オーTIN TIN！！

スティーブン・スピルバーグ監督最新作は初の3DCGアニメ、
「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」です。
製作ピーター・ジャクソン、出演はジェイミー・ベル、アンディ・サーキス、
ダニエル・クレイグ、サイモン・ペグ、ニック・フロスト。
脚本にはエドガー・ライトも参加しています。


タンタンは数多くの事件を解決してきた少年ジャーナリスト。
ある日フリーマーケットで手に入れた帆船模型が原因で命を狙われる事に。
その帆船には宝の地図が隠されていたのだ。
タンタンは犬の相棒スノーウィー、
そして道中出会った船長ハドックと共に宝の謎に挑んでいく。

少年版インディ・ジョーンズとも言える本作。
息もつかせぬアクションは3Dも相まって見応えがあります。
ただ物語の展開が速くて、
設定を把握する間もないうちに終わってしまった感じ。
もう少し序盤はゆっくり
人物紹介に当てた方が良かったんじゃないでしょうか。

更に言うと、CGの造形もデフォルメされたコミックのままで行くのか
それともリアル路線で行くのか迷った挙句に間を取ってしまった印象。
これじゃパフォーマンスアクターを
豪華にキャスティングする意味ってあるんでしょうかね。
なのでコミックファンからはリアル過ぎるとそっぽを向かれ、
スピルバーグの映画として観に来た観客からはお子様向け過ぎると言われる。

アメリカでも興行的には振るわなかったようなので続編は期待できないかな。
ピーター・ジャクソンがメガホンとってたらまた違ってたかも。