青い南風

不良じじいのひとりごと💛

秋の日の独り言

2012年10月28日 | 日記
今日は面白くもないお話です。
議員の数を減らすと住民の声が政治に届きにくくなると、反対する人達は口にします。
果たしてそうでしょうか。

農林業の衰退、シャッター通りの商店街。
高齢化が進み疲弊した地域の現実を目の当たりにする時、
必ずしも、議員が多ければ住民の思いが政治に反映出来るとは言い難いと思うのです。

全てが議会や議員の責任とは言いません。
しかし、住民の個別の要望「口利き」に多くの労力を費やし
その原因を根本から解決する、本来の仕事である政策の決定を疎かにした結果なのです。
こんなことを繰り返している限り、100年経ってもこの町は何も変わらないのです。
住民のため、町のために何をするかではなく、自分の生活が第一の議員など選ばないことです。

民間の方が生き残りを賭けて汗を流している時、
議員だけが今の地位に座り続けることなど、出来る訳がないのです。
議会や議員が住民のために汗を流して、また町に活力が戻ってくればその時に
適正な議員の数を新しく定めればいいのです。




選択の責任

2012年10月26日 | 日記
小春日和のハウスの中でタネちゃんが、いつ現れるかわからない小ネズミを
微動だにせず待っています。寒くなってネズミ君が外で活動するのもそろそろ限界です。
こんなポカポカの日はタネちゃんにとっても最後のチャンスなのです。

中国の監視船が毎日の様に尖閣近海の水域で、領海を侵犯しているニュースが流れています。
他人のものを奪い取って自分のものにするのには、気の遠くなるような忍耐と
気分が悪くなる程の、ヘビのようなしつこさが必要なのだと思います。

しかし、このおっさんは大したものだとつくづくおもうのです。
石原のおっさんのことです。しっかりとした強い信念を持っているから支持されるのでしょうが
あれだけ言いたい放題、やりたい放題の行動は羨ましい限りです。
自分たちの保身にきゅうきゅうとして、何も動かせない政治家に爪の垢を飲ませたいと思うのです。
危険な人と分かっていても期待を集めるかもしれないのです。

「近いうち」と言う約束がだんだん遠のいていきます。
全ての責任は、3年前に最低の政権を選択した国民が、負わなければならないのです。
何時までも平和ボケしていると、気が付いた時には
タネちゃんの鋭いツメの餌食になっているのです。怖い話です。


そうま君

2012年10月19日 | 日記
ランドセルに付けたクマ避けの鈴をカラカラ鳴らしながら、そうま君がバス停に走ります。
バスはもう集落の入り口です。
我が家では出戻りの息子が面白くなさそうな顔で出勤です。
カリンちゃんは朝食のオネダリを何時ものように鼻声で甘えます。

長男は家に残して食い扶持の無い子は他の土地で自分の城を構えてせいかつをする
そんなミツバチの様な家の有り方が家族や地域を守っていたのはつい最近のことです。
2代3代と続いた店をたたみ、多くの事業所が廃業に追い込まれて
取り分け地域社会は今安楽死の最後の段階に足を踏み入れているように思えます。

子供達の希望のままに育て、地域から離したことが
社会のために良い事だったのかは多いに反省の残るところです。
個の尊重が社会の維持よりも優先すると言う考えは少し改めるべきなのかもしれません。

そうま君が大人に成った時、生まれた所で生活出来る環境を作っておくのが
今を生きる人の役目だと思います。
大変なことなのですが、先ず大変なことから取り組まないと
100年経っても何も変わらないのです。

小さなスクールバスがそうま君を乗せて出発しました。
一日の始まりです。

別れ

2012年10月08日 | 日記
カリン「おばさん犬」タネ「ニューハーフのネコ」が時々
自分の縄張りを主張して睨み合いをします。
特にタネは背中を高く丸めてカリンを威嚇します。
誰しも自分の権利や地位を侵されたくないものです。

私の町は合併7年目を迎えて800人位の人口の減少です。
社会減、自然減を合わせてですのことですが
しかし、確実に全ての社会活動が縮小していることは事実なのでです。

そんな中で、議員の定数を14から12に削減する発議が可決されました。
7対6の僅差でした。誰も自分の身を切ることを喜ぶ者はいないのです。
しかし、どんな理屈を並べても現実を否定することはできないのです。

私は当然この案に賛成しました。そして、グループを去ることになりました。
私は決してポピュリストではありません。
つまらない自分の信念を貫いて生きたいだけなのです。
カリンやタネと余り変わりはないのです。