みゅう'ずみゅうじあむ

猫2匹とダンナとご隠居と共に宮崎で暮らす主婦が個人的好み全開で語るブログです。時々アマ劇団員として暗躍しています。

平清盛~第19回「鳥羽院の遺言」

2012-05-24 | NHK大河ドラマ感想

…2週間ほど遅れの更新になってしまいました。
ちなみにこれ第19回感想です、って…ダメダメじゃん!
けど、それと相反するように大河がむっっちゃ面白くなってきたーーーー!!


今回のせつなすワード…(´・ω・`)


説是我子

今回は、第一部をぐぐーーーっと血管演技(どんなんやw)でひっぱってきた、鳥羽院最期の回でした…。なんだか、全体的に「鳥羽ちゃんお年を召したのね…」と切なくなるシーンが多く、極端な話今までのどの回より、鳥羽ちゃんの勢いがなかった。老いは悲しい。でも得子に見守られ一面の菊の花の中眠るような静かなお顔を見てこちらもなんだかホッとしました。これからの争いごとにはもう巻きこまれずにすむのよねぇ、と。(ところでこの場合の菊は、得子さんを象徴する花ってことでなく単に葬送の花という意味合いでいいのかな?)鳥羽法皇@三上博さま、本当に素晴らしかったです。この人なくしてここまでの「平清盛」は決して語れませんでした。忠盛さんと並んで第一部の主役と言ってもいいと思います。どうぞ安らかに…。

しかし、目の離せない、そして涙腺が休まる暇のない、素晴らしい回でした。もともとノベライズ2巻はほとんどタオル片手に涙と鼻水でボロボロになりながら読んでいたので分かっちゃいたんですが、あらためて映像で観ると感動もひとしおですね。

やっぱし話の糸が保元の乱に向けてどんどん絡み合っていく様がすごくドキドキします。第一部はそう考えると、歴史的な大事件というかそういうのがホントになかったんだなーと思いました。それで第一部ずっともたせるにはやっぱあの鳥羽たまコンビの愛憎劇場が必須だったんでしょうね。(まぁ、第5回の海賊話はいらんとも思ってたけど…細かく伏線が回収される様を見ていると、あれも大事なパーツに思えてきた…。)

んで!
清盛が相当良くなってきました。

「もう覚醒するなんて期待しない」

と以前の感想で言い切った私ですが、軽やかに前言撤回します(笑)やっぱし、松ケンは役にハマれば豹変できる人だ!(ハマらないと悲惨だけど…)


鳥羽院危篤の際

「少しばかり遅うござりました、上皇様。私には私の…守るべき物がござりまする。」

と、宋剣をつきつけて崇徳上皇に相対した時の目なんかもう…胸がつまりました。もろに刀を向けるのはちょっとなーと思ったけど、逆にそこまでやってこその決意表明か。

鳥羽院崩御を知らせる鐘の音が聞こえ、上皇が

「父上…」

と呟き、抜け殻のような表情で背中を向けた瞬間の清盛の顔は、今までに見たこともないような悲しい辛い表情に一瞬で変わってました。
そして、そのまま雨に濡れながら一人フラフラと去って行く上皇の背中を、涙をぐっと堪えて決然とした表情で見送る清盛…。

…泣きました。泣かせていただきましたともさー
ノベライズでも、しゃっくり止まらなくなるくらい泣いたけどね。

 

うん!もう多分大丈夫!中二病&喚きまくりの清盛は完全卒業です!

覚醒した…と思ってよいよね?(まだ疑ってるんかw)

 

ピンポイント感想

平氏一門の、天パ滋子(成海璃子)さんに対するワクワクドキドキな盛り上がり方が面白かったです、かなり笑わせてもらいました。いやー平氏パートはこういうとこ和むなぁ…特に忠正おじ!!そこで、思わず腰を浮かすな!!(笑)…しかし、今後の展開を考えるとこういうシーンが微笑ましいほど、辛くなるな…(涙)

鸚鵡と普通に会話する頼長サマ…夢の話なんかして、なんかかわいそす(涙)しかも、お父ちゃんにまで「悪左府」呼ばわりされて、見放されちゃってるし…。なんかねー保元の乱って、気持ち的には崇徳さまと頼長さまのタッグに肩入れしたくなるんだけど…見るからに負けそうなタッグだよね(涙)

名作「ちりとてちん」からまた一人参戦!(笑)悪源太こと源義平@浪岡一喜さん登場です!いっやーーーワルい顔してたわ~~ワイルドだわ~~(笑)大好きですけどねw

それにしても、上の義平登場のシーンも含め、源氏のシーンはかなり血生臭い。そして悲しい…。けどそこがイイ!!すごく源氏に肩入れしてしまいます…。ダメ義さんが本当に老いてて切ない。鎌田通清の「正気にござりますか!!」の叫びが悲痛でした。

「あ・な・に・く・し」マイラバ崇徳様の「縦(横)読み」キターー!(史実ではありませぬ)。それが分かって動揺しまくり、うろたえる鳥羽ちゃんの様子を、冷ややかに見つめる信頼・成親の表情&信西がブラック感満載で良かったです。てか、信頼って、塚地さん…(笑)まぁ麻呂っぽいっちゃ麻呂っぽいか。

そのマイラバ崇徳様、今回も悲しかった…。「得是我子」と書かれた写経を破る時の、ぽっかりと穴の空いたような暗い目が印象的でした。父の死に目にも結局会えず、清盛にも「遅いわボケ」とか言われ、剣をつきつけられ、失意の中人払いをして雨に濡れそぼり歩くさまは…もうなんか、観てて胸が苦しかったです。ほんで雨の中頼長サマと出会ってしまうわけですか…。

♪どぼじでどぼじでわーたーしーたーち出会ってしまぁぁーったーのだろー♪ byユーミン(古)

 

さて、書き終えたですが…もう気持ちはみな先日の第20回「前夜の決断」に行ってると思うので、この感想を読んでる人はほぼいないと思われます

というわけで、第20回「前夜の決断」と感想同時アップw



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2 コメント

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Unknown (H)
2012-05-24 22:09:10
はじめまして
ちゃんと読んでますよ。
私は平清盛を録画してなかなか見ない日があるので、遅れてます。
見てから他の方の感想を読むので・・・
ありがとうございます! (みゅうた)
2012-05-25 01:28:04
>Hさま
はじめまして~!
こんな駄文を読んでいただき、コメントまでいただけて光栄です。
ありがとうございます。
Hさんと同じく私も、観たあとに他の大河感想ブログ巡りをしているので、そっちが面白くてついつい自分の所がおろそかになってしまいます(笑)

これからも、こんなペースですがボチボチ更新していきますので、またよろしければ遊びに来てくださいね。