年末年始をワンオク三昧で過ごすため、私が次に選んだアルバムは『人生×僕=』である (12/29)
「The Beginning」「Clock Strikes」がお気に入り曲だったことが、その理由
楽器や機材などを白目にマイクの先端を黒目に見立てた“神の全能の目”を意味する、‘目’が印象的なジャケットデザインの彼らの6thアルバムを前にして、並々ならぬ‘意志’を感じた
その‘意志’は、「69」の歌詞に刻み込まれている
朗読で始まる一風変わったこの曲の、扇動と抒情が綯交ぜとなって飛翔するサビに思わず引き込まれてしまう....
69 / ONE OK ROCK
正直、初めて耳にした時はやや物足りなかった
何故だろう、4thアルバム『Nicheシンドローム』ほどの衝撃を受けなかったのだが、2度3度と味わううちに彼らの底知れぬパワーをひしひしと感じたのである
仮面ライダーやウルトラマンみたいに、誰かの心に残るような時代のヒーローとして“ONE OK ROKの素晴らしさ”を伝えたい
追いつき追い越される日は、もう近い
いやいや、まだまだ
それまでは、皆を楽しませ、俺等も楽しむ ― That’s the 69 (Rock)
ラップ、エモ、バラード、ハードコア、オルタナなどを巧みに織り交ぜながら編まれたワンオクの集大成とも言うべきこのアルバムに込められた喜怒哀楽の心情に、じわじわと胸が熱くなる.....
一目(耳?)惚れするような曲はなかった
しかしながら、その時々で印象に残る曲が異なる、その不思議―
初めての体験だった
ビブラートが胸に沁みる美声調の「The Beginning」もいい、透明感溢れる進化系美声調の「Clock Strikes」もいい
あるいは男臭さが魅力の「Nothing helps」や、独特な軽快さがやや異色の「Deeper Deeper」も悪くない
けれども‘今’の私が欲するのは、このアルバムの象徴ともいうべき「Ending Story??」
喜びも怒りも哀しみも嬉しさもありとあらゆる想いが呟きやラップやシャウトとなって迸る、Takaの渾身の唱法が圧巻
Ending Story?? / ONE OK ROCK
Takaの信念が詰まったこのアルバム、そしてバンドが一丸となって作り上げたこのアルバム―
しばらくはこの感動の余韻に浸りたい
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