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老女と猫のセットはデフォルト

2007年06月12日 00時00分40秒 | CINEMA
あるスキャンダルの覚え書き」、日比谷シャンテシネにて。
今年のアカデミー賞ではケイト・ブランシェットとジュディ・デンチ
両名ともノミネートを果たしました。
監督は英演劇界の重鎮リチャード・エアー。
以前彼の監督した「アイリス」(傑作!!)にも
ジュディ・デンチは出演してましたね。

老女バーバラの勤める学校に若いシーバがやって来る。
徐々に友情を深めようとする矢先、
バーバラを裏切るある事件が起きて・・・。

しかし物凄いドロドロな愛憎劇だなコレ。
後半は更にドロドロ度を増していき
ラストは背筋も凍る程。
あのなりふり構わなさは凄い。
語り部がバーバラというのもミソ。
最初からやたらと「お互い理解し合っている」
というナレーションが入るが、
後半の展開でなるほどそういう事か!と。

ジュディ・デンチは今まで割と気品のある役柄が
多かったと思うのですが今回は180度違った、
哀しくも恐ろしいバーバラ役を嬉々として演じてます。
受けるケイト・ブランシェットも
オープンで流されやすいシーバ役を好演。
両名ともオスカーノミネートは納得。

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