終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

ワークショップへ

2010-06-23 22:04:17 | 衣・布
煮詰まった日常を打開するために、無意識に選択している方策がある。

記憶にあるのは、今から15年前。

義父の介護に塗り込められた、我が心身を暫時解き放つために、

洛北での染めのワークショップ(5泊5日)へ逃げた。

今回は、何度目になるのだろう、プチ逃避行(日帰り)。

いつもは見もしない染料店のニュースレター、たまたま目にとまった。

前日に、徳島の藍染めの先生から“バンダナを型染め”の教材が届いたばかり。

わたしの型染めは、自己流のええ加減。

染料店でのW.Sは、型染め、新進の作家先生が講師、受講料(4,200円)。

渡りに船、と、予約した。

もちろん、日常の空気を入れ換える、ことも狙って。

講師のK先生はほぼ40歳?柔和な方。

生徒7人のうち、5人までは人生の先達(!?)なので、さぞシンドイことだろう。

“型彫から染色まで”、難関のデザインも、巧みに導いてくださる。

与えられた○の中に線を引く、から始めて、

知らず知らず、手ぬぐいのためのオリジナル型紙が彫りあがっていた。

染料はシリアスなので、化学染料に疎いわたしには格別新鮮。

専門外の染め製作はいい、感性の素朴な発露たり得るから。

織りは違う、情念の堆積、辛抱を押し込んで黙りこくる作業・・・。

午後4時に終わったので、

帰途まだまだ明るい烏丸通りに、唐長のショップをみつけ、

錆朱色のポストカードを2枚買う。

あ~あ、一生かかっても使い切れない絵はがきコレクションなのに、

またしても、殖やしてしまった。

美しい買い物のおかげもあって、やっと元気が戻ってきた、かな。










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