どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3644

日本の労働生産性は低い。何度も繰り返される話である。2021年のデータではOECD38か国中27位だそうである。為替相場の影響も有るだろうが、もっと根源的な問題だと思う。労働生産性と呼ばれているが、単位時間当たり幾ら稼いだかで比較されているのであり、他人の上前をハネる様なビジネスをしている国ほど数値は高くなる。それも一種の付加価値には違いないのだが、投入時間と労働生産性に相関関係が成り立たなくなっている点は注意すべきだろう。見た目の数字を上げるだけなら金融業の法人税をゼロにして、世界中からその手の企業をかき集めれば宜しい(欧米は黙っちゃいないだろうが)。産業構造の違いは労働者の努力で補える類のものではない。頑張りを見せて残業時間を増やせば、逆に生産性は下がる。生産性の低いオジサンの存在は認めるが、そう云うミクロの話では無い。外国との比較に敏感である事は好ましい一面も有るが、過度に気にする必要も無いのである。

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