TOKYO ⇔ SAIGON そしてたくさんの街へ

東京とサイゴン、そして、いろいろな街を巡ります。

宮古島の麺

2006-02-18 | Weblog
これは宮古そば。一見すると何も載っていない。

しかし箸でひとすくいすると、中からよく煮込んだソーキが出てくる。

その理由は、宮古が昔、貧しくて子だくさんだったから。

上に載せると、肉が大きい小さいで子供たちが争ったから隠したのだそう。

その習慣を今も残しているそばやさんは、もう宮古島でも少なくなった。

本土から来たそれを知らない客が、何も載っていないから注文しないのだ。

この店のそばは、にんにくが効いていて、下にはとろけそうな肉がたっぷり入ってる。

日帰りでそばを食べに行った甲斐があった。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
とうとう (グロリオサ)
2006-02-21 00:40:55
お久しぶりです。とうとう行ってきちゃったのですね。その行動力、いいですねー。宮古そばもおいしそう。そんな母心のエッセンスの効いたストーリーがあったなんて知らなかったです。

私なんてウジウジ、ウジウジ・・・3月、4月と続くコンサート本番のプレッシャーに思いっきり打ちのめされています。本来はSなんですけどもねぇ・・・。
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そんな秘密があったなんて (QMY)
2006-02-21 06:45:43
宮古に行ったときに食べておけばよかったです。中にソーキを隠してけんかしないようにする心遣いが今となってはほほえましいですが、貧しいがゆえにというのは、豊かになってよかったねと言ってあげたいですね。
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Unknown (mchokobo)
2006-02-22 06:12:24
>グロリオサさん



聞かなかったら、ただ通り過ぎるところでした。食にまつわる歴史って、気にしないと通り過ぎてしまいますね。



>QMYさん



そうですね。沖縄はたいへん苦労した歴史がありますからね。ベトナム戦争と無縁でもなかったことを知りました。こうして点と点が線で結ばれてゆきます。
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