さて2010年総括、いよいよ最後は映画ベスト10です。
昨年私が劇場で鑑賞した48作品から選出しました。
※「(500)日のサマー」のみタイトルクリックで記事にジャンプします。
昨年は全く映画レポは更新できませんでした。海より深く反省・・・。
10.シングルマン
愛する伴侶を失った大学教授の最期の一日を描いたコメディ(私はそう捉えました)。
ファッションデザイナー、トム・フォードがデビュー作でいきなり巨匠の風格を見せ付けました。
天は一物も二物も与えるというのは彼のことを言うんでしょう。
感情変化に合わせて色調や音声に変化を付けるところは流石。
9.(500)日のサマー
いわゆるボーイ・ミーツ・ガールの物語。
ビターエンドで終わるところが80年代の恋愛映画と違うところ。
多分にサマー役のズーイー・デシャネルの魅力に負うところ特大。
クロエ・モレッツもチョイ役で出演してます。
8.しあわせの隠れ場所
サンドラ・ブロックが昨年のアカデミー主演女優賞を受賞した作品。
ホームレスの少年が里親の献身的な愛情に包まれながら、
やがて全米屈指のNFLプレイヤーとなった実話を映画化。
この手の作品にありがちな過剰な演出がなかったことに好感触。
意外な拾い物ですが、ただ邦題はいただけないな。
7.インセプション
「ダークナイト」の成功なくしては作り得なかったビッグバジェットの大作。
クリストファー・ノーランの作家性と娯楽性が高い次元で結実しています。
こんな複雑な物語を、完全に映像化し得る作家はそうはいない。
出演陣も総じて素晴らしいが、特にキリアン・マーフィーが良かったな。
6.ぼくのエリ 200歳の少女
スウェーデンから突如として出てきたヴァンパイア版「小さな恋のメロディ」。
表面上ホラーとして物語は進んでいきますが、
あくまでメインストーリーはいじめられっこオスカーと不思議な隣人エリとの初恋。
既にクロエ・モレッツとコディ・スミット=マクフィー出演、
マット・リーヴス監督でハリウッドリメイクされていますが
そっちの評判はイマイチのようです。観るけどさ。
5.ローラーガールズ・ダイアリー
ドリュー・バリモアが初メガホンを取ったガールズムービー。
冴えない主人公の女の子がローラーゲームに魅了され、自分の居場所を見つけていく成長物語。
王道のストーリーテリング、予定調和のハッピーエンド。
だがそれが心地良い。
4.フローズン・リバー
2008年サンダンス映画祭でグランプリに輝いたにもかかわらず配給元が決まらずに
一興行主だったシネマライズが国内配給権を獲得したという作品。
ふとしたきっかけで出会った女性二人が密入国者を手助けする仕事で心を通わせていく。
最初は仕方なく手を組んでいた二人が次第にパートナーとして認め合っていく様は正にバディムービー。
雪解けと共に訪れるラストシーンがなんとも清清しい。
3.キック・アス
昨年最もカタルシスを得られたアクション映画。
「ウォッチマン」同様に今までのスーパーヒーローもののアンチテーゼからスタートする物語が
最終的にヒーローものとして成立してしまう事に拍手喝采。
クロエ・モレッツの大活躍は言わずもがなですが、
役者道を只今迷走中ニコラス・ケイジの怪演も見逃せません。
2.息もできない
家族の愛に飢えたチンピラと偶然出会った女子高生との心の触れ合いを描いた韓国映画。
暴力そして悲劇の連鎖を正面から描ききった傑作で、
監督・脚本・主演をこなしたヤン・イクチュン渾身の作品です。
大変重たい作品なので観る方は準備運動をして臨んでください(笑)。
1.ザ・ロード
絶望的な世界の中で人間としての正義を貫こうとする親子の物語。
展開は果てしなく重く地味ですが昨年最も私の琴線に触れた「寡黙な」作品です。
ヴィゴ・モーテンセン以上に息子役のコディ・スミット=マクフィーの演技が素晴らしすぎる。
ニック・ケイブが手掛けたスコアが涙が出るほど美しい。
「ノーカントリー」の作者でもある原作のコーマック・マッカーシーは本作でピュリッツァー賞を受賞。
このようなベスト10となりました。
後半失速してしまい50本を突破する事は出来ませんでしたね。
しかもなんと邦画は一本しか見ていない・・・。
昨年私が劇場で鑑賞した48作品から選出しました。
※「(500)日のサマー」のみタイトルクリックで記事にジャンプします。
昨年は全く映画レポは更新できませんでした。海より深く反省・・・。
10.シングルマン
愛する伴侶を失った大学教授の最期の一日を描いたコメディ(私はそう捉えました)。
ファッションデザイナー、トム・フォードがデビュー作でいきなり巨匠の風格を見せ付けました。
天は一物も二物も与えるというのは彼のことを言うんでしょう。
感情変化に合わせて色調や音声に変化を付けるところは流石。
9.(500)日のサマー
いわゆるボーイ・ミーツ・ガールの物語。
ビターエンドで終わるところが80年代の恋愛映画と違うところ。
多分にサマー役のズーイー・デシャネルの魅力に負うところ特大。
クロエ・モレッツもチョイ役で出演してます。
8.しあわせの隠れ場所
サンドラ・ブロックが昨年のアカデミー主演女優賞を受賞した作品。
ホームレスの少年が里親の献身的な愛情に包まれながら、
やがて全米屈指のNFLプレイヤーとなった実話を映画化。
この手の作品にありがちな過剰な演出がなかったことに好感触。
意外な拾い物ですが、ただ邦題はいただけないな。
7.インセプション
「ダークナイト」の成功なくしては作り得なかったビッグバジェットの大作。
クリストファー・ノーランの作家性と娯楽性が高い次元で結実しています。
こんな複雑な物語を、完全に映像化し得る作家はそうはいない。
出演陣も総じて素晴らしいが、特にキリアン・マーフィーが良かったな。
6.ぼくのエリ 200歳の少女
スウェーデンから突如として出てきたヴァンパイア版「小さな恋のメロディ」。
表面上ホラーとして物語は進んでいきますが、
あくまでメインストーリーはいじめられっこオスカーと不思議な隣人エリとの初恋。
既にクロエ・モレッツとコディ・スミット=マクフィー出演、
マット・リーヴス監督でハリウッドリメイクされていますが
そっちの評判はイマイチのようです。観るけどさ。
5.ローラーガールズ・ダイアリー
ドリュー・バリモアが初メガホンを取ったガールズムービー。
冴えない主人公の女の子がローラーゲームに魅了され、自分の居場所を見つけていく成長物語。
王道のストーリーテリング、予定調和のハッピーエンド。
だがそれが心地良い。
4.フローズン・リバー
2008年サンダンス映画祭でグランプリに輝いたにもかかわらず配給元が決まらずに
一興行主だったシネマライズが国内配給権を獲得したという作品。
ふとしたきっかけで出会った女性二人が密入国者を手助けする仕事で心を通わせていく。
最初は仕方なく手を組んでいた二人が次第にパートナーとして認め合っていく様は正にバディムービー。
雪解けと共に訪れるラストシーンがなんとも清清しい。
3.キック・アス
昨年最もカタルシスを得られたアクション映画。
「ウォッチマン」同様に今までのスーパーヒーローもののアンチテーゼからスタートする物語が
最終的にヒーローものとして成立してしまう事に拍手喝采。
クロエ・モレッツの大活躍は言わずもがなですが、
役者道を只今迷走中ニコラス・ケイジの怪演も見逃せません。
2.息もできない
家族の愛に飢えたチンピラと偶然出会った女子高生との心の触れ合いを描いた韓国映画。
暴力そして悲劇の連鎖を正面から描ききった傑作で、
監督・脚本・主演をこなしたヤン・イクチュン渾身の作品です。
大変重たい作品なので観る方は準備運動をして臨んでください(笑)。
1.ザ・ロード
絶望的な世界の中で人間としての正義を貫こうとする親子の物語。
展開は果てしなく重く地味ですが昨年最も私の琴線に触れた「寡黙な」作品です。
ヴィゴ・モーテンセン以上に息子役のコディ・スミット=マクフィーの演技が素晴らしすぎる。
ニック・ケイブが手掛けたスコアが涙が出るほど美しい。
「ノーカントリー」の作者でもある原作のコーマック・マッカーシーは本作でピュリッツァー賞を受賞。
このようなベスト10となりました。
後半失速してしまい50本を突破する事は出来ませんでしたね。
しかもなんと邦画は一本しか見ていない・・・。
そしてあけましておめでとうございます!!
最近放置しがちなこのBlogですが
懲りずに見に来ていただきありがとうございます。
さて映画ベストですが、
ブロガーの皆さんのベストを見ていると
やはり評価する作品は共通しますね。
>Landon Pigg
エレン・ペイジの彼氏役で出てましたね。
バンドマンの役でしたよ(笑)。
bloomさん今年もいい加減な当Blogですが
たまには顔を出してやってくださいね。
素敵な一年をお過ごし下さい。
私の2010年は、ライヴ本数、CD購入枚数ともにとても少なく、ぬいぐるとさんの記事に反応できたのは、唯一この映画のベストでした。(苦笑)
とは言え、それでもこの中の作品で観たのは『(500)日のサマー』だけなのですが・・・。
『シングルマン』は観そこねたので、DVDで観ます。
『ローラーガールズ・ダイアリー』、良かったんですね。これもDVDで観ます。
Landon Piggが出てたのはわかりましたか?
それでは、今年もよろしくお願いいたします♪