煮詰まった日常を打開するために、無意識に選択している方策がある。
記憶にあるのは、今から15年前。
義父の介護に塗り込められた、我が心身を暫時解き放つために、
洛北での染めのワークショップ(5泊5日)へ逃げた。
今回は、何度目になるのだろう、プチ逃避行(日帰り)。
いつもは見もしない染料店のニュースレター、たまたま目にとまった。
前日に、徳島の藍染めの先生から“バンダナを型染め”の教材が届いたばかり。
わたしの型染めは、自己流のええ加減。
染料店でのW.Sは、型染め、新進の作家先生が講師、受講料(4,200円)。
渡りに船、と、予約した。
もちろん、日常の空気を入れ換える、ことも狙って。
講師のK先生はほぼ40歳?柔和な方。
生徒7人のうち、5人までは人生の先達(!?)なので、さぞシンドイことだろう。
“型彫から染色まで”、難関のデザインも、巧みに導いてくださる。
与えられた○の中に線を引く、から始めて、
知らず知らず、手ぬぐいのためのオリジナル型紙が彫りあがっていた。
染料はシリアスなので、化学染料に疎いわたしには格別新鮮。
専門外の染め製作はいい、感性の素朴な発露たり得るから。
織りは違う、情念の堆積、辛抱を押し込んで黙りこくる作業・・・。
午後4時に終わったので、
帰途まだまだ明るい烏丸通りに、唐長のショップをみつけ、
錆朱色のポストカードを2枚買う。
あ~あ、一生かかっても使い切れない絵はがきコレクションなのに、
またしても、殖やしてしまった。
美しい買い物のおかげもあって、やっと元気が戻ってきた、かな。
記憶にあるのは、今から15年前。
義父の介護に塗り込められた、我が心身を暫時解き放つために、
洛北での染めのワークショップ(5泊5日)へ逃げた。
今回は、何度目になるのだろう、プチ逃避行(日帰り)。
いつもは見もしない染料店のニュースレター、たまたま目にとまった。
前日に、徳島の藍染めの先生から“バンダナを型染め”の教材が届いたばかり。
わたしの型染めは、自己流のええ加減。
染料店でのW.Sは、型染め、新進の作家先生が講師、受講料(4,200円)。
渡りに船、と、予約した。
もちろん、日常の空気を入れ換える、ことも狙って。
講師のK先生はほぼ40歳?柔和な方。
生徒7人のうち、5人までは人生の先達(!?)なので、さぞシンドイことだろう。
“型彫から染色まで”、難関のデザインも、巧みに導いてくださる。
与えられた○の中に線を引く、から始めて、
知らず知らず、手ぬぐいのためのオリジナル型紙が彫りあがっていた。
染料はシリアスなので、化学染料に疎いわたしには格別新鮮。
専門外の染め製作はいい、感性の素朴な発露たり得るから。
織りは違う、情念の堆積、辛抱を押し込んで黙りこくる作業・・・。
午後4時に終わったので、
帰途まだまだ明るい烏丸通りに、唐長のショップをみつけ、
錆朱色のポストカードを2枚買う。
あ~あ、一生かかっても使い切れない絵はがきコレクションなのに、
またしても、殖やしてしまった。
美しい買い物のおかげもあって、やっと元気が戻ってきた、かな。