新年明けましておめでとうございます。
と挨拶していたら、石川県で震度7の地震です。どのような名称になっているのか、よくわからないことがあるのですが、とりあえず能登地震でしょうか。
亡くなった人。被災している人。今悲しみ、困っている人。お見舞い申し上げるしかないのですが、かける言葉もなく、申し訳ない気持ちです。
このような人々に共感する力があること、共苦の力こそが、恩寵である。
さて、とはいえ、そういう他者の苦しみを気にしない者も多い。実は、これろそが政治なのである。僕は意識の政治と名付けている。
他者の苦しみに思いを馳せることと、他者の苦しみは無関係であること、その間にはグラデーションがあるだろうが、意識はそれをどちらかに寄せる。
僕はこれを意識の政治としている。
苦しみだけにとどまらないのだが、他者と無関係であるとして、自己を守ろうとすることもあるだろう。それを否定することはないのだが、しかしながら、そこで自分を守ることがもつ欺瞞を忘れてはならない。
今年は人に思いを馳せる、そんな人が多くなることを願います。