西風~年がら年中真っ黒け~!

686/~小学校分校60年で4600校が166校に激減 兵庫では1校だけに・・・


広島県山県郡安芸太田町立井仁小学校 1975年3月休校(2006年10月撮影)※地域の集会所として現存 ※画はイメージ

『小学校分校60年で4600校が166校に激減 兵庫では1校だけに』神戸新聞NEXT 12/11(日) 11:00配信より

通学が難しい山間部などのへき地に設けられた分校が、道路交通網の発達や少子化などの影響で姿を消しつつある。60年前は全国に4600校以上あった小学校の分校は、2016年春には166校に。兵庫県内では今年、朝来市の2校が廃止となり、残るは香美町の1校になった。(黒川裕生)

広島県山県郡安芸太田町立猪山中学校 1997年3月休校⇒解体(2006年7月撮影)※画はイメージ

 香美町香住区余部(あまるべ)、海沿いの山中に余部小学校御崎(みさき)分校がある。地元の集落は17戸。現在、在籍しているのは3年の岡田若菜さん(9)1人だけで、週の大半は担任の中村仁美教諭と2人で過ごす。

 集落のある御崎地区から麓の本校までは約4キロの細い山道で、子どもの足では厳しい。このため1915(大正4)年に同分校が開校。集落の子どもは3年までは分校、4年からは本校に通う。

「御崎では分校に行かせるのが当たり前。自分もたくさんの思い出がある」と若菜さんの父で同分校出身の良さん(35)。今春本校から赴任した中村教諭も「教え子と1対1。教育の究極の姿です」と充実感をにじませる。

広島県山県郡安芸太田町立猪山中学校 廊下 1997年3月休校⇒解体(2006年7月撮影)※画はイメージ

 一方、当の若菜さんは「1人はさみしい。早く本校に行きたい」と複雑な表情。母の和代さん(34)や祖父母も「先生に手厚く見ていただいてありがたいが、さすがに1人はかわいそう。今は本校までバスもあるし…」と、分校に対する思いには家族間でも温度差がある。

 深刻な少子高齢化が進む同町は2年前、当面は分校を含む小規模校を統廃合しない方針を打ち出した。来春から若菜さんは本校に通うが、同分校には妹の真菜ちゃん(6)が入学する。集落には真菜ちゃんの1学年下にも子どもが1人いるといい、同分校は少なくとも4年先までは存続する見通しだ。

  ■  ■

 文科省によると、小学校の分校は1955(昭和30)年には全国に4653校あったが、その後は急速に減り続け、今は166校。都道府県別で最多の和歌山県には11校があるが、同県教委によると7校は休校中といい、実際に児童がいる分校は166校よりかなり少ないとみられる。

 朝来市教委によると、今春廃止された同市の2校(糸井小学校朝日分校、竹田小学校藤和分校)は、10年以上前から休校していたという。

※今までかなりの数の学び舎~特に木造校舎を写真に収めてきた。と、言ってもここ数年は木造校舎巡りなんて行ってないなぁ~・・でも近年は木造学舎なんて皆無に等しいくらい見なくなったのが現実なんだが・・・
 7~8年前までは捜せば何とか遭遇できていたが、今では滅多に見る事はない~やはり「休校」⇒「廃校」⇒「解体」の運命を迎える事になる。
 学び舎は地域の宝ではあるが、やはり「保存」するにしても現実莫大な経費がかかるのだ・・・それにしても寂しい記事だなぁ~( ノД`)シクシク
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