どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3527

随分と危ない橋を渡る。CCCがTポイント会員の購買履歴4000万人分を外販するそうである。匿名化されたデータを情報統合サービス会社と共同利用するらしい。聞き慣れない事業内容だが、要するに各企業が集めた顧客の個人情報を突合し、より精緻な消費性向を割り出し個人向け販促の基礎データとして提供する会社の様である。CCCが提供する情報は氏名や住所は除かれるが、メアド等は含まれるらしい。実質個人情報の売買に当たると見做されても仕方ないだろう。その際は利用許諾条件の再同意が必要になる筈だが、私の記憶が確かならば(最近自信が無い)そんなもん交わしていない。野放図に個人情報をばら撒いているので今更騒ぐ心算は無いが、納得しない人も居るだろう。競合他社は決済手段との一体化を進める一方、シェア争奪で苦しい立場なのは理解する。しかし個人情報は取り扱いを誤ると爆発大炎上する危険物であり、安易な収益化は逆効果になり兼ねないのである。

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