どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2732

熱中症警戒アラート。環境省と気象庁の職員は大卒が殆どの筈なのだが、誰もこの命名を止めなかったのか。東京アラートをパクって神奈川警戒アラートが設けられた辺りから怪しい流れにはなっていたが、「アラート」がそう云う情報に関する接尾語と認識されつつあるのかも知れない。警戒とアラートは同じ意味なんだから重ね言葉はおかしいと云う観点からすれば頭痛が痛む案件であるが、外来語と日本語を連結する際には、結構有りがちな話である。すぐに思い付いたのが「チゲ鍋」「ピビンバ丼」程度しか無いのが残念であるが、外来語はカタカナとしてその儘受容可能な日本語の融通無碍さの為せる業であろう。その善し悪しを論うよりも、「緊急事態だから意味が通じれば良い」の方が現時点では正論に思える。本当に意味を解釈していると云うよりも雰囲気を共有していると云う方が正しそうなのだが、それもまたこの言語の味わい深さの一つなのかも知れないのである。

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