終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

お雛さんの飾り布2

2008-01-31 21:52:46 | 衣・布
右手前、葛布の襖の前に、紅型染め風のお雛様。

オリジナルは、たぶんとても有名。琉球のお道具類が興味深い。

染める時、母はいつも色違いを2,3点制作する。

娘や友達のためだったり、時には加えて母自身の分だったり。

エネルギッシュな人、若い時は何に対しても、誰に対しても”濃”かった。

染め布には、彼女の情が凝縮されて、しっかり染みこんで残っている。

帰宅してその布に癒された。

というのは、今日はひどく疲れたから。

母を伴って銀行へ行った。

1時間以上かかって、やっと、元本割れ(!)のわずかばかりの国債を換金手続きした。

死の2年前に、母名義で父が購入していたものだ。

言われるままに数字を書き入れる、ペン持つ母の手は震えていて、痛々しかった。

いったい、老人って何なんだろう、銀行にとって、この社会にとって。

わたしの10倍も疲れたであろう、母の身体が心配です。







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