どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3647

元日に配達された年賀状は、約8.82億通だったそうである。去年の10.3億通から節目を下抜けた感じであり、回復する見込みは無いと思われる。貰ってもそんなに有難味は無いけれど、出さないと親戚の集まりで何を言われるか分かったもんじゃないと云う負のネットワーク効果が、コロナ禍で弱まった影響も有るのではないかと勝手に推測している。テコ入れとしてお年玉くじは年々豪華になっており、今年は現金30万円かデジタル金券31万円、特製切手集&現金20万円の中から選ぶ事が出来る様である。当たりの年賀状を送った人との間にトラブルが発生しそうなレベルであり、何より射幸性を高める方向へ持っていくと消費者庁が黙っていないだろう。お正月の風物詩が喪われるのを惜しむ声も有るだろうが、だったら全て手書きにして、どうしても出さねばならない相手を厳選してみてはどうか。DXに対する抵抗感と云うのは、案外そんな些細な所に潜んでいたりするものなのである。

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