秋の空気にすっかり入れ替わりましたね。
夏の疲れはとれましたか?
このひと月、好・不調を繰り返しながらも、9月も中旬を過ぎた頃から体調は安定してきました。
日常的に話すことは私にとってリハビリであり、社会復帰への根幹を築く一歩です。
そして、リハビリは裏切らない。
健常な頃は思いもよらなかったことですが、たくさん会話した後はよく眠っていました。
話す・休むを繰り返すうちに、眠ることは減ったように感じています。
そんなひと月の間のいいことをいくつか。
☆ ☆ ☆
朝から台風が東京を直撃した日、我が家の地区は可燃ゴミの収集日でした。
「収集に来るのかしら? この強風と豪雨で?」
叩きつけるような暴風雨の中、ゴミを出しておいたものの、作業者の皆さんの安全も気にかかった。
けれどもほとんど通常通りの時間に、収集車が通り過ぎてゆく音が。
心から、「来てくれて、ありがとう」
☆ ☆ ☆
その台風が過ぎた数日後、2つの展覧会を鑑賞するため銀座へ。
たまたまお昼をとりに訪れた無印良品で、お絵描きすることになりました。
思いついた髪形を描くというもので、おとなも参加してよいとのことでついつい。
ぼやけた画像でごめんなさい。

↑モザイクアフロと

↑葉っぱの子。
幼い頃大好きでよく使っていたクーピーペンシルで。
☆ ☆ ☆
目的の一つ、松屋銀座で開催されていた「ベニシアと仲間たち展」へ。
京都大原にある築100年の古民家に住み、お庭で植物やハーブを育てる手作り暮らしをされている
ベニシア・スタンリー・スミスさん。
そのライフスタイルと、彼女と交流のある仲間の皆さんが生み出す作品の展示でした。
小学3年生の頃、父の転勤で半年だけ住んでいた福島のお家での暮らしを思い出しました。
当時庭のつくしが顔を出す頃、床の間に置かれたレコードプレイヤーから、
ビバルディの「四季・春」がよく流れていたことも。
展示を見ながら私の目と胸の中は潤んでいました。
自然と向き合い心を開いてゆくことの大切さ、
どこまでも広がる解放された精神に魅了された時間でした。
☆ ☆ ☆

そしてもう一つ、ポーラ ミュージアム アネックスで開催されていた、
「チェーザレ~破壊の創造者~ 惣領冬実 原画展」(既に終了)へ。
講談社「モーニング」で不定期連載中の漫画で、ルネッサンス史上伝説の人物を、
資料と史実をもとに独自の視点で創作された作品です。
画そのものの美しさ、ストーリーの面白さに魅かれていたので、どうしても原画を見たくなりました。
展示されている4cから1cに至る原画すべて、流麗な線、静謐で丁寧な仕上がりに作者の気迫を感じました。
4cの配色、トーンはイタリアルネッサンスの光を美しく再現していて、酔いしれるばかり。
一方で、もっと自分の作品を突き詰めていかなくてはと気持ちが引き締まります。
発売中のムックは制作過程、ストーリーや歴史的背景がわかりやすくまとめられていて
初心者からファンの方まで楽しめるものでした。
☆ ☆ ☆
氏神様の神社のお祭りでひいたおみくじは「末吉」
「苦しみもいつか消え近いうちに楽しいことが来ます。
みずからの職業を熱心につとめることです。」
おみくじは、いつもその時の自分にふさわしい言葉が贈られると実感します。
実は良いも悪いもなく、自分がそうと決めつけているだけのものかもしれません。
☆ ☆ ☆
ラジオから流れてきた言葉
「幸せは自分が決める」
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好きな言葉
「セレンディピティ」
今日もいい日でありますように。