2024年春頃、病院の対応が変わる。
循環器内科と腎臓内科の2つの診療科にかかっており、循環器内科の方は薬出すだけ、2分の診療。で、どちらの科も医者とマンツーマンである。腎臓内科は採血検尿の検査。これだけであった。
この循環器内科の診察は医者だけだっただが、腎臓内科の方に看護師が付くようになる。診察室に入るといる。僕はいつもと違う・・・なんだろうと思っていた。
実はこの病院、人工透析も行なっている病院で、人工透析センターなる部署がある。そこからやってきた看護師さんである。主治医の方が「もう待ったなし」という状況と考え、看護師も含めて僕に対応した方がいいと考えたということだ。
看護師が診察に入るという話は、触れられていた。「なんで今更看護師がいるのだろう?」なんて思っていた程度であったが、人工透析専門で、手続きを含めた対応ができる看護師が加わるということであった。
それまで主治医から腎代替療法の話はあったのだが、本格的に説明が開始される。なんせ人工透析を頑なに拒んで医者を閉口させていたし。
そこに看護師が加わり、僕の病状を確認してくる。数値を見て、だるさ、日中の眠気、吐き気、食欲不振などを効いてくる。「この数値だと、かなりだるいでしょう?」なんて感じだ。
正直にだるさ、食欲不振について話してみる。「おしっこが出ますか」「よくでます」と。腎臓が悪いと、最悪おしっこが出なくなり、足がむくむ。その確認で足のむくみをチェックしたり。
ちょうど5年前に心不全で入院したときは、おしっこが出ず足がむくみ、体内の水を処理できず、胸部にまで水がたまり大変苦しんだので、おしっこが出るのはいいことだ。とはいえ、腎臓が悪くなり結果頻尿ということもある。この程度のことはネットでも知ることができる知識ではある。
で、生活のこと、習慣のこと、仕事などを聞かれる。素直に応えるだけだ。仕事の話で、なんだか盛り上がったりもしていた。
そこで腎代替療法、それぞれ血液透析、腹膜透析、腎臓移植の説明が医者からなされた。
「まいったな〜、引き返せないぞ〜」などと頭の中を巡る。自身、それだけ症状は顕著だったことを自覚するようになってもいたし。