昨日、日経平均は86円高と再び10100円台にのせてきた。先週末のNYダウが下落していたにもかかわらず、それを上回る程の買い圧力が未だ市場に根付いているということだろう。為替も1ドル84円台に上がってきたことから、一般の投資家たちは先行きが明るくなってきたのかと、捉えるかもしれない。しかしそれは完全に今日の相場に翻弄されていると言ってよいだろう。
ドルが円安に振れているといっても、それはドルだけであり、ユーロにおいては円高が進んでいることは最近のブログにて何度も述べた。そして何よりも重要なことは、すべての通貨に対して米ドルが上昇しているということである。ここでもまた「全てが一体となったマーケット」の影響を感じられるわけだ。
今年の夏以降、Fedがより一層の米ドル毀損を掲げたこともあって、米ドルが大きく下落したことは記憶に新しい。そしてそれは多くの金融資産を、買われすぎの状態から、あまりにも危険すぎるところまで買われるという状況を導いてしまった。
それゆえに米ドルが反転すると、これまでとは一変し、すべてのものが逆流を始めるのだ。そして今回の米ドルの上昇が信憑性のあるものと裏付けるのが今日の円と米ドルの関係だろう。これまでドル以上に強いのが円であったことから、市場に不安が広がると一番に円が買われるというシナリオがあった。しかしそれが今日、少しずつ崩れだしている。
また日本の新聞を含めたメディアはドル高円安により、今はそれほど為替を問題として取り上げていないが、問題は着実と進んでいることは、もうお解かりだろう。日本のマーケットだけを眺めていては実感がわかないかもしれないが、ユーロやポンド、豪ドル、そして加ドルといった主要通貨に対する米ドルの動きはもはや完全にブルの兆候が伺える。思い起こせば、昨年もこの時期から米ドルが買い戻されはじめたのは記憶に新しい。
さてマーケットの反転を探っていると、先週に1つのサインとも取れる変化が見受けられたのだ。それはドル建てのLiborである。今年の6月以降下がりっぱなしの、この銀行間金利が先週水曜から3営業日連続で上昇したというものだ。もちろんまだこれだけの上昇であるから、確実かどうかはわからないが、一辺倒で下がっていただけに、これの上昇は非常に興味深いのである。
ちなみの直近のよく似た動きとしては今年の3月から4月にかけてであることを覚えておいて損はないだろう。長期の下げ疲れから上がり始めるという展開は非常に前回時とよく似ている。ちなみその直後、今年の5月に株の暴落がやってきたのは言うまでもないだろう。
ドルが円安に振れているといっても、それはドルだけであり、ユーロにおいては円高が進んでいることは最近のブログにて何度も述べた。そして何よりも重要なことは、すべての通貨に対して米ドルが上昇しているということである。ここでもまた「全てが一体となったマーケット」の影響を感じられるわけだ。
今年の夏以降、Fedがより一層の米ドル毀損を掲げたこともあって、米ドルが大きく下落したことは記憶に新しい。そしてそれは多くの金融資産を、買われすぎの状態から、あまりにも危険すぎるところまで買われるという状況を導いてしまった。
それゆえに米ドルが反転すると、これまでとは一変し、すべてのものが逆流を始めるのだ。そして今回の米ドルの上昇が信憑性のあるものと裏付けるのが今日の円と米ドルの関係だろう。これまでドル以上に強いのが円であったことから、市場に不安が広がると一番に円が買われるというシナリオがあった。しかしそれが今日、少しずつ崩れだしている。
また日本の新聞を含めたメディアはドル高円安により、今はそれほど為替を問題として取り上げていないが、問題は着実と進んでいることは、もうお解かりだろう。日本のマーケットだけを眺めていては実感がわかないかもしれないが、ユーロやポンド、豪ドル、そして加ドルといった主要通貨に対する米ドルの動きはもはや完全にブルの兆候が伺える。思い起こせば、昨年もこの時期から米ドルが買い戻されはじめたのは記憶に新しい。
さてマーケットの反転を探っていると、先週に1つのサインとも取れる変化が見受けられたのだ。それはドル建てのLiborである。今年の6月以降下がりっぱなしの、この銀行間金利が先週水曜から3営業日連続で上昇したというものだ。もちろんまだこれだけの上昇であるから、確実かどうかはわからないが、一辺倒で下がっていただけに、これの上昇は非常に興味深いのである。
ちなみの直近のよく似た動きとしては今年の3月から4月にかけてであることを覚えておいて損はないだろう。長期の下げ疲れから上がり始めるという展開は非常に前回時とよく似ている。ちなみその直後、今年の5月に株の暴落がやってきたのは言うまでもないだろう。