悶絶ハイスクール「大人の学級」

無駄の中に宝がある

グラストロン(ユニデンにちなんで)

2005年10月04日 | Weblog
ようやく秋らしくなってきました。紅葉が一気に訪れるかもしれません。

ユニデンという日本ではマイナーながらも、アメリカの電話機・無線機分野で高シェアを誇る日本の家電メーカーが薄型液晶テレビの発売を始めました。ずいぶん前から中国に生産拠点を置き、市場はもっぱらアメリカという変わったメーカーなのですが、いよいよ本格化し始めた液晶テレビ分野に進出しました。

春先に中国の一部の都市でデモが行われた際に、メディアメーカー大手の太陽誘電と共に現地従業員の就業ボイコットを起こされたのですが、事態収拾後「秋に廉価な薄型テレビ発売」を発表し株価の下落を食い止めました。(2300→1600まで下降)今回の製品は注目していたのですがPC端子も持たないし、搭載チューナーも最低限と、アメリカ市場で生き抜いてきたシンプル機能重視の製品となりました。30型で13万を切る価格は現時点で大したものですが、ネット販売のみの窓口の狭さから考えると、PC接続端子は(利用頻度はさておき)付けて欲しかったです。(この価格帯で競合する台湾メーカーはPC入力端子アリ)社長が次世代DVD端子を付けたことを自慢していましたが、次世代DVD機を購入する人柱のような人が、価格だけが魅力の商品に飛びつくハズはありません。

 そういえば3年ほど前に大画面テレビが欲しくなったものの、置き場所がないのでヘッドマウントディスプレイを代わりに購入しました。ソニーのグラストロンで、今では廃盤商品です。オリンパスのアイトレックとかキャノンなどもこの手の商品(メガネをかけると目の前に52型スクリーンが映る代物)出していたのですが、売れ行き不振だったらしく全て撤退しています。
 購入当時、これを付けてレンタルビデオやセガサターンをやったりしたのですが、とても迫力があり重宝しました。当時3万前後で売られていたのを、コメ兵(名古屋の有名質屋)で¥23000にて購入。アイトレックはワイド画面も対応していたのですが、軽量さでソニーを選びました。
 廃盤製品になった理由に、当時アニメのポケモンを画面の目の前で観ていた子供が集団てんかんを起こしてしまったのが社会問題化し(明らかに親の責任)、目の前に大画面が映るヘッドマウントディスプレイそのものが欠陥品扱いになってしまいました。確かに慣れないうちは映画1本観ると、かなりグッタリ(目が回る)するのですが、スペースを取らないミニシアター気分を楽しめる大人のグッズとして人気があったのは確かです。

 今でもたまに利用するのですが、寝転がっても楽しめるし、騒音などで周囲に迷惑もかけません。ヤフオクでも常時出品されていますが、だいたい当時の発売価格よりも高い値段で取引される人気商品です。PL法がメーカーの先進意欲をそいでしまった悪しき例なのかも知れませんが、趣味の品物に関しては購入者の自己責任を負わせれば良いのでないのでしょうか。長時間ゲーマーの人への悪影響は確実にあると思いますが、映画好きには欲しい一品です。ワイヤレス化での再販を希望。
コメント
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