コロナに関しては日々テレビもネットも新しい情報を提示する。僕たちはそれを理解し役立てたいと思う。
しかしながら、それまで信じてきた、あるいは科学者が指摘していた情報が通用しないことがよく起こる。
適当に思いついたことを羅列してみよう。
・スペインの老人ホームでワクチン接種後、78人全員がコロナに感染。7人死亡。え、ワクチンって大丈夫とか言うけど・・・
・コロナ変異種は12種類。コロナは1年でどのぐらい変異するのかというと月1〜2回、年20回程だ。そうすると今のコロナと明日のコロナは性格が違うの・・・・
・抗体あるのに再感染する。ということは、抗体って、解決じゃないの・・・
・そうすると、本当にワクチンで集団免疫できるのか・・・
・ワクチン効いている期間?ってどれぐらい?インフルエンザのワクチンって毎年やってるけど、コロナは・・・
・無症状で自宅療養の方が急変する。軽くても死ぬことあるの・・・
・死亡時確認すると、実はコロナ感染者。コロナって、わからない・・・
この程度のことを羅列するだけで理解できることがあります。
1コロナがどんな病気なのかわからないことが多い。
2ワクチンの有効性、抗体がどのような作用をもたらすかはわからないことが多い。
まだ、いくつでも提示できそうですが、人間の認識に関わることなので、わからないことがあるのは当然です。その意味でカオス(混沌)です。
孔子が次のように言っています。2500年前の中国のおじさんです。
「知之為知之、不知為不知、是知也」
簡単に訳すと「知っていることを知っているとして、知らないことを知らないとする、それが知るということだ」。
先のコロナの「なんだか結局よくわからない」ことは、「知らないことを知らないとする」ことですから、一応コロナで「知っていることを知っているとする」科学的な知見はあるにしても、「知らないことを知らないとする」ということを忘れては、本当に知っていることにはなりません。
「知らないこと」を意識できないことを、ソクラテスはうぬぼれと言いました。こちらのおじさんは2400年前。
昔も今も人間を混乱(カオス)に陥れるのは、「知らないことを知らないこととする」無知であるのだろうか。そして本当に「知っている」わけでもないのに「知っている」とするうぬぼれるせいだろうか?