終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

師走の水辺

2009-12-24 21:57:46 | 風景
池の畔の雑草たちが、ものの見事に枯れて(刈られて?)、

おかげで水面が見通せるようになった、

常緑樹のくすんだ緑、それ以外は、数羽の水鳥さえモノトーン。

心落ち着く色合いに、ふと、今年受け取った喪中欠礼葉書が浮かんだ。

たしかに、去年の暮れよりも枚数が減った、のは何故?

喪中欠礼のピークが過ぎた、ということ。

親しいクラスメート2名のご両親は、連れ合いのそれも含めて、

計8名すべてが、すでに旅立たれた。

わたしにはまだ、母が居てくれる。

“早う、お迎えが来て欲しい”が、口癖で、だからわたしは、

“その言葉、録音しとき。毎日ボタン押したらええやん”

と、言い返す。

ありがたいことに、平均寿命に数年足りず、まだまだお迎えは来無さそう。

でもね、80代のしんどさは、80代の人にしか解らない。

母のグチを、わたしは感謝の言葉と読み換えているけれど、

思うままにならない自分への苛立ち、そんな気がしてきた。







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