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室蘭住民のブログ

室蘭の住民による、環境系ニュースのアーカイブ。日付が後追いになる場合もあります。リンクフリー。

■【室蘭・廃炉金属】(2018,10,13)ブログで紹介いただきました

2019年02月23日 16時42分20秒 | 原発廃炉金属
以下、抜粋して転載させていただきます。室蘭に思いを寄せてくださり、ありがとうございます。

https://blog.goo.ne.jp/hitorasiku/d/20181013

室蘭での原発廃炉金属処理に反対する

先日、室蘭の方にお話を聞く機会があり、そこで重大問題が起きていることを知りました。皆さんにもぜひ知っていただきたい問題です。

 茨城県・東海原発の廃炉によって出された放射性物質を含む金属60トンを、日本製鋼所(日鋼)室蘭製作所に運んで加工するというプロジェクトが、市民に一切知らされることなく、極秘で行われたということです。放射性物質が検出され、加工工程で放出されているにもかかわらず、住民への告知は事前説明会ではなく、報告会として事業実施後に行われるというとんでもないものでした。

 このプロジェクトに反対する室蘭市民を中心に作られた市民団体「原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会」の計算によれば、放射性物質は3500万ベクレルも含まれていました。そのうちの9割はトリチウムと炭素14、そしてセシウムですが、これ以外のものも含め、計11種類の放射性物質が含まれていることがわかったのです。ストロンチウム90やプルトニウムなど、きわめて危険なものも含まれていました。

 日鋼は、こうした原発廃炉金属の取扱について、「放射線測定や地元への情報提供等については、通常の金属スクラップと同様の取扱を行っていきます」と説明しています。放射性物質としての特別な扱いはしないと宣言したのです。一般の産業廃棄物同様の扱いとして、焼却炉で燃やし、煙突にもバグフィルターさえ付けないというのですから正気の沙汰とは思えません。

 そもそも、60トンの金属から3500万ベクレルですから1kg当たりでは583ベクレルとなりますが、原子炉等規制法では廃炉によって生じた物質を放射性物質として取り扱わなくてもよいとされる「クリアランスレベル」をあくまでも1kgあたり100ベクレル以下としています。福島原発事故後、除染で出た廃棄物を再利用する場合に限り、1kg当たり8000ベクレルまで再利用を可能とする大改悪が行われましたが、これは福島第1原発事故後のいわゆる「除染特措法」で定められた基準であり、福島第1原発事故で出た除染廃棄物に限っての特例措置です。東海原発の廃炉によって出た金属には除染特措法は適用されず、この水準での放射性物質の環境中への放出は違法行為に問える可能性があります。

 この数値さえ、まともに信頼できるものかどうかはわかりません。汚染数値の分析を担当したのが、神戸製鋼とその子会社コベルコ科研だったからです。神戸製鋼が起こした昨年のデータねつ造事件をご記憶の方も多いと思います。

 とはいえ、相手は遵法精神などひとかけらもない、無法者の原子力ムラです。事実をつかんで追及しても、大人しく法律に従うとは考えられません。電力会社には日本の憲法も法律も及んでいないことが、この間の経過から明らかになりつつあります。政府も裁判所も電力会社の味方です。私たちの味方は私たち自身以外に誰もいませんが、あきらめることなく、情報公開で正確な数値を出させ、100ベクレル以下に抑えるか、こうした汚染金属の処理自体をやめるよう、日鋼に圧力をかけなければなりません。

 同時に、国に対しては総量規制を導入するよう求めるべきでしょう。1kg当たり100ベクレル以下に薄めさえすれば、永遠に放射性物質を環境中に垂れ流し続けられるようなシステムはおかしいと言わなければなりませんが、これは何も放射性物質に限ったことではありません。ダイオキシンなどの汚染物質も、日本には単位重量当たりの濃度規制、つまり、重さ何kg当たり何グラムまで、といった形の規制しかなく、総量でこれ以下、という規制がありません。このため、どのような汚染物質も薄めさえすれば永遠に垂れ流し続けられるシステムになっています。だからこそ政府は今、トリチウム汚染水もこの方法でごまかし、逃げ切ろうとしているのです。汚染物質に対して総量規制を設けないと、日本はいずれ人の住めない場所になってしまうに違いありません。

ーーーーーここまでーーーーー

太字の部分はちょっと違うかな?と思ったので書いておきます。
極秘 ではなく、かなり限定的な情報の流し方だったので事業報告会があまり一般の人に知られなかったと感じています。

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■【室蘭・廃炉金属】(2019,2,20)廃炉金属の再利用を監視する市民の会 陳情書提出(新聞記事あり)

2019年02月22日 11時00分13秒 | 原発廃炉金属
<市民の会より>
会としては今議会に請願書を提出するべく急ぎ準備をしていたのですが、急遽、事情により陳情書の提出となりました。
会員のみなさまへは事情について簡単にお知らせしました。
数名の議員さんや関係者のみなさまに慌しくも
お時間をとっていただき、なんとか提出することができました。
ありがとうございます。次の仕事も時間が迫っています。

当日は、北海道新聞、室蘭民報の記者に来ていただき、
北海道新聞と室蘭民報webに掲載いただきました。
以下に転載します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■北海道新聞 2019、2,21(木)
廃炉金属再利用で
情報公開求め陳情

室蘭市議会に市民団体



市民団体「廃炉金属の再利用を監視する市民の会」は20日、情報公開や放射性物質のモニタリング調査義務付けなどを求める陳情書を室蘭市議会に提出した。陳情書では
①廃炉金属搬入時の情報公開と、問い合わせ窓口の設置
②放射性物質のモニタリング調査と第三者機関による同様の調査ー
を求めている。
同会の池弘美共同代表は「無用な心配を防ぐため測定と情報公開が必要不可欠」と話す。
当初は市議会で採択されれば法的拘束力を持つ請願書での提出を目指していた。請願には仕儀の紹介が必要で、一度は紹介を引き受けた議員もいたが、直前に断られたという。
廃炉金属を巡っては、日本製鋼所が2015年度から3ヵ年の国の実証実験に参加。
16年に東海原発から金属廃棄物60トンを室蘭に運び入れ、低レベル放射性廃棄物の処分容器を試作していた。その後、処理は行われていない。(田島工幸)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■室蘭民報社web  2019/2/21 14:07
廃炉金属の情報開示求め陳情書
室蘭市議会に市民の会提出
https://this.kiji.is/471160548755620961

原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会(池弘美、大倉幸子、椿曜子共同代表)は20日、「原子力発電所廃炉金属の加工再利用事業の情報開示に関する陳情書」を室蘭市議会に提出した。
 同会は廃炉金属を使って加工実験を行った日本製鋼所に、詳しい情報の公開や、問い合わせの窓口設置を求め、昨年11月に発足した。
 この日は共同代表3人が市役所を訪れ、佐賀孝志事務局長に陳情書を手渡した。「環境や健康への影響はないとの実験に関する事業報告があったが、不安は払拭(ふっしょく)されていない」として、情報公開などの対応をしてもらうよう企業への働き掛けを求めた。
 池共同代表は「市は地元企業と信頼関係を築いており、地域住民とつないでいただきたい」と話した。
(林帆南)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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■【投票受付中】(2019,2,10~)Change.org北海道と廃炉金属

2019年02月10日 13時28分06秒 | 原発廃炉金属
こちらの「廃炉金属ウォッチャーズのページ」から転載です。
https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/2019/02/changeorg20192.html
~~~~~~ここから~~~~~~~~
★以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「北海道室蘭で原発廃炉金属の再利用のための加工実験が行われたことを知ってほしい。」
http://chng.it/DscDNRRH
知っていただくことに重点をおいています。100名の投票を目指しています。よろしくお願いします。
2019,2,10開始(廃炉金属ウォッチャーズ)
★こちら↑への賛同は広告効果があるだけなのですが、市民の会↓への「会員」登録をいただけると私たちの力になります!会費は無料でお名前も非公表ですので、どうかよろしくお願いします。(会のアドレス→saiensuki@frontier.hokudai.ac.jp)お名前も出していいよという方は「賛同者」となります。
・賛同者、会員数の最新情報
https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/2019/02/20192.html
・発足の経緯
https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/2019/02/blog-post.html
・発足記者会見(2019,2,7)
https://hairokinzokuwatchers.blogspot.com/2019/02/20190207.html
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
★Change.orgとは?
「変えたい」気持ちを形に・・・https://www.change.org/about
「世界中のどこにいてもキャンペーンを立ち上げ、賛同を集め、デシジョンメーカーに働きかけることができる」サイトです。
~~~~~~ここまで転載~~~~~~~

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■【室蘭・廃炉金属】(2019,02,07)原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会(新聞記事)

2019年02月03日 22時04分23秒 | 原発廃炉金属


2019年(平成31年)2月8日(金曜日)北海道新聞
廃炉金属再利用を監視
室蘭での実験受け 市民の会結成

廃炉原発の金属廃棄物を再利用する国の実証実験が日本製鋼所室蘭製作所で行われたことを受け、放射能の影響を懸念する西胆振の住民らが「監視する市民の会」をこのほど結成した。
7日に室蘭市内で記者会見し、日鋼が今後も再利用を行う場合は情報公表を徹底するよう求める考えを示した。
室蘭に拠点を置き、会員は西胆振や道内の45人。共同代表の椿曜子さんは「情報開示されなければ不安は解消されない」と話した。
国は、廃炉廃棄物のうち放射線量が基準値(クリアランスレベル)以下の金属の再利用を認めている。日鋼は経済産業省の委託を受け、2015年度から3ヵ年の実証実験に参加。日本原子力発電東海原発(茨城県東海村)から出た金属廃棄物60トンを室蘭に運び、低レベル放射性廃棄物の処分容器2個を試作した。
 18年3月、室蘭市内で日鋼など3社による報告会が開かれ、製造した容器や周囲の空気中から放射線量の異常値は確認されなかったとの調査結果が公表された。その後、室蘭で処理は行われていない。
 国が基準値以下の放射線量と認めた金属は、一般のスクラップと同様に扱うことができる。情報公開は義務づけられていないが、椿さんは「長い時間をかけて汚染されるのではないかと不安だ」、共同代表の大倉幸子さんは「廃炉金属処理が室蘭で行われたことはあまり知られていない。会員の輪を広げたい」とそれぞれ会見で訴えた。同会への問い合わせはsaiensuki@frontier.hokudai.ac.jpへ。(横山清貴)
写真:記者会見する椿さん(右)、大倉さん(左)ら「監視する市民の会」のメンバー。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
廃炉金属の再利用監視 2019/2/8 14:12 室蘭民報社 webより
市民の会発足、室蘭に事務局
https://this.kiji.is/466453890147681377
原発廃炉金属の再利用を監視する市民の会がこのほど、室蘭市に事務局を設置し発足した。国が一般廃棄物として扱えると定めるクリアランス金属を使った加工品の試作を行った日本製鋼所に対し、話し合いの窓口設置と情報公開を求めていく方針。
 同会は昨年11月、池弘美さん、大倉幸子さん、椿曜子さんを共同代表に道内の45人で発足。同社の室蘭製作所は2015年(平成27年)から3カ年で金属容器を試作し、事業は終了している。事業期間中、試作品や周囲で放射線量の異常値は検出されなかった。椿共同代表は「放射線量が基準値以下だったというが不安」とし、同事業の安全性や方向性を含め情報公開を求めるとともに、室蘭、登別、伊達の3市への請願などを目指す考え。
事務局は室蘭市中央町3・5・7に置く。
問い合わせはファクス0143・22局6787番、
Eメール(saiensuki@frontier.hokudai.ac.jp)へ。
(粟島暁浩)
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■【室蘭・廃炉金属】(2017,6,28)日鋼「クリアランス金属の再利用技術開発」事業報告会

2019年01月24日 19時46分19秒 | 原発廃炉金属
ベクレルフリー北海道 のページより転載です。
http://becquerelfree.hatenadiary.jp/entry/2017/09/07/130842

室蘭市2017年6月28日事業報告会「クリアランス金属の再利用技術開発」配布資料



8月29日参議院議員空き缶で行われた核ごみに関する政府との会合において話題にした室蘭市でのクリアランスレベルの放射性廃棄物加工事業に関する報告会について、会合では配布資料を得られなかったため、問い合わせました。

日本製鋼所と神戸製鋼所は、平成27年度より経済産業省委託事業「原子力発電所等金属廃棄物利用技術開発」として、原子力発電所の廃止措置で発生する再利用可能金属(クリアランス金属)の再利用技術開発を行っています。

平成28年度の結果と平成29年度の計画について

http://www.fepc.or.jp/nuclear/haishisochi/clearance/pdf/nucl_haishi_cle_state13.pdf

6月28日に室蘭で行われた事業報告会配布資料

電気事業連合会、経済産業省のHPなどに紹介されていますが、たどり着くことが難しいため、情報共有のため、掲載します。

https://blog.goo.ne.jp/admin/newentry/#

https://blog.goo.ne.jp/admin/newentry/#

ベクレルフリー北海道および 核ごみ問題研究会は、クリアランスレベルであっても道外の核施設で発生した放射性廃棄物を北海道内に持ち込むことに賛成していません。

https://blog.goo.ne.jp/admin/newentry/#
北海道新聞 2017年9月7日朝刊掲載記事(細川記者)


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