どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2707

もう暫くマスクのお世話になる生活は続きそうである。官給マスクが無駄にならなそうなので、その点に関してのみ良かったと言える。ただ折角の賜りものなので、もう暫くは仏壇にお供えした儘にしておきたい。10年後に偶然見つけて懐かしむ、穏やかな未来である事を望んでいる。それよりも当面の課題は「マスク焼け」対策である。日焼けしない部分がマスクの形で残ってしまうのをどう呼ぶのか定まっているとは言えない段階なので、暫定的に仮称しておく。日焼けサロンで徹底的に焼いておくと云うのが一番効率的ではあるが、結構高いのが難点である。またこれからの季節、蒸れの問題にも対処しなくてはならない。日焼け防止用のサンバイザーをフェイスシールドだと言い張ってマスク代わりにするのも一案であるが、大多数の同意を得るのは困難だろう。顔がまだらに焼けていても「自粛を頑張った証」と前向きに捉える世論を醸成するのが、一番穏当に思えるのである。

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