何か普及の手を打つ度に評判が落ちる。マイナンバーカードも因果な星の元に生まれたものである。本日からマイナポイント申込受付が、各キャッシュレス決済事業者で始まった。既に「官給5000ポイントに加え、ウチでは1000ポイント上乗せします」「だったらウチは2000ポイント乗せます」と云う勝者無き熾烈な消耗戦が繰り広げられている。8月中旬頃までは、何処がどんな特典を付けてくるか様子見で構わないと思うし、多分今からカード発行を申請したら手元に届くのはそんな頃合いになりそうな気がする。この制度の欠点は「選択出来る事業者は1社のみ」と云う融通の利かなさで、国が執り行う事業としては公平性の面でいかがなものかと思う。尤もスマホが使えない人は制度の利用に大幅な制限が加えられる点はキャッシュレス還元事業と大差ないのであり、普及させたいのはマイナンバーなのかスマホなのかと云う戦略のゴールを、今一度検討した方が良い様に思うのである。
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