名盤まとめブログ

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【音楽アルバム紹介】American Beauty(1970) - Grateful Dead

2024-03-09 12:53:25 | ・1970年代(洋楽)
ジェリー・ガルシアが率いていたアメリカのロックバンド、グレイトフル・デッドの5thスタジオアルバム。

前作『Workingman's Dead』でサイケデリックやインプロヴィゼーション的なジャムを一新して、フォーク/カントリーなどのルーツミュージックに立ち返ったグレイトフル・デッド。

ルーツミュージックに立ち返った原因に"サマー・オブ・ラブの終焉"や"殺人事件が起きたオルタモント・フリーコンサート(通称オルタモントの悲劇)"、そしてドラッグ問題やマネージャーによるギャラの持ち逃げによる疲弊などが重なったこと、アコースティック志向のクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングに触発されたという背景があります。

サウンドは柔らかなコーラスと美しいメロディーによるフォークロック/カントリーロックがアルバムを占めており、コンパクトながらも充実した作品。親しみやすいメロディーながらも味わい深くて奥深いアルバムとなっています。

オープニングを飾る「Box of Rain」、柔らかで美しい「Friend of the Devil」と「Sugar Magnolia」、ゆったりとした「Candyman」と「Brokedown Palace」、アコースティックな響きが心地よい「Ripple」、アルバムのラストを飾るスピーディーな「Truckin」など名曲多数。

総評として無駄な曲は一曲も無く非常に芸術性の高い傑作となっており、グレイトフル・デッドの最高傑作の一つとして扱われることも多い名盤です。

ライブバンドとして名を馳せていたグレイトフル・デッドですが『Workingman's Dead』と『American Beauty』によってアーティスティックな一面も確立させ、ますます評価を高めていくことになります。

【トラックリスト】
1. Box of Rain
2. Friend of the Devil
3. Sugar Magnolia
4. Operator
5. Candyman
6. Ripple
7. Brokedown Palace
8. Till the Morning Comes
9. Attics of My Life
10. Truckin'


Ripple



【和訳】
金色の陽の光を浴びて、僕の言葉が輝いたなら
僕の旋律は弦のないハープで演奏される
音楽を通して僕の声が聞こえるかい?
まるで君の歌のように、側に置いてくれるかい?

それは使い古しの破れた想い
たぶん、歌わないほうがいいんだろう
僕にはわからないが、気にしない
空気を歌で満たそう

水面に波紋が広がる
小石を投げ入れたのでも
風が吹いたわけでもないのに

コップが空なら手を伸ばせばいい
コップがいっぱいならまたそうなるように
湧き出し続ける泉があることを教えてあげるんだ
それは人の手で作られたものじゃないんだ

一本の道があるがそれは単純なハイウェイじゃない
それは夜明けと夜の闇の間にある
君がそこを進むとしても、誰もついてこないかもしれない
その道は君だけが進む道

水面に波紋が広がる
小石を投げ入れたのでも
風が吹いたわけでもないのに

導くことを選んだなら従わないといけない
落ちるときは一人で落ちる
君が立たなければ、誰が君を案内するんだい
もし僕がその道を知っていたら君を家まで送るよ





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