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素晴らしき20代

文学部出身の社会人が書くエッセイ評論ブログ。

久々の京都:定食屋と甘味処

2008年02月18日 21時37分58秒 | 日常とか食べ物
 大学卒業後、仕事により久々に京都に一人で行った。まず初めて京阪で京都に向かう。今まで阪急がメインだったから珍しいのだ。

 朝に会社で納品服(正月に買ったデニ厶)に着替えて早めに会社を出ようとしたら、業界で唯一仲がイイSさんが野暮用で来社すると電話が入る。Sさんは歳が近く、なんと言っても仕事関係で唯一の洋楽仲間だ。無茶苦茶に趣味が合う。結局、商談室でCDの交換をしたり洋楽の話をしたりで、かなり話し込んでしまった。うちの事務員で僕が大好きなFさんをSさんに紹介したのだが、Fさんはなんか緊張してて僕と話す時と態度が違う。そりゃSさんは若くてカッコイイけど、他の男性を意識してるFさんを見るのは軽くツライ。

 かなり予定から遅れて京阪に乗る。車窓から初めて見る門真や寝屋川などはただの街って感じで感動は無いが、伏見の開けた土地の眺めはなかなか新鮮だった。
寒波が来てるが、覚悟したほど京都の気温は低くない。

 さて昼飯の調達だ。仕事の都合により三条駅付近で捜す。古い感じの定食屋を捜してたらちょうど良いのを発見。昔ながらの町屋を前面だけ改装した、その改装さえ遥か昔と思われるボロさがいい。中は暗くて狭く、かなりの歳の老夫婦だけで切り盛りしてる定食屋だった。ローカル局のAMラジオが流れ、客は近所の人だけ、席数自体が少ない。定食屋と関係の無い古い木彫りの人形など、どこかのお土産物みたいなのが店の端に雑多に置かれている。地元の人々とのかつての交流の証かのようだ。大学の近くの喫茶店もこんな感じだったなあと思い出す。京都の雑然とした街の様子と店の中の雰囲気はよく釣り合っている。メニューも手書きでごちゃごちゃしていて、本当に今でも注文すれば出てくるのか疑わしいものがある。
 野菜炒め定食と迷ったが、「味自慢」と書かれた天ぷらうどんとライスを注文する。出てきた天ぷらうどんは珍しい味だった。天ぷら自体がかき揚げサイズ一個で、出された時点でかなりダシに浸かってふやかされてる。海老が入ってるがかなり小さい。なにより上に胡椒をかけてあり、とてもスパイシーで、うどん全体の味は油っこいのだ。老夫婦の辿りついた味がこれか…。洗練されてるとは言えないが、悪くはない味だ。勘定後、老夫婦に丁重にお礼を言われながら店を出る。こんな定食屋がいつまで営業しているのかわからない。この古さも雰囲気も貴重だと思い、店の外見を携帯で撮った。
 
 仕事は納品のみで割と早く終わった。さて、今後は帰社ルートを愉しむ時間だ。
三条から四条まで歩き、途中で甘味処に入ると決める。「孤独のグルメ」で見た「豆かん」みたいなものが食べたい。主人公の五郎は自営で輸入雑貨商をやっており、早朝の納品後は飯を食った後「さて、家に帰ってシャワーを浴びて一眠りだ」などと考える。その自由な営業スタイルがうらやましい。自分もこうやって納品後に時間をごまかしつつ遊んで帰るわけだが。
 久しぶりに歩く四条周辺で、学生時代を思い出す。あの頃は金が無くて憂鬱な日々で、買い物や町並みを愉しむ余裕は無かった。卒業直前、不動産チェーンに就職が決まってたのに蹴って、レコードショップのHMVのアルバイトをしながら京都に残った友人Sのことを思い出す。そんなに音楽に造詣が深かったわけでもないのに、今頃どうしてるだろうか。平日の昼間は暇そうな学生ばかりの街。今も全然変わらない。どんより曇った空、三条大橋の冷たい路面。これが京都だ。


 甘味処はすんなり見つかった。京都独特の狭い入口、鰻の寝床状の構造の古い店だ。早速入って座るが、中はカップルが多くて居づらい。外観は古くても、やっぱ若者がデートの途中に寄る和スイーツの店に過ぎないんだなぁと思う。
 まったく店とは関係ないが、隣に座ってる30歳ぐらいの冴えない風体の女の二人組みが、ipodをお互いに聞かせながら洋楽の話をしている。洋楽オタクの女ってこんな人がたまにいるんだよなあ・・・。自分もあと5年ほどで洋楽オタクの30代になるのだが、もっとスタイリッシュでいたい。
 みたらし団子とあんみつのセットを注文する。男一人でこれはつらいが、まあ「俺は和風の軽食がとりたいだけ、文句あるか」と腹をくくって一人で黙々と食べる。みたらし団子は四角くカットされ、行儀良く皿に積まれている。香ばしくて、甘さ控えめで、もち米の味が生きている。普段食べる安物の団子とは全然違う。
 あんみつも寒天が歯ごたえがしっかりしてて、みつの甘さも表現しにくいが、深い感じ。
 メニューの味は文句ないのだが、緑茶が旨くない・・・。あれ?って感じの、味がしない緑茶。加えて湯飲みが百円均一で売ってるものだ。我が家にもあるのでわかる。これが残念!
 他の客が大学生風のカップルで、会話が薄っぺらいのも辛かった。食べ終わって「けっこう腹いっぱいになるな」と思っていたら、勘定の時にやたら高額を言われる。値段のわけを聞いてみると、セットではなく、団子とあんみつの単品の注文と思われたらしい。おいおい、なるほど量が多かったわけだ。しょうがないので請求通りの金額を払おうとしたら、「セットのおつもりでしたか、申し訳ございません」と、セット料金に負けてくれた。助かった。
 店員も調理場の人も学生アルバイトみたいな若い人ばかりで、老舗にしては妙な感じであった。店の店主が若い人に跡を継がせたのだろうか?
 また食べたいが、一人はやっぱりやりにくい。女の子といつか京都の甘味処に来られたらいいのだが。次回は緑茶が旨い店、いや、抹茶を飲める店にチャレンジしてみようと思っている。

 

孤独グルメで浪費して

2008年02月05日 21時46分09秒 | 日常とか食べ物
最近やたらと腹が減る。たぶん「孤独のグルメ」という漫画にハマった影響があるはずだ。
 劇画作家の大御所、谷口ジロー・久住昌之が描く、中年の男がひたすら飯を食う漫画だ。ネットで話題になり、気になってたら営業途中にあった本屋に文庫版があったので購入。想像してた以上に面白い。知らない店で一人で昼食するのがこんなにエキサイティングになるなんて。日常のご飯の楽しみ=人生の豊かさ、であると思える。というか、おじさんになると飯しか楽しみが無くなったりするのかもしれないが。この作品は風景描写とか主人公のちょっとした台詞とか、細部に凝っていて飽きない。不思議な魅力がある劇画だ。
 
 主人公の井之頭五郎が飯を食うように、最近は営業中の昼ご飯にこだわるようになってきた。最近はトンカツ系が続いているのが、自分的に気になっている。もっとレパートリーを広げねば。来月の東京出張でうまい駅弁を旅情に浸りながら食うのを目論んでいる。

 たまに贅沢して焼肉ランチとかに行く。今日はカルビの〇様というチェーンがあったので初めて入った。内装が韓国の御殿風でなんか大げさだ。ハラミランチの肉量1.5倍コースを頼んだ。ちょっと気になったのがキムチは小皿で別料金であることだ。今日日キムチは食い放題の店も多いのに、なんかしっくりこない。
 またライスがお代わり自由ではない。ライス大盛は百円増しだ。まぁ肉を多めにしたからいいか、と思って食べてると全然食い足りない。まさかランチの後にさらにビビンバとか頼むわけにいかないし、実際は食えるのだが金がかかり過ぎるので、ねぎ塩豚カルビを追加してみた。
 これがあまり良い選択でなかった。カルビは旨いのだが、薄切り過ぎて食い応えがほとんどないのだ。薄くてやたら網に焼き付くので、焼いてから取り皿に上げるのに苦労した。結局焼肉屋はそれで切り上げる。あとはコンビニで軽く昼寝した後にサンミーという菓子パンを食べ缶コーヒーで一服。おとなしくライス大盛にすべきだったかもしれない。
 ちなみに焼肉一番とかいうチェーンだったか、ランチにデフォルトでドリンクバー付、御飯もお代わり自由だった気がする。これはサービスが良すぎだろう。そういえば焼肉一番のチェーンがある地域、今年から営業範囲から外されて言ってないなあ。今度、久々に行く用事を作って行こうかな。その店を目指して行くか、あえて偶然の出会いに任せて昼飯を食うか、迷いどころだ。
 
 夕方、どうにも腹がすいてたまらないのでマックのドライブスルーでも行って携帯のクーポンを使おうかと思っていたら、結局ラーメン屋に入ってしまった。キムチ食べ放題が無性に恋しくなったのだ。ラーメンが届く前にキムチとザーサイを小皿に割と大盛りで2皿も食べてしまった。食ってから「食い放題だけどこれって中国産じゃないだろうな」と気にかかる。『このキムチはしっかりと品質管理した協力工場で生産しています』と貼紙がしてある。いや、欲しいのは「国産」の一言なのだが・・・。ちなみに餃子は生産工場の地名までしっかり明記してあった。
 
 その後「今日はランチとラーメンで随分浪費したなあ・・・」と思っていたら、ラーメン屋の駐車場から出る時に近くで同じくラーメンを食べてた工事現場の作業員風のおっちゃんに呼び止められた。「○○まで乗せてってくれないか。タクシーが通らなくて困ってるんだ。」とのこと。知らないおじさんを営業車に乗せるのはどうかと思ったが、「千円払うから」と言われて情けない事に心が緩んでしまった。
 おっちゃん希望の場所まで車を走らせ、車内で話してみるとうちの父親と出身県が同じ。奇遇である。目的地で千円札を頂いて別れた。「じゃ、おじさん気をつけてね」と。ラーメン屋に寄ったら白タクみたいな事をさせられて、ラーメンが600円なので黒字で帰ってしまった。不思議な一日であった。

ドクターペッパーがカムバック!

2006年06月22日 23時01分40秒 | 日常とか食べ物
 ドクターペッパーのペットボトルがコンビニで発売中だ。なんともヒッソリと売られていたので見逃すところだった。
 昨年の今頃も売っていたが、すぐに消えた。日本では定着しないようだ。
 今回もたぶん夏本番までに消えるので、気になる方はコンビニにダッシュして下さい。僕的には去年でもう終わりだと思っていたので、今年もコンビニで会えて本当に嬉しい。

 そして今月末、マウンテンデューの模倣商品、メローイエローがセブンイレブン限定で復刻するらしい。こちらも絶対チェックだ。飲んだらレポートしようと思う。

 復刻マウンテンデュ-の缶も一応飲んで見ようと思い、先日ブラックコーヒーが出てきた自販機で「今度は大丈夫だろ」と思いボタンを押したらまたブラックコーヒーが・・・。ベンダー(自販機会社)ふざけんなっつの。
 別の自販機で買いなおした。
 先日ボロカスに書いた瓶入りと違い、缶の味は結構イケてた。これなら、まだマウンテンデューを名乗っても詐欺には至らないだろう。

 ドクペもデューも、昔はその辺で普通に売られていたらしい。年配の方は知っていると思うので、今回カムバックしたのをご両親に言ったら懐かしがるのではないだろうか。
 この素晴らしい飲料を世代を超えて受け継がねばならない。是非、周囲の方にも宣伝して下さい。

(写真はオーソドックスな輸入版の缶入りドクペ。ソニプラや輸入雑貨店でどうぞ。)

マウンテンデューの受難

2006年06月04日 20時50分09秒 | 日常とか食べ物
WHO KILLED THE MOUNTAIN DEW?
(誰がマウンテンデューを殺ったのか?)

お久しぶりです、会社で徐々に精神が弱ってきている筆者です。しかし周囲の人間に認められるまで、意地でも仕事を続ける覚悟でいます。
今回は先日少し触れた、マウンテンデューについてです。

 マウンテンデューはアメリカのジュースで、日本でもサントリーが生産しているが流通しているのはごく一部の地域だ。千葉と沖縄では普通に売られているのが確認されている。アメリカ本国ではメジャーで、日本におけるファンタや三矢サイダーぐらいの地位にはあるのではないかと思われる。
 そのマウンテンデューが、先月末からコンビニで全国発売となった。自分は春先に通販で箱買いした(千葉のお店よりネット通販)のを飲み尽くしていたため喜んでいた。

 しかし。サントリーが全国発売向けにリニューアルしたマウンテンデューは最悪であった。まず値段がぼったくりである。ビン入り330mlで約140円。普通は缶入り350mlで120円(以下)だ。
新ロゴ。

 そして味がもう、劣化しすぎ。薄くてとてもウマイとは言えない代物だ。通販した旧バージョンの方がまだおいしかった。一体サントリーは何を考えているのか。マウンテンデューはアメリカではペプシコーラやドクターペッパーに並ぶ伝統と信頼の「ブランド」である。日本にも熱烈なファンがおり、取り寄せて買う人も多い。先日テレビで、連休に海外に行って帰ってきた人で混雑する空港が映っていたのだが、その中にマウンテンデューの箱を持っている女性がいた。おそらく現地で箱買いして帰国したのだろう。
 
 全国発売されても、テレビCMを全く見ない。売る気があるのか。アメリカ人や一部の日本人にこれほど愛されている飲み物を、サントリーはなぜこれほどまでに粗末にするのか。冒涜といっていい。リニューアル後の味では、誰ももう買う気がしないだろう。ブランドの使い捨て。サントリーがマウンテンデューを殺したのだ。
 ちなみにチェリオのスイートキッスはマウンテンデューの模倣商品である。しかし新マウンテンデューはスイートキッスにも劣る。皮肉なものだ。


 下写真は旧マウンテンデュー。こちらは結構イケる。一部の地域でまだ売ってるので、飲んだことのない方は是非どうぞ。


※新マウンテンデューの缶入り(こちらは350ml120円。ビン入りの存在価値を打ち消している。サントリーは気違いか?)も自動販売機で流通している。偶然見つけたので買ったらブラックコーヒーが出てきた。どこまでないがしろにされているんだ、この商品は・・・。

 アメリカのカリフォルニアに留学経験のある友人が、本国のマウンテンデューのウマさを自慢してくる。
 いつの日か、カリフォルニアの太陽の下、こいつを缶でグビグビ飲むのが私のささやかな夢である。
(アメリカの古い広告看板。いい味出してる。)



奇病で昼更新

2004年12月09日 15時25分10秒 | 日常とか食べ物
 珍しく昼に更新する。奇病「受けなくてはいけない講義がある日なのに昼まで寝てしまう病」が発病しているためだ。
 なぜこんなにも眠いのだろう。別に疲れてもいない。昨日も発病していた。昨日提出する予定のレポートは完成してたのに。もったいない。
 昼にインスタント焼きそば「明星 じゃがマヨネーズ塩焼きそば」を食べた。塩焼きそばは初めてだがなかなかいける。フリーズドライ製法と思われるじゃがいも(3粒ほどしか入ってないが)が、湯を加えると自然なふかし芋に復元されるのが見事。全体的にやや胃にもたれる気がした。焼きそばといえばペヤング焼きそばというのを食べてみたいのだが売ってない。こちらの地方(関西)には出回ってないそうだ。関東が発祥のマツモトキヨシにいけばあるかと期待して行っが無かった。食べた事のある友人に聞けば、たいした味ではないらしいが、食べれないとなる気になる。就職活動で東京行ったら買おうかな。
 昨日今日とツタヤで借りてきたCDを聴きまくる。我ながらジャンルが様々でいい感じのチョイスだ。
 
 ベック/オディレイ
 ミクスチャーロックの超名盤。ゴチャゴチャしているがポップで聞きやすい。ベックは天才天才言われすぎ。まあスゴいアーティストなんだけど。これは明らかにサイケデリックだわ。
 XTC/ブラックシー 
 これぞイギリス流か!?うねるギターで奏でられる、ユーモア溢れるダンスロック。くせになる。
 B.B.キング/グレーテストヒッツ 
 ビートルズやストーンズが愛するブルース。ブルースは初めて聞いたのだが、興奮。黒人は白人のロックの何歩も先を行ってる。感情豊かなギタープレイは、ロックが60年代前半に始まる前にすでに一定のレベルに達していた!黒人は神だね。
 スライ&ファミリーストーン/フレッシュ
 リズムの天才、スライ。かなりスッキリした音だが、独特のリズムが大河のように確かに、力強く流れる。スライも中毒性高いなー。
 スペシャルズ/モア・スペシャルズ  
 先日紹介したスペシャルズの2nd。曲は楽しさを増し、スカの魅力がたっぷり味わえる。しかしテンポはややダウン。ロック色のもっと強いのが聴きたい。

 音楽を聴きつつコーヒーを淹れる。カフェインで脳を今のうちに覚まして、生活のリズムを整えねば。まあ夜どんなに寝ても、また昼まで寝てしまうんだが・・・・。明日こそガッコ行こう。

 日常食べ物洋楽と書くネタはあるのだが、洋楽ネタを書いて独りよがりになっていないか気になる。読んでる方々は面白いのだろうか??ブログは好きな事を書くのが一番だが、がんばって洋楽レビューしてもヒット数が伸び悩んでるという事実がある。(それとも更新が少ないのが人が離れる理由だろうか?)

 自分のスタンスを崩さず、好きな事だけ書きつつ、いかに読者さんを楽しませるか。できる限りがんばるつもりだ。


 

近況報告~風邪対策

2004年11月23日 20時41分21秒 | 日常とか食べ物
 週に一度ぐらいは更新するつもりなのだが、先週全く更新できてなくて申し訳ない。実は風邪をひいて苦しんでいた。
 私は気温が下がったりして体が冷えると、喉の痛み→頭痛→ダウンというパターンの風邪をひく事が多い。この体質に合わせた私なりの予防法としては、まず厚着。やや暑いくらい着て冷やさない。次に喉に違和感を感じたらうがい。そして喉飴を食べまくる。頭痛が来れば寝る。授業中でも体調を優先して寝る。
 冷えから来る風邪には葛根湯という漢方薬が良い。葛根湯には体温を上げる生薬が配合されており、風邪にひき始めには効果的だ。この薬のいい点は「症状緩和」の薬ではないということ。TVCMをしているカタカナ名の薬のほとんどは風邪を「治す」のではなく喉の痛み、頭痛などの症状の緩和をするだけのものだ。風邪の症状は、体のウイルスに対する抵抗を表す。だから症状を無理に押さえ込んでも、「治る」わけではないのだ。それに対して葛根湯は血流を良くし、体温を上げることで風邪のウイルスに対抗するものだから、体に無理がかからなくて良い。以上、素人考えによるオススメの風邪予防法及び解説である。風邪は個人差があるので、本当に直したい方は医者に相談してください。

 先週は気温の冷え込みにより、頭が痛い風邪が始まったと思ったので葛根湯を飲んだのだが、夜に高熱が出て大変苦しんだ。寝たいのに頭が痛くて寝られない苦しみ。一晩生死の間を彷徨った。熱が出るタイプの風邪だったようだ。葛根湯を飲んでしまい体温を上げたのが発熱のきっかけになってしまったのかよくわかないが、熱なんて久しぶりである。さんざん高熱で苦しんだのに不精して体温を測らなかったため、人に「熱が出て苦しんだ」と話して「何度の熱だったのか」と聞かれて答える事ができない。せっかく熱がでたのだから「38度でた」とか言える方が話にインパクトが出るのに、なぜ体温を測らなかったのか悔やんでいる。
 
 風邪の話をしていたらなんだかまた体が冷えてきた気がする。まだ葛根湯が残っているから飲んで寝ようかな。
 

常食の清涼菓子

2004年11月08日 20時22分24秒 | 日常とか食べ物
 混沌とした中の爽やかな一部分の事を、「一服の清涼剤」と表現したりする。ジャンプに連載されていた『ホイッスル!』というサッカー漫画が、何かの評論で「ジャンプの中の一服の清涼剤だ」と書かれていた。これは『ホイッスル!』がいまいち印象の薄い作品である事への皮肉も込められた表現だろう。
 さて、清涼剤とは厳密には胃や口の中をすっきりさせる薬剤の事だが、普段我々はそんな薬はあまり使わない。むしろ「清涼菓子」の方が馴染み深い。
 
 清涼菓子の王者といえば「フリスク」である。なんと言っても一番メジャーだ。原産国はベルギーで、おそらく向こうで開発されたものだろう。王者フリスクに対抗するのが「ミンティア」。こちらは日本製である。私が断然支持するのはミンティアだ。
ミンティアには種類が多い。フリスクは知っているのは全3種類だが、ミンティアは果物などの味が何種類も存在する。
 
 中でもおきにいりなのが、写真のミンティア・ドライハードだ。
 眠い時にはこれ。こいつは何が違うって、カフェイン配合。小さいカプセルが粒の中に入っており、その中にカフェインが入ってるらしい。食べると粒が溶けていくのがわかる。そしてカフェインが浸透してくるのを感じるのだ。
 実際カフェインが含まれているからといって、脳にどれほど作用するのかはわからない。私は珈琲が大好きだが、珈琲を飲んで眠気が取れるのも、カフェインの効果ではなく、人間の思い込みによるものだという説もある。 
 しかし本当に眠い時に手を伸ばすこの清涼菓子に、「カフェインが入っている」という事実が重要なのだ。ドライハードは味もかなりキツく、食べ馴れない人は辛さに驚く。しかし私はこれが当たり前になってしまい、もう普通のものでは満足できなくなってしまった。
 またミンティアには決定的な強さがある。値段である。フリスクは約200円、ミンティアは約100円だ。内容は同じ50粒。これでは比べるまでも無いないだろう。しかも近所の安いドラッグストアではミンティアを78円で売っているので、私はドライハードをいつも買いだめしている。なぜフリスクばかりメジャーなのか謎である。フリスクのCMは白人を起用していてクールだが、そのせいだろうか?
 とにかく眠気と闘い、刺激を求める私は今日もミンティアドライハードを貪り食う。

雨と「甘味」

2004年10月19日 20時59分56秒 | 日常とか食べ物
 なんか今回は普通の日記ブログっぽくなってしまいます。
 
 今日は朝から雨で鬱な気分だった。雨の日ってダメだ。これはどーしょーもない。雨の日のイイ思い出ってあんま聞かないな。人間、雨の日って運が落ちるんじゃないかと仮説を立ててみた。でも「雨 いい思い出」で検索したらなんかいっぱい出てきた。やっぱ関係無いのかな。

 さて、そんな私を癒せるもの。http://www.kabaya.co.jp/syouhin/8/syouhin1_4.html
カバヤのふわりん(写真引用元:カバヤ)だ。これは久々にツボったお菓子である。やわらかな食感と甘さ。それでいて普通のグミと比較して甘さがしつこくない。量もちょうどいい。値段も84円で、100円を切ってお手頃だ。ただ、男がこれを持ち歩いて食うのが恥ずかしいが。そういえば漫画『I’’s』に出てきた伊織ちゃんはアイドルデビューして「ふわりん」とかいうジュースのCMに出てたような。「ふわりん」てどんな味のジュースなのかね。どうでもいいけど。
 小林よしのりは果汁グミが大好きらしい。今もそれが続いてるかは知らないが、一度漫画の中で「これが無くては仕事にならん」と書いていた。好きなお菓子と人柄(キャラ)ってギャップがあるもんだ。私も20を越える男子のクセして疲れるとマシュマロやらキャラメルやらパイの実やらたけのこの里が食いたくなる。そして酒タバコは一切やらない。まあコーヒーはブラックを飲んだりするが。甘さと苦さの好みが極端なんだよな。今日はふわりんのみならずアポロチョコレートまで食べてしまった。
 
 とにかく、今日は朝から雨で「伝染るんです」ならぬ「鬱るんです」だったということです。(くだらねー)

 



蒟蒻ゼリー

2004年10月05日 21時06分25秒 | 日常とか食べ物
 今夏はかつてない夏になった。何がかって、今年はチューペットを一本も食べなかったのだ。チューペットは安くてアイスの代替品になるのでこれまでは冷凍庫に常備されていたものだ。しかし今年はなぜか一度も買わずに過ごした。正直チューペットは半分に折って置いておくと折口から溶けてドロドロ出てきて冷凍庫の中が汚れるのでムカつく。味もイマイチだ。今年はチューペットの代わりに、蒟蒻ゼリーを凍らせて食べたのだ。蒟蒻ゼリーは冷凍庫に入れておけば、小さなアイスとして小分けで食べれて便利だ。
 私は以前から蒟蒻ゼリーが好きなのである。歯ごたえがイイ。マンナンライフのものは味も濃さが丁度良く、幾らでも食べられる。予備校に行ってた頃、腹が減るので一袋買って食いまくった事がある。ダイエット、便通効果は別にどーでもいい。食い応えがあるのもただのゼリーと違ってイイ感じだ。
 ただ、暑い時にいくつか食べると消化されにくく知らない内に腹が膨れるのが難点だ。3度の食事と冷凍蒟蒻ゼリーのせめぎ合いに、やや悩まされた夏でもあった。

本棚を買った。

2004年09月23日 21時17分03秒 | 日常とか食べ物
 部屋の本棚が小さくて、もう本が入りきらなくて参っていた。新しい本を買うと、机の上に積んでいっていた。このままでは机が狭くなるので新しい本棚を買うことにした。古い本棚は小学校低学年の頃に買ってもらったものなので、実に10年以上ぶりの本棚新調である。写真左が古いもので、右が新しいもの。新しいほうは高さ180cmでかなり大きい(写真では新しいのが手前にあるのでより大きく見える。)
 10余年間の自分の知識量、精神の成長が視覚化されたかのようだ。まあ本棚といっても漫画や雑誌、ビデオテープが沢山あって、それらがほとんどを占めているのだが。
 『沈黙の艦隊』愛蔵版全巻がやたらかさばる。大学受験の年に、毎月2冊づつ小出しで刊行されていたのを律義に買って集めていた。『沈黙』にはずいぶん勉強の邪魔をされたものだ。また同じ作者(かわぐちかいじ)の『ジパング』も、国立大受験の前日に新刊が出て読んでしまった(国立大は受験する頃には諦めていた)。
 また、コンビニで売ってる廉価版コミックスの『美味しんぼ』『マスターキートン』も山ほどあってキツイ。普通のコミックスで買った方が扱いやすかったかもしれないと少し後悔。
 『AKIRA』は大判すぎてやばい。また『藤子F不二雄の世界』、ビートルズの資料集『ビートルズ辞典』も大判で、これらのために本棚を買ったようなものだ。他にもムック(雑誌の特別編集版)も大きいのによく買ってしまう。これらは小さい本棚でも横にすれば入るが、傷んでしまうし、 好きな本ならちゃんと背表紙を見せて保管したいのが人情だ。
 今回買った本棚と古いもの、両方置いてかなりの収納スペースが出来たのでまだまだ余計な本が買えそうだ。評論家福田和也氏によると、自分の蔵書の棚を眺めるのも創作のインスピレーションを得るために有効らしい。自分は別にモノカキにはなれないかもしれないが、やはり蔵書を眺めるのは気分がよい。

 ちなみに私の父は大変な量の本を持っていて、置き場所が無くて困っている。このままいけば将来、私自身も同じ様に本の置き場所に困るようになる気がする。