どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3612

今年を締める大相撲九州場所が終わった。幕内は実力が拮抗し、六場所全ての優勝力士が異なると云う珍しい年になった。結果として関脇と小結がだぶつくと云う日本企業あるあるな状況に陥っているので、見ている方としてはとても楽しめた。若手の台頭も目覚ましく、来年は更に熾烈になろう。中でも私が注目するのは若隆景である。とても発音が難しい。ワカタカカゲの真ん中の「カ」をハングルの激音の様に発音しないと上手く繋がらない。喋りのエリートであるNHKアナウンサーでも引っ掛かりを感じるので、練習しないと難しそうである。隆景、だけだとすんなり発音出来るのが面白い所で、連接する単語によって濁音や拗音に変化する日本語の発声メカニズムに秘密が隠されているのかも知れない。呼び出しや行司は伸ばしたり抑揚を付けてぶつ切りにしたりして違和感無く乗り切っている所に伝統の知恵を感じるのだが、四股名は変に凝らない方が良い様にも思うのである。

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