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喜劇役者の孤独

2009年04月22日 00時00分47秒 | CINEMA
アメコミ作品の最終兵器「ウォッチメン」です。
今までテリー・ギリアムやダーレン・アロノフスキーなど
何人もの監督が映画化を試みるも頓挫してきました。
そして遂に「300」のザック・スナイダーがワーナー資本で完成させるも、
元々の権利を持つ20世紀FOXと公開を巡って
泥仕合を繰り広げたのも記憶に新しいですね。

原作者は「Vフォー・ヴェンデッタ」のアラン・ムーア。
彼はこの作品でSF小説の権威ヒューゴー賞をアメコミで唯一獲得。
かなり独特かつ難解な世界観なのでご覧になる前に
最低限の基本設定は理解しておく必要があります。



※ちなみに今回の前売特典は「特製スッキリボール付きストラップ(笑)」でした

現実のある時点から枝分かれしたパラレルワールド的世界のアメリカ。
あのニクソン大統領が5選を果たし、米ソ冷戦が正に一触即発の状態。
この世界では正義の為に法を踏み外す「ヒーロー」が数多く存在していた。
やがて法律でヒーロー的自警活動が禁止され、
かつてのヒーロー達は普通の暮らしに戻っていく。
・・・とここまでが映画で言うとオープニング部分。内容濃すぎ(笑)。

物語部分はあえてハショリますが、ありていに言えば
世界の緊張の中における平和の実現をどのような方法で行うのかという事。

実質的な主役はジャッキー・アール・ヘイリー扮するロールシャッハ。
そして彼の元相棒のナイトオウル2世にはパトリック・ウィルソン。
奇しくも「リトル・チルドレン」出演コンビでしたね。
ジャッキー・アール・ヘイリーは分裂症気味なロールシャッハを経て、
なんと「エルム街の悪夢」新シリーズでフレディ役に決定したそうです。

とにかく情報量が濃いので
物語についていけなくなる人が多かったんじゃないでしょうか。
更に登場人物の多さも混乱に拍車をかけます。
予告やタイトルだけで観に来た人は
娯楽アクション大作だと思った事でしょう。
ツマランという人が多いのは、上記に加え
感情移入すべきキャラがいなかった事が原因かな。

私的にはかなり満足でした。
キャラクターを国に置き換えて観るべし。


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