Wonder ブログ

朝礼担当の一言をつづる・・・最近の話題、Wonderなこと

クロの独白 (21)  『兵法』に学ぶ

2009年03月31日 15時39分13秒 | Weblog

今日は事業年度末の3月31日です。
どこまで続けられるか判らぬまま、
ついにこの“ひとりごと”も
20話を超えることができました。
年度末に最後の1本!

 

『兵法と言っても、柳生流とか宮本武蔵の指南書の話ではありません。
「へ~っ」とか「ほ~っ」と言う感嘆詞の話です。


先に“広告は周囲への説得である”という私の持論を書きましたが、
相手方クライアントでも、社内の同僚、上司に対してでも、
すべからく、自分の考え、自論、企画といったものを出すに当っては、
先方に「ほ~」とか「へ~」と言わせたらある意味“勝ち”です。

 

プレゼンテーションの場を考えてみてください。
話し終わって、居並ぶクライアント聴衆者が何も言わないか、
さもなくば「・・・で?」と言われたらその時点で“負け”です。
後はおろおろ言い訳に終始し、“ハイ、終了!”です。

 

男女の恋愛関係もそうです。
「・・・で?」と言われたら終了。
「へ~」、「ほ~」という言葉が出てきたらWin、Winです。

 

一言で言って何が言いたいのかが明確に示されており、
数枚(出来れば1枚)でチャート図などを使って
言葉の補足なくして相手方に「判った!」といわせれば上出来です。

 

言葉を羅列して雲に巻くような手法は、後でボロが出て、
結局は墓穴を掘って自滅するのを何度も見てきました。

 

“切れる人”というのは簡潔に絵にまとめられる人です。
先のブログで誰かが、ある優秀な学者?(研究員?)の言葉として、
「こんなパソコン時代でも、アイディアを出す際、
唯一有効なデバイスは大きな紙とマーカーである。
“フリーハンドスケッチ”の効果は相当だ!」と、
言っているそうである。

 

同感!
私も時折、
「何を言っているか判らないので紙1枚にまとめて来て!」
といいます。
要は簡潔に、相手方が理解出来るようにまとめられないとしたら、
自分自身も理解できていないということだと思います。
それをあれこれ“多弁”でカバーしようとする傾向が見られますが、
その場は相手方も判ったような判らないような感じとなりますが、
本当に腹の底に落ちていないので、結局のところトラブルの元となり、
“手戻り”が多く、残業漬けとなる悪循環を繰り返しているのです。


相手方に対してばかりでなく、
自分も周囲からの知識吸収において、どんな小さなことでも
探究心を持ち、「へ~」とか「ほ~」とかの感動得られる
“ものを見る目、時流を読む目”といった部分を
繰り返し訓練をすれば、
研ぎ澄まされた感性を養う事が出来るようになるでしょう。
おのずと相手方に「へ~」とか「ほ~」とか
言わせるコツが判ってきます。


私などは、文房具ショップにいれば時間がつぶせるほど
自称「文具フェチ」ですが、
たとえばシャープペン1本にも「へ~」とか「ほ~」とかを見出します。

 

“進取の精神”、そして「毎日が感動!」
この『兵法(へいほー)』を学び取りましょう。

 

 


今年は人を褒めてみよう-その3

2009年03月26日 08時26分21秒 | Weblog
さて、好評か不評か分からない企画。人を褒めてみまショウのコーナーです。ブログへUPする人が激減しておりますが、みなさん、そもそもの意図を理解した上で義務を果たしまショウ。
今回は元JリーガーのF.Sさんです。畑違いの場所から遠い遠い新宿CITYにやってきてぼちぼちですね。変なオッサン、妙なオッサン、やる気のないオッサン、テンションの高いオッサン、困ったオッサンに囲まれて生きているだけでも評価ものですが・・・。最近、ちょっとステージアップしています。紙一重という言葉がありますが、紙一重の差異を突き破れるかどうかでその後の人生大きく変わります。破れない人が多い中、薄紙とはいえ、着実に突き破っていることは大したものです。どう変わっているかの評価は人それぞれ。また、今日の100点も来週には70点が当たり前の我々にとって、それはどうでもいいことなのかも知れません。
さて、彼が変われている理由はJリーガー時代に受けた指導と経験によるものですね。怒られることは当たり前。今、OKだったことが次にはさらに高度に要求に変わる。それに答え続けることがプロである。メンタル弱蔵くんが多い中、きちんと受け止め、かつ、その中身を吟味して自身に取り入れる力。嫌なこと。つらいこと。面倒なことにもきちんと向き合うタフな気持ちを持ち続けてもらいたいと思います。そして、その姿勢や考え方が自然にまわりのヤンガー隊に伝播していけば、さらに良い会社になっていくんだろうと思います。
イシマル ハヤミ

続:洗濯ヨシ子でございます

2009年03月25日 20時43分40秒 | Weblog
以前にもこのブログでご紹介した洗濯洗剤「アクロン」の広告で、
少女漫画家一条ゆかりさんが書いた洗濯ヨシ子に関するお話。

最近また駅貼りポスターで見かけるようになって、
キャンペーンの展開を探ってみたら色々とやってますね~。

表参道のアパレルショップ複数店舗でアクロンプレゼントキャンペーンを
行って、アクロンが貰える店をMAPにして配布したり、表参道ヒルズで
タレントを呼んでイベントを開いたり、mixiにアクロンのコミュニティを作ったり、
オリジナルTシャツをプレゼントしたり・・。

エリアを表参道等に絞り込んで、マス媒体を使って派手に
広告するのではなく口コミを意識した(と思われる)このキャンペーン。

このご時世どこの企業も広告宣伝費は縮小傾向・・・。しかし限りある予算で
高い効果を出すためによく考えられた広告展開だと思いました。

少なくともうちの嫁さん(まもなく29歳)にはヒットしてる企画のようです。


営2し

「ハート」

2009年03月19日 20時35分41秒 | Weblog
その1、
我が家の息子が幼稚園を3年間休まず卒園する事が出来ました。
特にこの1年間は、「皆勤賞を取るんだ、絶対休まない!」
よく口にしていたものです。
(3年休まないと大きなトロフィーがもらえる)
しかし、この冬に一度熱を出してしまった夜には、
「もはや3年皆勤の夢もストップか…。」
ところが、翌朝にはすっかり熱はさがり、無事幼稚園にいけたのです。
”3年間休まない” 強く思い、それを成し遂げたいと強く思う気持ちがあったのか…、
ただ単に元気なタイプなのか。

その2、
WBCの韓国チームを見て、
その昔のワールドカップの韓国チームを見て、
いつも感じる事…
技術だけでなく、限界の場面で発揮する、
あの…ハートあるプレー…。
韓国の選手には他国以上に負けられない強い精神力が備わっているのではないだろうか。
象徴しているのが、2002ワールドカップのイタリア戦でした。

その3、
最近、本気で取り組んでいるのか…
わからないケースが多く見受けられる。
本当に強い組織体、未来を見据えた組織体を形成していくには
個々の能力を高めつつ、同じベクトルに向かって進んでいける人達が
多く揃っていなければいけない、
また育成してもいかないといけない、
と感じます。
会社にも今の日本にも、あらゆるものに共通する事だと思います。

自分だけ、でなく。皆のために。
そういう「ハート」をもって行動をしている人はどの位いるのでしょう…。

かとう☆


WBCキューバ戦の前に!

2009年03月13日 20時50分21秒 | Weblog
連日のWBCの報道で、サッカーのにわかファン的な感覚(自分がそうです!)で興味を持って観ている方も多いと思います。
また明後日15日は強豪キューバとの対戦が控えていて、”180km!”近い球を投げたという伝説もあるチャップマンを日本の打線がどう攻略するかも楽しみです。

その対戦相手のキューバについて、先日ニュース番組で不況に苦しむこれからの日本が参考にするべき点があるという特集を取り上げていました。内容はNHK子供ニュースでおなじみの池上彰さんがキューバを実際に訪問し、キューバの国の実情を紹介していくものでした。

番組でキューバのユニークな政策として紹介されていたのが”100世帯につき1人の医者を配置する医療制度”や、”食料自給率改善のための農家の給料を一番高くする”といった取り組みです。日本で起こっている現状を考えると、アメリカに依存していないで自立している点では素直にすごいな!と感じました。

また先進国的な豊かさはないけど、モノやお金に翻弄されて病んでしまうようなことはないといった面は、無いものねだりなのか惹かれる面はあります。ただし、経済的な豊かさを求めて亡命する人も結構いるみたいなので、そういう社会に実際に住んでみないと自分がどう感じるかは分かりませんが。。。

今回の番組を見て、対戦相手国についていろいろと知っておくということも、また違った見方で試合が楽しめると思いました。

IT・宮下

☆身近にあって見えないモノ

2009年03月11日 10時37分46秒 | Weblog
長期休暇をいただいている間、色々な出来事がありました。
必然的に何事かを忘れないためメモをとる習慣がにつきました。

お話した「気づき」というのは、天文学的な数量で普段日常自分を取り巻いている
訳で、それらを全て体得するというのは不可能なお話です。

先ずはここに「気づき」あり。「自分の無理を知る」です。

困難な問題に直面した時にどこまでを自分でやれるのか?
これは自己管理能力という観点から判別する傾向が強いと思いますが、
「自己管理」というのはあくまで総称であって能力とはアビリティまたはスキル
としてつけるものですから最初の考え方としては、

「災い転じて福となす」>「福を呼び込む切欠をつくる」

という考え方であればモチベーションアップにもつながりいいスパイラルを
作ることができます。こうした経過が「自己管理能力」を備えると私は考えます。

ここにも「気づき」あり。「結果は経過なくして有らず」


また、「感謝の気持ちを実感する」という言葉は普段よく耳にするようになりましたが、
一体どれだけの人が実感値として持っているのでしょうか?
いえ、環境によって強弱はあるものの、恐らく皆それぞれに実感していることでしょう。

それでは、どれだけの人が「実感を直視」しているのか?ということになると、
そこには多様なセグメントが生まれると思います。

「実感を直視する」=「それに対して体現する」

といのは難しくなってきた世の中なのかもしれません。
ただし、自分しかできないことです。導きは周りの人ができても動くのは自分です。

ここにも「気づき」あり。「自分の可能性をモノにする(生かす)」

っとメモするようになってからつくづく論理的になってしまったものだと
思いますが、「得るものあれば失うものあり」そしてその逆もしかりです。

さて長々とつづってしまいましたが、こうしたスキルを比較的短期間で身につけられた
(途上ですが)のは自分自身をリセットできる環境があったからだと思います。
何よりもそうした環境づくりをしていただいた会社に感謝するとともに、
病気がくれた「切欠」に素直にありがたいと思う次第です。


クロの独白 ⑳ 昨年“椅子から転げ落ちた話”2題。

2009年03月02日 18時16分24秒 | Weblog

① 昨年の春ごろ流れていた
     ネスカフェ・ゴールドブレンドのCMの話


  この商品、かなり昔に作家の遠藤周作を使って
    広告していたのですが、時がたって、その古い映像に
    唐沢寿明演じる現在の映像をデジタル処理でかぶせた
    スタイルの手法のものでした。


  この手法、コーヒーの「ワンダ」でも桑田佳祐と黒沢明、
    そしてジャイアント馬場という組み合わせ手法でも見られ、
  ちょっとした流行の手法でした。


  このCMに対してあるネットの質問書込みの欄で
  「あのCMに出て来る“コリアン”先生って韓国人ですか?」
  ・・・・だって。


  思わず椅子から転げ落ちてしまいました。


  そう、“狐狸庵”先生、作家の 故 遠藤周作氏のことです。


  “コリャアカン!”


② 昨年末、芸能界を騒がせた故、林家三平の娘「泰葉」の話

 

  泰葉は元の亭主の春風亭小朝に向かって
  「金髪のブタ野郎!」と言ったことで有名でしたが、
  別の取材時、本当はもっときつい事を投げかけたとして
  こう言ったそうです。
  「切腹しろ!」・・・「私が介抱してやる!」・・・???
  ご丁寧にテレビ局もその言葉通りテロップを流していました  が・・・


  思わず椅子から転げ落ちてしまいました。


  「介抱?」・・・「介錯」の間違いじゃござんせんか、
    アホ丸出しの泰葉さん。
  切腹で殺しておいて介抱して助けるって、
    そりゃ「マッチポンプ」ってもんですよ。
  
  あぁ、“解釈”の違いか!


この広告業界に身を置くのであれば、

それこそ「違いの判る」人であって欲しい

ものです。