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Drマサ非公認ブログ

DaiGo差別発言に思う

 メンタリストとして活躍しているDaiGo氏が炎上している。こう書いていて、なんだかDaiGoという芸名のようなもの?に「氏」をつけるのに違和感が生じてしまった。芸能人なんだろうか?

 とにかく彼なりの職業を「売れる」ようにするための、戦略で芸名のようなものにしたんだろうか。彼はテレビでも時折見かけたが、書籍販売やYoutuberとしてかなりの収入を得ているのだろう。なんだか凄いらしい。

 その彼が、自身のチャンネルで差別発言をしたため、炎上、そして自分を肯定する動画をあげ、さらに炎上し、謝罪動画あげたという流れになっている。でも、そのような流れ自体がビジネスになるような動画をあげているから、反省しているわけではないとも取れる。一応貼っておきます。

メンタリストDaiGo「ひたすら謝罪します」 YouTubeでの差別発言に反省示す 「これだけたくさんの本を読んでも知識を得ても知れない無知が招いた失態」

https://www.chunichi.co.jp/article/310764

 

 まあ色々言われているので、繰り返すのはやめよう。ところで、この人なんの人なんだろうか?心理学者じゃないよね。メンタリストと名乗っているけど、なんだかわからない。メンタリストのメンタリズムっていうことは、彼が教えるのか、指導するのか、その方法で、メンタルが良くなるとかいうことでしょう。それでいっぱい本を読んで知識を持っていて、そのメンタリズムに組み込み生かしているということでしょう。そして科学的方法だと主張もしている。

 本当でしょうか?心理学でも精神分析でも学べば、差別偏見は乗り越えなければならないって知ることになるでしょう。現実に差別偏見はあるにしても、それが社会科学の方向でしょう。だから、人間が差別偏見を持つメカニズムを実証的に見て、差別偏見が人類に、そしてミクロな人間関係において、最悪の自体を招いてしまうと反省するのです。それが学問です。

 メンタリズムはエンターテイメントであれば、そこそこエンターテイメントだと注釈が入ってるので、それほど害もないでしょう。でもエンターテイメントとはいえ、現実の社会とつながっていているので、エンターテイメントを現実とした瞬間問題が生じるでしょう。心理学的に見えますので、人の心のメカニズムやプロセスを勉強していますから、その知識を利用して人の心を操ることができるようなことをします。「成功するための心のあり方」なんていって、処世術や自己啓発をするのでしょう。

 さて、人の心を操っていいでしょうか?そんな程度のものとして心は位置付けられるのでしょうか。心は人間の理解を超えていませんか?そこで学問ならちゃんと考察するのです。それが学問的態度です。

 成功しちゃった人の心理がこのような社会状況でどういう傾向を持つのか問わなきゃ、知識があるとは言えませんよね。問いを立てる力こそ、知識でしょう。

 生活保護を下に見たり、生活保護と猫を比較の土壌にあげてしまうこと自体がおかしなことであると、心理学的に考察して見てはいかがでしょう。だって、いっぱい本読んで、いっぱい知識を獲得しているんでしょう。

 DaiGoさんはいじめを受けていたらしいです。今いじめをする側になっています。

コメント一覧

Drマサ
コメントありがとうございます。
認知的アプローチが「諸々の事柄」を提示可能なのは、よく理解できます。根が深いというより、組み込まれるプロセスも見えているように思います。
hakusou_onlinechecker
認知心理学では、差別周りを含む諸々の事柄はそれなりに解き明かされています(そして、その根は深いです)。
ただ、認知心理学の敷居が、それなりに高いので、なかなか広まりませんけど。
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