アフターケアが有るだけまだマシか。車のディスプレイオーディオのファームウェアがバージョンアップされた。本体にSIMが挿さっていれば通知ぐらいはしてくれるのかも知れないが、そこまで高級品では無い。スマホアプリをたまたま確認したら更新データを見つけたのであるが、それを適用する手順が何と言うか苦労の跡を偲ばせる。まずスマホにダウンロードしてテザリングを起動し本体側からWi-Fi接続を確立して両方の画面で「確認」を押さないとアップデートに辿り着けないので、大多数の人は途中で挫けるのではないかと推察する。コネクテッドカーが普及すればこう云う苦労も昔話になるのだろうが、「出来る範囲でやりくりするしかない」状況は同情する外は無い。そもそもIoT機器の脆弱性は放置される事が多く何かと乗っ取られがちである。バグを潰してくれるだけでも有難いと思うべきなのだろうが、もう少し普通の人にも分かり易く出来ないものかとも思うのである。