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【音楽アルバム紹介】Unknown Pleasures(1979) - Joy Division

2024-04-29 20:17:22 | ・1970年代(洋楽)
ニュー・オーダーの前身となったイギリスのロックバンド、ジョイ・ディヴィジョンの1stアルバム。

ジョイ・ディヴィジョンのメンバーは以下の通り
イアン・カーティス(Vo)
バーナード・サムナー(Gt/Key)
ピーター・フック (Ba)
スティーヴン・モリス(Dr)

セックス・ピストルズに衝撃を受けたバーナード・サムナーとピーター・フックによって結成。ヴォーカルのイアン・カーティスはデヴィッド・ボウイやイギー・ポップに憧れ音楽の道を志した人物であり、ライブで顔見知りであったサムナーとフックのバンドに応募。その後、イアンの母校の後輩であったスティーヴン・モリスがドラマーとして加入します。

サウンドは冷たくヒリヒリした緊張感のあるサウンドが特徴であり、ポストパンクの代表的なバンドの一つとして認識されています。また、ヴォーカルのイアン・カーティスが書き出す内省的な歌詞も特徴。彼が抱えていた孤独や苦悩が歌われており、リスナーの感情を揺さぶります。

オープニングを飾る「Disorder」、"血と痛みに満ちた夜を見てきた"と歌われるシリアスな「Day of the Lords」、ベースの音が印象的な「Candidate」、不穏なイントロの「Insight」、正気を失ってしまった女性を歌った「She's Lost Control」、サムナーのギターソロがカッコいい「Shadowplay」などがハイライトであり、NME誌やQ誌などオルタナに寛容な評論誌からは極めて高い評価を受けています。

アルバムが高い評価を得て、全英ツアーに乗り出したジョイ・ディヴィジョン。順調に成功への道を進んでいましたが、過密なスケジュールによりイアン・カーティスのてんかんとうつ病が悪化。自身の病気がバンドの重荷になっていることへのプレッシャーや精神状態の悪化から、カーティスはてんかん薬の大量摂取を試み自殺未遂を起こします。一命は取り留めたものの、かつてのロックスターへの憧れは既になくバンドを抜けたいと口にするほどでした。

カーティスの精神状態は良くならず、全米ツアーへの出発を翌日に控えた月曜日、カーティスは自宅で首を吊り自殺。遺書は無く、妻デボラに宛てた手紙が残されており、ターンテーブルにはイギー・ポップとデヴィッド・ボウイ共作のアルバム『The Idiot』がかかった状態でした。

残った3人のメンバーは(だれか1人でもメンバーが欠けたらバンド名を変更することになっていたため)バンド名をニュー・オーダーと変更し、カーティスの死を知らされたときの心境を歌った「Blue Monday」をリリースします。

【トラックリスト】
1. Disorder
2. Day of the Lords
3. Candidate
4. Insight
5. New Dawn Fades
6. She's Lost Control
7. Shadowplay
8. Wilderness
9. Interzone
10. I Remember Nothing

Disorder
Disorderとは無秩序や障害といった意味で、生まれつきてんかんを抱えていたイアン・カーティスの苦悩が歌われています。


【和訳】
俺は案内役が来て手を引いてくれることをずっと待ってた
この感覚は俺に喜びを感じさせてくれるのだろうか、一人の普通の男としての
感覚を失い、侮辱される、別の日まで放っておいてくれ
俺の精神は感情を失う
その振動を取り除いてくれ

どんどん速くなって、今ではかなり速いんだ
手に負えなくなっている
裏階段の10階から下りる
そこは無人地帯
ライトが点滅し、車が衝突する
今では頻繁に起こっている
俺の精神は感情を失う
とにかく気持ちを吐き出したい

君と俺にとって何を意味するのか
また会うだろう
俺は君を見ている
ああ、君の友達からの同情は受けないよ
誰が正しいのだろう
誰が伝えられるのだろう
誰が罵るのだろう
精神、新しい感覚を手に入れるまで
知っているだろ
俺にも精神はあるが、感情を失っている
俺の精神は感情を失っている


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