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室蘭住民のブログ

室蘭の住民による、環境系ニュースのアーカイブ。日付が後追いになる場合もあります。リンクフリー。

■【室蘭・廃炉金属】(2018,3,22)原発の金属廃材、再利用ならコストは廃棄の3割(日本経済新聞)放射線量は無視できるレベルというが・・・鉄塔などに再利用

2018年11月22日 12時45分30秒 | 原発廃炉金属
2018,3,22 日本経済新聞

原発の金属廃材、再利用ならコストは廃棄の3割
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28441100S8A320C1L41000/

日本製鋼所と電気事業連合会などは22日、放射能レベルが極めて低い原子力発電所の金属廃材について、再利用技術の実証実験の結果を公開した。室蘭市内で記者会見を開き、再利用した場合には廃棄に比べ、コストを3分の1程度に抑えることができるとした。今後は電力会社向けに再利用拡大をめざす。

日本製鋼所室蘭製作所が試作した放射性廃棄物処分容器(2017年2月、室蘭市)
画像(リンク先にて)


使ったのは、放射性物質がほとんど含まれていないという「クリアランスレベル」の金属。原子炉等規制法によって、放射性物質として扱わないものと位置づけられている。経済産業省はクリアランス金属を安全に再利用する技術を2018年3月までに確立することをめざしており、日鋼室蘭製作所などが試作品製造を受託していた。

会見では試作した放射性廃棄物処分容器に関し、加工前後の放射線量や空間放射線量などのデータを提示。人体の健康に対するリスクが「無視できるレベル」とした。

電事連では廃炉のコスト抑制のため、同金属を鉄塔などに再利用していく考えだ。搬入・搬出時に測るクリアランス金属の放射線測定データは、地元に不安を与えぬよう一般公開を検討する。


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■【室蘭・廃炉金属】(2016,7,7)廃炉原発の金属60トン室蘭に

2018年11月22日 12時28分44秒 | 原発廃炉金属
北海道新聞 2016,7,7

廃炉原発の金属60トン室蘭に 日鋼で再利用試行 線量は基準内 (北海道新聞)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/167.html
阿修羅より


【室蘭】廃炉となった原発の金属廃棄物の再利用技術を開発する国の事業の一環で、資源として扱える金属60トンが7日午前、室蘭市の日本製鋼所室蘭 製作所に搬入された。廃炉原発で使われていた金属が道内に持ち込まれるのは初めて日鋼はこの金属で、低レベル放射性廃棄物の処分容器3個を試作する。

 金属は炭素鋼。解体工事中の日本原子力発電東海原発(茨城県東海村)で、燃料取替機を移動させるレールとして使われていた国は国際原子力機関 (IAEA)の安全指針を踏まえ、金属廃棄物を資源として再利用できる基準を、人体が受ける放射線量で年間10マイクロシーベルト以下と法令で定めた。日鋼は安全性が確認されているとして事業を引き受けることにした。

--------(引用ここまで)-----------


放射能を帯びた廃棄物は再利用するべきではありません。
いくら基準を設けたところで、必ず不正が起きて危険なレベルの廃棄物が出まわり再利用されます。

台湾では、放射能汚染された鉄筋がアパートに使われ、深刻な被害が出ました。

1980年代に建設された台北市の「民生」アパートで、住民300人のうち14人に甲状腺がんが発生、
染色体にも異常が見られました。
アパートの鉄筋にコバルト60が含まれていて、年間1000ミリシーベルト(毎時114マイクロシーベルト)もの
放射線を発していたことが原因でした。一般人の被ばく限度の1000倍です。

実は1985年には鉄筋が放射能汚染されていることがすでにわかっており、台湾原子力委員会の所長が
隠ぺい工作を指示したことが判明し、有罪になっています。

ほかにも放射能汚染された鉄筋を使っているビルが140棟、一般家屋は1500棟もあり、
取り壊しには莫大な費用がかかるので放置されているそうです。

汚染の原因は、鉄筋の製造過程で医療用または工業用の放射性物質が混入したか、
鉄筋の材料が汚染された鉄くずで、原発で廃棄され違法に民間廃品回収業者に流れたものか、
あるいは海外から輸入されたものと見られています。

日本でもこのような汚染騒ぎはすでに起きています。
4年ほど前にブリヂストンの中国製自転車カゴからコバルト60が検出され回収になりました。

放射性廃棄物の再利用により、こういった汚染事件はこれから激増するでしょう。

新居を決めるときは、簡易線量計でもよいですから必ず屋内外の線量をチェックしましょう。
どんな建材が使われているかわかりません。

何かものを購入したときも、線量をチェックすべきです。とくに子供が使うものは要注意です。

面倒極まりないことですが、原発と共存するということはそういうことなのです。


(関連情報)

※「特命リサーチ200X 忍び寄る放射線の恐怖。民生アパートの場合(番組の内容を書き出しました) 」
(みんな楽しくHappyがいい 2011/10/03)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-927.html

※「ブリヂストン:中国製自転車かご コバルト60を検出 (毎日新聞)」(阿修羅・赤かぶ 2012/4/19)
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/925.html

※「新築マンション基礎コンクリートが高汚染 子どもの被曝で判明 社長が被害を過小評価か
(ざまあみやがれい!) 」 (阿修羅・赤かぶ 2012/1/16)
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/260.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ここまで全て阿修羅より引用です。


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■【室蘭・廃炉金属】(2016,7,8)東海発電所(茨城県)から室蘭へ はじめての廃炉金属の本格的再利用の試み

2018年11月22日 12時03分01秒 | 原発廃炉金属
毎日新聞 2016,7,8
日鋼室蘭製作所 廃炉原発の金属搬入し再利用へ /北海道
https://mainichi.jp/articles/20160708/ddl/k01/040/236000c

廃炉作業中の日本原子力発電東海発電所(茨城県)から発生した金属廃棄物約60トンが7日、室蘭市の日本製鋼所室蘭製作所に運搬船で運び込まれた。再利用して容器の試作品を作るためで、原発の廃炉金属の本格的な再利用の試みは初めて。

 原子炉等規制法は原発解体で生じる金属などの「安全に再利用できる基準」(クリアランスレベル)を規定。「クリアランス制度」では、この基準を…

(有料記事のためここまで)

写真・・・金属廃棄物が入った容器のふたを開け、放射線量を測る日鋼室蘭製作所の社員=室蘭市で
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●写真から、気になった点
サーベイメーター?での計測では、部分部分の線量しか計測できないと思うのですが。
シーベルトしか計れない。
それと 作業員がマスクもしていない。防護服も着ていない。計測する前からこんなに油断していていいのだろうか。


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■【室蘭・廃炉金属】(2018,3,23)事業成果報告会 放射性廃棄物収納容器試作

2018年11月22日 11時48分51秒 | 原発廃炉金属
室蘭民報 2018、3、23 朝刊

室蘭で放射性廃棄物収納容器試作の事業成果報告会

日本製鋼所などは22日、経済産業省からの委託事業で、室蘭で実施した原子力発電所由来の再利用可能金属(クリアランス金属)を加工し、放射性廃棄物を収納する容器を試作した※事業報告会を室蘭市東町の胆振地方男女平等参画センターで開き、同金属再利用の実現可能性を確認し材料規格化を進めるとともに、容器以外の用途も検討する方針を説明した。

 日鋼と神戸製鋼所が国の委託を受け、2015年度(平成27年度)から3カ年で、放射線濃度が国際基準より極めて低く、自然放射線量の100分の1以下(最大年間0・01ミリシーベルトを超えない)の原発廃炉過程で発生するクリアランス金属を使い、高濃度の放射性廃棄物を収める処分容器の安全性を含めた製造プロセス開発を目指した。

 最終年度の17年度は2年間の基礎試験、実証試験の成果を踏まえ、将来的な需要を見据えた材料規格案をまとめ、経済合理性について評価を行った。

 市民ら約50人が参加した報告会では、同金属を内容器として再利用が可能と結論付け、室蘭製作所への材料の搬入から試作品製造までの放射能測定結果は「工場周辺への影響がなかった」とし同金属の安全性を確認、通常の金属スクラップとして取り扱う可能性を明らかにした。

 室蘭で試作品製造に使った同金属60トンは、低レベル放射性廃棄物を運ぶ運搬船(建造中)のバランスを取るためのカウンターウエートに再利用したことも説明。今後は内容器以外の電力関連部材として再利用を検討する。
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※経済産業省委託事業「原子力発電所等金属廃棄物利用技術開発」事業報告会
平成30年(2018年)3月22日
平成27~29年度事業成果

㈱日本製鋼所
㈱神戸製鋼所
電気事業連合会

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