どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2917

秋入学への移行なんざアホらしい。そうせせら笑っていたのが遠い過去の様に思える。現状を判断する限り、その当時主張していた「1年総浪人大作戦」も混乱を助長するだけだと自己批判している。社会の仕組みにブレーキを掛けるのがどれ程難しいか、痛感している。学校が春入学なのは年度会計制度を取るお役所の都合には違いないが、秋入学も結局は企業側の都合が優先されている様に思える。海外と国内の新卒採用を纏めて済ませたいと云う理屈は合理的ではあるが、未経験者の若者を一括採用する仕組み自体が日本独特である。ジェネラリストの育成や若年層の雇用の安定と云う利点は有るものの、養成期間が長い分、俊敏な経営転換が難しいと云う面も有る。今後成長する分野ではジョブ型職種の通年採用が普通になるのだろうし、それが多数派になれば入学は春でも秋でも関係あるまい。下手な小細工を弄するよりも、学びの場の立て直しを優先すべきだと思うのである。

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