不思議な時間を過ごしています！

　ハルが亡くなって１０日が経ちました。

２か月くらいの介護生活でしたが、最期の少しの間だけ寝たきりだったので、
の中にハルが居ない、ちょっと不思議な時間を過ごしています。

朝起きた時に、布団の足元にハルが寝ていなかったり、
新聞を広げた時に、邪魔しに来るハルが居ない・・・
いろいろな瞬間にハルが居ない事を感じています。

１歳違いの兄弟と思われたハルとチイちゃん。
実は２匹共に「吐き癖」があって、毛玉やフードを吐く事がちょくちょくありました。
それも生活スペースから少し離れて、玄関だったり・・・。
なので、玄関にを出したままにしておくと、
朝には・・・という事もしょっちゅうでしたので、
靴は必ず、棚にしまってありました。

帰宅して靴を脱ぐ時、
「あっ、出したままでも大丈夫なんだ」・・・と、
居なくなってしまった事を、改めて感じる事もあります。

そして、笑多とルンルンと・・・
ワンコさんニャンコさんの組み合わせ。

仕事に出かけるときは、笑多に「笑ちゃんがお兄ちゃんだから頼むよ」と言い聞かせています。

ビビりの笑多兄ちゃん。
新入りの白猫ルンルンの事が気になってしょうがないけど、
代替わりをしながら、時間が過ぎていきます。

ハルは・・・。

　私にとって特別な子でした。
大好きだった春美さんが亡くなって、私の事を心配した友人がすすめてくれて私の家族になりました。
名前も春美さんから拝借して「ハル」。
平成１６年の春の事でした。

翌年には、爺ちゃん婆ちゃんと一緒に暮らし始めたから、
一番付き合いの古い子。


小さい頃はやんちゃで、私の手はいつもキズだらけで、
子猫相手に育児ノイローゼになりそうでした。

神経質で人見知り。
来客があっても、ほとんど隠れてしまうけど、
気になるお客さんの事は、まず玄関で靴の匂いを確認してから登場～
慣れると、お客さんに対しても甘えん坊になりました。

１４歳と１０か月の猫生（人生）。
最期はガンになりましたが、それまで元気に育ってくれた事、
３回もの引っ越しにつきあってくれた事、
私の家族になってそばにいてくれた事・・・
全てに感謝です。

に保存した、小さい頃からの写真を眺めながら、
ハルとの生活を思い出しています。

ハルも。。。

　昨日、ハルは虹の橋を渡って行きました。

前回のブログ更新後は餌を食べなくなり、
缶詰にお湯をかけて延ばした物の上澄みを飲む程度でした。

それも数日で飲まなくなり。。。
１月の終わり頃からは、水を飲むだけでした。

だんだん歩けなくなり、おむつをしましたが、
頑張って歩こうとするのがニャンコさんの本能です。

身体もますます痩せてしまい、ベットの上で横になる毎日でした。
いよいよ旅立ちが近づくと、
身を隠すようにクローゼットの奥に。。。

これも本能でしょうかもしも敵が来た時に戦えない、
絶対勝ち目がない・・・時に身を隠します。

おむつ替えの時だけ、クローゼットから出して終わると定位置に
・・・といっても、頭だけを奥に向けているので、
私の方からはいつも尻尾が見えていて、
声をかけると、尻尾をゆっくり動かして応えてくれました。
それが安否確認の合図

そんな毎日でしたが、仕事に行ったり用事があって出かける事もあって、
せめて最期は看取ってあげたい・・・というのが、
私の願いでもありました。

この半月ほどは、昼休みの１時間を片道２０分かけて戻り、
様子を見たりお世話をして、職場に戻る・・・生活をしていました。

亡くなる前日まで、クローゼットの奥で自力で水を飲んでいましたが、
いよいよ水も飲めなくなりました。

昨夜、見守る中、時々深い息を何回か繰り返して旅立って逝きました。
穏やかな最期でした。

　今は、仏壇の前にハル、チイちゃん、ジャックのお骨が並んでいます。
で～んと陣取って、爺ちゃんと婆ちゃんのお位牌を奥の方に追いやっています。