケルさんでした。
夜空に響き渡ったインストメドレーの美しくも力強かったこと・・・。

先日MSG初期で好きな曲をあげた時、上位をインストばかりにしましたが、
Youtubeのライブ動画みてたら、やっぱりSleeping Dogsが個人的には一番好きかもと思ったであります。
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◇あら子さん (micha*)
2015-01-14 22:48:10
いらっしゃ~~い!(笑)

そういえば、Neptune Risingという曲がありましたっけ☆
ウェインって、なんとなく鯰を彷彿とさせるのですが......似てません?!(笑)
ちなみに、彼はマイケルと同じ誕生日なんですよね(^_-)-☆

私の中では、ずばり『ハーフライヴ』の横顔マイケルが一番です!
あら子さんがご覧になったSUPER ROCKは、MSGがトリを務めた2日目だったんですね!
私は1日目でしたが、思いがけずマイケルとルディの共演が観れたので、ラッキーでした☆

「Lの美楽」の中では、Looking Out From Nowhereが一番好きかなぁ~~♪
Into the Arenaとこの曲は、私にとって最早ふたつでひとつ―
組曲のような存在です(笑)
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レイ・ケネディ (あら子)
2015-01-26 00:36:43
こんばんは☆
もう、再登場しちゃってスミマセン(^^;)
ワタシ的に、ちょとウケたネタがあったので書かせてください!!

SuperRock84の話題で故レイ・ケネディさんを思い出し、Wikiったら、
いまさらですが、ベイビーズのヒット曲2作の作者と知りました。
"Isn't it Time" と "Every Time I Think of You."(全米10位前後)
Nevoさんが、嫌がるベイビーズに無理やり演らせてシングルにした2曲なんですね~。

ウェインさん、かわいくて好みのタイプですう~☆
その美しい髪が女性に人気らしいですよ☆
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◇あら子さん (micha*)
2015-01-26 22:30:41
お帰りなさ~~い (^^)/
いつでも大歓迎ですよ~♪

>故レイ・ケネディ
彼って.........既に故人だったのですか?!
知らなかったです
彼の雨乞いダンス(笑)が、懐かしいです。。。。

ちなみに、彼の祥月命日は奇しくも愛犬ルビーと同じ日であることをwikiで知りました
合掌
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そうだったのですか・・・ (あら子)
2015-01-27 23:36:56
>愛犬ルビーと同じ日

悲しいことを思い出させてしまったようで、スミマセン。

それに昨日のコメ内容も、故人に関することなのに、茶化すみたいな感じで、反省です。

NevoさんのSっぽい言い方にウケただけなんです。
彼は、ミュージシャンたちが激しく嫌がったり、泣き出して走り去ったりしても、
強制的に何かをやらせて、結果が吉と出たときに
その話をして自慢?するパターンが多いようなので・・・。

SuperRock84開催時の内部を垣間見た人から聞いた話では、
ケネディ氏は、育ちの良さそうなナイスガイだったそうで、
MSGの他メンバーから浮いていても、無邪気そうに笑顔でふるまっていたそうです。RIP
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◇あら子さん (micha*)
2015-01-28 22:49:25
ちなみに、2/16は私の誕生予定日だったそうです(笑)
2月は節分とバレンタインデーの月として広く知られていますが、私にとってはもーーーーっと特別な月だったりするのです (^_-)-☆

レイって、いい人だったんですね~
当時、場違いなvo.ではありましたが、それはそれで却って希少価値的思い出になりました
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