法令にもバージョン管理の発想を取り入れてはどうか。感染拡大を受けて「BA.5対策強化宣言」なるものが新規作成されたが、まん延防止等重点措置じゃダメだったのか。確かに行動制限は高リスク群に限られるし飲食店の休業要請も無いから別物だと云う理屈は通るが、今後BAナニガシが流行する度にそんなもんを濫造していたら話がややこしくなる。呼称はどうでもいいのだが話を分かり易くする為に「オッペケペー強化宣言1.0」と仮に名付ける。感染状況の推移を踏まえ、夜間の行動制限に踏み切りたいなら1.1、罰則を取り入れるなら2.0の様にバージョンアップをすればいちいち新しい名前を考える手間が省けると云うものである。一度公布されたものは可能な限り一貫性を保ちたいと云う行政的心理も分かるが、見直しが年単位ではなく週単位で行われるべき性質のものである。法令とアジャイルの相性の悪さは十分承知しているが、発想を切り替える好機と思って欲しいのである。
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