どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3645

人の怨恨は理屈ではない。だから長引くのは理解するが、もうちょっとなんとかならんかと思うさいたまである。2001年に合併してからの懸案の市庁舎の移転である。「さいたま新都心駅」と云う羞恥プレイの代名詞の様な駅の周辺に引っ越す、とだけ決まっていたのだが、具体的な場所や時期は転出を拒みたい浦和の反対で決まっていなかった。やっと「2031年度を目途にバスターミナル街区に移転整備を目指す」と云う歯切れの悪い決議が、3人の退席者を出した上で可決されたそうで、ここまでこじれると手の付け様が無い。新庁舎の住所を浦和区に付け替える案も出ているらしいが、それで気が収まるなら安いものだと思う(無論、大宮区の気が収まらなくなる)。隣人と未来志向の関係を築こうとする事の難しさを改めて思うのであるが、それは何も仲良くなるだけが決着ではない。背中からは撃たないと云う最低限の手打ちが纏まれば十分、と云うケースの方が普遍的なのである。

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