365wedding オーダーメイドのウェディング(結婚式)と美しいウェディングドレスの選び方とデザインについて

美術館・重要文化財の建築・世界遺産・レストランなど、新しいカタチのオートクチュール・ウェディング(結婚式)とドレス

旧石器時代・縄文時代から連綿と続いてきた日本の風景を歩く 八ヶ岳山麓編1/2

2017-08-27 15:49:53 | リゾートウェディング

旧石器時代・縄文時代から連綿と続いてきた日本の風景を歩く 八ヶ岳山麓編1/2

 

ここ数年、山登りする時に一瞬で通り過ぎていた山麓を歩いています。

そこには、自分達が今まで気付かなかった歴史の連続性みたいなものが見えて、とても興味深いのです。

その中でも筆者のお気に入りなのが、八ヶ岳の山麓で、特に八ヶ岳の西側には、とても興味深い景色が広がっています。

 

写真は、広域農道と呼ばれる八ヶ岳西山麓です。

道の両脇は田んぼで、風除けの松林があり、八ヶ岳の展望が美しく、とにかく気持ちの良い道です。

 

残念ながら、こうした道を歩く人は、ほとんど見かけません。

皆、車であっという間に通り過ぎるだけです。

でも、特に日差しが傾く時間帯、こうした田園と山並みは、本当に美しく光り輝くのです。

 

筆者は、様々なロケーションを求めて世界中を旅してきましたが、この周辺の風景は本当に気に入っています。

人間の営みと自然の営みの両方の良さが感じられるからです。

 

広域農道から尖石縄文遺跡に向かいます。

実は、八ヶ岳周辺には、旧石器時代から縄文時代にかけての膨大な遺跡があります。

なぜ、北海道にも近い気候の寒い八ケ岳周辺にこれだけの遺跡があるのか?筆者には長い間謎だったのですが、最近その謎が解けつつあります。

 

 

この道沿いには畑が続きます。

縄文遺跡が見えてきました。

尖石縄文遺跡には、竪穴式の住居群が多数復元されています。

 

そして、尖石縄文考古館には、周辺の発掘物が数多く展示されています。

筆者は、他の遺跡と合わせ、膨大な発掘物を見てきたのですが、面白かったですね。

縄文時代の土器といっても、小さいものから巨大なものまで本当にものすごく種類があります。

日本を含む東アジアは、現在分かっている限り世界で一番古く、西アジアよりも1万年近く前、17000年前の土器が発見されています。

そして、前にご紹介した霧ヶ峰・車山一帯が旧石器時代における石器を作る元になった黒曜石の産地だったことが分かっています。

これらの黒曜石は、山梨や東京はもちろんのこと、遠くアジアの大陸にまで運ばれており、これらの石器が広くアジア圏で使われていたことが分かっているのです。  

なぜこの一帯の黒曜石がそれほど広範囲に運ばれたのか?考えていくと、この国の成り立ちの多くが見えてきます。  

 

 

 霧ヶ峰・車山は、いわゆる分水嶺であり、北は千曲川から信濃川になって新潟方面・日本海へ抜けています。  

一方、太平洋側は、まず諏訪湖で下り、そこから釜無川水系を経て富士川となり駿河湾へ注いでいます。  

もう一つは、諏訪湖から天竜川となり、静岡へ注いでいます。   さらに、一山超えればそこは木曽川で、これは名古屋・伊勢湾へ流れていきます。    

このように、筏や船を使った交通の要所として、古くからこの一帯が栄えていたことが分かると思います。  

おそらく旧石器時代から縄文時代にかけては、日本列島の中心として位置づけられていたのではないかと思っています。  

その証拠に、この周辺には膨大な旧石器時代から縄文時代にかけての遺跡が存在しています。

たとえば、釜無川という名前は、釜つまり、滝壺が無い落差の少ない川という意味ですので、古来より筏を使った物流に適した川だったのでしょう。

陸上の交通網や家畜の馬などが存在しなかった時代、重いものを運搬する主役は筏だったはずです。

交易は、まず山の上から筏で物資を運び、海などから乾燥させて軽くしたものを人間の手で運ぶというカタチで行われていたと考えられるのです。  

そのため、山梨県は、海が存在しない県ながら、全国有数のお寿司の消費地であり、名物料理は煮貝ですし、諏訪周辺で海産物のテングサを使った寒天作りが盛んなのも、こうした文化が下敷きになっているからです。

東アジアの多くで乾燥した海産物が高級品として珍重されているのも同じ理由でしょう。

そして、縄文考古館にあった沢山のすり鉢とすりこぎの棒を見て筆者は考えます。 東南アジアからアジアにかけて広く見られる根っこからでんぷんを取る技法のことを。

そして、それは食料にするだけでなく、様々な籠や織物になっていったことをを思います。

周辺では、絹織物が栄えましたが、そのルーツの一つは、はるか縄文時代や旧石器時代の仕事だったのだと思います。 

 

 

考古館のカフェでケーキとコーヒーの休憩 とにかく水が圧倒的に美味しかったのを記憶しています。 歩

き回って疲れた身体に染み渡る水の美味しさ。

 

 

一生のうちで最も特別な場面の本当に特別な1着を お客様と共に創り上げていくデザイナーズ・ウェディングドレスの May&June

オートクチュール(オーダーメイド)のドレスを制作しておりますので、様々な人、場面に対応したドレスを提案します。


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本日は、先日開催したサシェ作りワークショップの様子をお伝えしたいと思います。

2017-08-23 19:36:20 | ワークショップ

 

本日は、先日開催したサシェ作りワークショップの様子をお伝えしたいと思います。

 

まず、サシェの材料から。

様々なハーブが用意され、自分の好みに応じて香りを調合することが可能です。

 

 

こちらは、ウェルカムドリンク

今回は、スパークリングブドウジュース

ワインにする前段階のジュースです。

筆者は、お酒がほぼ飲めないので、お酒気分に浸れる優れた飲み物として重宝しています。

ジュースなのですが、リッチな気分になれるのです^ ^

 

各自、サシェを縫っていきます。

終止笑顔が絶えないサシェ作りでした。

丁寧に縫っている方が多かったように見受けられました。

 

香りを調合していきます。

生姜は入れ過ぎないように注意!

生姜って結構香り強いのですね、気付きませんでした。

理科の実験のような手法で嗅いだ方が良さそう。

 

カレーのような匂いになるのか?お洒落な匂いになるのか?

調合が決め手です。

 

 

皆様、好みの香りが調合出来たようです。

香りって、なかなか調合する機会がありませんが、五感の中で実は一番強いのが臭覚なのだそうです。

もっと香りについて知りたいですよね。

 

サシェ、完成です!

レースのどこの部分を使うかで随分変わるので、センスの見せ所です^ ^

 

サシェ完成記念ということで、ケーキ入刀!?

格好良く4当分するところまでは出来たのですが、その先は。。すいません! ぐちゃぐちゃに。。

ケーキ切るのって難しい。

それでも、皆でわいわい、お茶とケーキを楽しみました。

 

 

今回、以前May&Juneにてウェディングドレスをを仕立てて式を挙げた方々にもご参加いただきました。

そして結婚式の様子など、冊子に作ったものをいただきました。

あまりの出来の良さ(コレクションのルックブックかと思うほど!)に一同感嘆

 

なかなか、ドレス作っている側としては、実際の式の風景をなかなか見れないので、嬉しいです。

 

そして実際に式を挙げた人が、ドレスの生地でこういう楽しみをするというのも良いですね^ ^

もちろん、これからドレス作ろうっていう方も是非チャレンジしていただきたいと思います。

 

参加していただいた皆様、楽しい時間をありがとうございました。

皆様、サシェ作りがあまりにも似合いっていて感激です。

 

サシェ作りワークショップ次回は、9月16日(土)と17日(日)の10:30〜12:30を予定しています。

次回から全2回の予定だったものを1回にまとめたいと思います。

料金は3000円です。

 

 

それから、8月26日(土)は、13時から17時までデザイナーがドレス相談受付ますので、ぜひドレスをお考えの方は、ご来店くださいませ。 

 

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8月15日(火)18時~は、かき氷とコーヒーのイベントやります

2017-08-11 15:25:15 | ワークショップ

 

夏真っ盛りですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

随分昔に、南欧を旅していた頃、毎日40度という猛暑でした。(今年も猛暑らしいです)

でも、不思議に夕暮れ時になると気持ち良い風が吹いてきて、今まで誰も居なかった街に人が沢山出てきて、一転街は大にぎわいとなっていました。

皆、夕涼みに散歩しているのです。

それまで暑くて死にそうだったのに、なんだかその時間になると、ものすごく気持ち良いのです。

夕暮れ時の一番綺麗で気持ち良い時に出歩くのって良いなと、その時すごく思いました。

 

日本のリゾート地は、夕暮れになると、誰も居無くなることが多いです。

もったいないなと、いつも思います。

 

当店の前の大正通りも、18時くらいになると、必ず気持ち良い風が吹いてきます。

これは、昼間、コンクリートやアスファルトによって蓄積された熱と夜の冷気によって風が起きているのだと思います。

 

丁度、岩山の山頂付近の夕方に吹く風のような状況が生まれるみたいなのです。

こういった現象は、都市の様々な場所で見られるはずなので夕焼けが綺麗だったりすることもよくあります。

 

先日は2重の虹が出ていました!

 

 

 

 

そんなわけで、夕暮れ時に街に出るのって良いなということで、イベントを企画しました^ ^

 

 

8月15日(火)18時~は、お店でかき氷とコーヒーのイベントやります。

夏なのでコーヒーだけだとどうかな?ということで、涼しいものが良いな!と思いつき、かき氷とコーヒーの組み合わせにしてみました。

 

 

予定のスケジュール

 

8月15日(火)18:00〜は、かき氷をやります。氷自体にはそれほど味が無いので、様々な味が作れるようにセッティングしたいと思ってます^ ^

18:30くらいから氷と人類の歴史について話す予定(超面白いです^ ^)

最近筆者は、人と氷の関係の奥深さに様々気付いてワクワクしております。人類の進化の過程には、氷が密接に関わっていたのです。

 

8月15日(火)19:00〜は、コーヒー淹れ方講座で、どういうコーヒーが感動するのか?についてお話しします。なぜなのか理由も分かります(超面白いです^ ^)  19:30くらいから実際にコーヒー淹れる予定

 

8月15日(火)20:00〜は、雨が降ってなかったら花火も予定(打ち上げではなく、手持ちで)

 

参加費500円

 

全ての時間が無理な方でも、一部の時間だけ来るとかもokです。

 

 

場所

contemporary creation+

180-0004 武蔵野市吉祥寺本町2-31-2-101
tel:0422-20-8101
open=12:30~21:00 月+金=休 (祝日の場合は営業)
 
 
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オートクチュールドレスのモノづくりの一端を体験!『リネンとレースのサシェ作りワークショップ』のお知らせ

2017-08-06 14:07:20 | ワークショップ

オートクチュールドレスのモノづくりの一端を体験!『リネンとレースのサシェ作りワークショップ』のお知らせ





contemporary creation+は、吉祥寺大正通りで16年続く服を中心としたセレクトショップです。

contemporary creation+では既製服だけでなく、デザイン画を描くところから作るオートクチュールドレスのオーダーを2012年から手がけています。

今回は、ドレスを仕立てる過程で様々気付いたこと・興味深いこと・楽しかったことなどを一般の皆様にも還元して楽しい時間を過ごす企画の一つとして、『サシェ作りワークショップ』を開催いたします。

このワークショップでは、ウェディングドレスに使用している本物のリバーレースやエンブロイダリーレースを使ってサシェ(sachet)を一針一針仕立てていきます。
とは言っても、シンプルなカタチなので針仕事はちょっと苦手という方でもご安心を。
どなたでもワクワクするサシェが作れると思いますよ^ ^

サシェ(sachet)とは?乾燥ハーブを布で包んだもの
クローゼットや引き出しの中、玄関に下げたりハンカチの間に入れたり、香りを楽しむアイテムの一つ。
日本では香袋と呼ばれ、長い歴史を持ち正倉院の宝物の中にも現存しています。
欧州では嫁入り道具の一つとして、また結婚する友人に送る事も。

May&Juneのアトリエに保管しているリバーレースやエンブロイダリーレースなどの中から気に入った柄をお選びいただき、針と糸で仕立てていきます。
そして、様々な香りのポプリをご用意しますので、仕上がったサシェの中に自分好みの香りを詰めて完成となります。

更に、オートクチュールドレスのオーダーの際と同じく、季節や時間に合わせて様々セッティングされたお茶とお菓子を楽しむことが出来ます^ ^
美味しいお茶とお菓子を楽しみつつ、楽しい時間を過ごしてみませんか?


日時
1日目 2017年8月19日(土)10:30~12:30
2日目 2017年8月26日(土)10:30~12:30

場所
contemporary creation+店内

費用 各回2300円(全二回4600円)

応募締め切り8月16日(木)

応募方法、メールまたは店舗への電話、店頭にて受け付けております。

メールはこちらをクリック

メールの際は、お名前・ご連絡先・参加人数をご明記の上、ご連絡ください。

電話 0422-20-8101 (12:30-21:00) 祝日を除く月・金は定休日

ご応募多数の場合は、先着順とさせていただきますので、ご応募はお早めにどうぞ。


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日本百名山でウェディング(結婚式)はいかが?霧ヶ峰・車山高原 2/2

2017-08-04 23:46:15 | リゾートウェディング



日本百名山でウェディング(結婚式)はいかが?霧ヶ峰・車山高原 1/2
http://blog.goo.ne.jp/mayandjune/e/f3c794f50bd5af00a29ab34de35f7476
のつづきです。

これまでドレスの撮影で様々な場所に行ってきましたが、基本的に建物中心の撮影でした。
景色メインの撮影場所はないかな?と考えていた折り、トレッキングの目的で来た霧ヶ峰・車山高原が景色も良く、駐車場やバス停なども近く、好適地であることが分かりました。

なので、いつかこの場所でドレスの撮影をやってみたいなと思っています^ ^

ちなみにhttp://mayjune.jp/のホームページには、奥日光で撮影されたドレスの画像がありますので、興味ある方は是非見てみてください。筆者は撮影の時行けなかったのですが、とても綺麗な写真です。

奥日光も、素晴らしい景色や建物があります。


筆者はバイヤーとして今まで数多くの欧州の街を巡ってきたのですが、欧州の多くの街並や建物は、その土地の素材で作られ、それが年月と共に経年変化し、その場所にすごく合っていて、とても良いなと感じていました。

でも、日本の街並は、どんどん今までの街並と変わっていってしまい、その土地の素材ではない新素材(産業廃棄物をリサイクルしたものがほとんどです)で作られ、日本の住宅は平均するとわずか20年という短い時間で取り壊されてゴミになっていってしまっています。

日本の街並は年々醜くなっていっていると思います。

駅前や国道沿いは、どんな地方都市に行っても同じような街並になっていってしまっているのです。

筆者は、長らくそのことに疑問を抱き続けてきました。


でも、日本の自然の奥深さというのは、世界のどの場所と比較してもひけを取らない素晴らしいものだと筆者は思っています。

ヨーロッパアルプスやカナディアンロッキーにも行きましたが、日本の山の方が奥が深い気がしたのです。
それは、海の中に高い山がそびえて、そこで雨や雪が降り、それが日本の自然に奥行きを与えているからです。

カナディアンロッキーの山は、最初は格好良いなと思うのですが、ずっと見ていると岩がずれたものという感じがしてくるのですが、日本の山は、岩というよりもっと神秘的な印象があります。

八百万の神と言いますけれども、信仰の対象になり得るようなそういう存在感があるのです。

なので、そういった自然の中で結婚式を挙げたい、あるいは撮影したいと思う方はとても多いと思うのです。

そういった方々のために、筆者は様々な場所の調査を続けてきたのですが、この場所はとても良いなと思うのです。

ここに来れば、その気持ちは皆様にも分かっていただけるかなと思います。



再び、車山肩のバス亭から始めましょう。
徒歩3分でこの絶景を見ることが出来ます。





車山肩から20分余、車山山頂との分岐付近

蓼科山や八ヶ岳の全貌が見えてきました!

絶景です。





柵がしてあるのは、鹿の食害対策のためです。

昔は、あたり一面ニッコウキスゲの大群落でしたが、鹿が増え過ぎたために激減。
現在は電気柵で覆って保護し、増やしている最中なのだそうです。


ちなみに車山高原・霧ヶ峰には、レンゲツツジの大群落もあるのですが、これは毒があるために鹿が食べられないからなのです。

なので、レンゲツツジの大群落がある草原は、大体鹿が食べられる植物を食べ尽くした草原ということになります。

レンゲツツジの大群落も咲くと大変綺麗なのですけれども。。

最近、『わあ綺麗』と思ってよく見ると毒草ばかりという景色をよく見ます(レンゲツツジとコバイケイソウの群落というのが典型的)
それだけ鹿が増えているのでしょう。

先日紹介した車山湿原は、日本で唯一無二ともいえる奇跡的に素晴らしい植生が残っているので、出来るだけ長く、こうした風景残したいものです。


白樺湖が見えてきました






周辺一帯は、冬になると車山高原スキー場になります。

筆者が初めてスキーで上から降りてきたのは、たしかこのスキー場でした(3歳とか4歳とか)

夏はスキーの初心者コースが、登山ルートになっています。

撮影時は8月末ということで、秋の花が綺麗に咲いていました。
何しろ北海道の稚内と同じくらいの気候ということで、8月半ばも過ぎると秋を感じます。


こちらは、草原に咲くワレモコウとアキノキリンソウ



途中にカフェなどもあります(写真撮影し忘れましたが)

カフェを過ぎるとスキー場から外れて山道になります。





美しい草原が続きますが、なぜか変なもの音が

なんだか街宣右翼が流している音楽のようなのような騒音(笑)

こんな場所に街宣右翼??まさか??

変な音の正体は、カーブで中央分離帯を超えた車への警告音だったようです。(もうちょっとましな警告音は考えられないものでしょうか。美しい景色と合わなさ過ぎです)



ちょっと一休みで、持って来たお菓子などを食べつつ風景に浸ります。

このあたりは、咲く花も多く、登山者も少なく静かな山行が楽しめます。(それだけに道路の騒音=警告音をなんとかして欲しいです)


白樺湖の側まで下ってきました

典型的な高原リゾートのイメージですね。
白樺は、木を切った後に生えてくる陽樹です。




夕暮れの白樺湖です。美しいですね





写真には撮ってませんが、白樺湖の周辺は、コンクリートで作られた昔のホテルやみやげもの屋の残骸が数多く建っていて、著しく美観を損なっているところがあります。

後先考えずに利益優先で何も考えずに観光地を作った結果がこれです。


霧ヶ峰・車山高原のリゾート地としてのポテンシャルは、間違いなく世界有数のものです。
世界遺産に登録されるだけのポテンシャルは間違いなく持っています。

それは自然もそうですし、歴史的に言ってもそうなのです。
その話は、書くと長くなるので、近々別の記事で書くことになると思いますが、このあたりは旧石器時代から縄文時代にかけて日本の文化の中心的な場所として機能していたところです。

このあたりには旧石器時代から縄文時代にかけての遺跡が山のようにあります。
そして、このあたりで産出された黒曜石は、東京はおろか、アジアの大陸で発見されることもあるのです。
文化的にも自然的にも大変奥が深い。

そして東京から3時間ちょっとで、このような北海道のような気候と景観の場所に行けるのです。
これ、本当にスゴイこと。


なので、リゾート開発は慎重にやってほしかったなというのが本音です。


もう一つ言いたいことは、日本のリゾート地は、夕暮れ時に誰も人が歩いていないのです。(皆、宿で食事しているようです)

夕暮れ時といえば、一番綺麗な時なわけで、その時を外で楽しまないリゾートって何だろう?と筆者は思っています。

そういう部分も含めて、もっと魅力的な場所にするのは可能なのにもったいないなと、いつも思います。



というわけで、白樺湖へ向かうルートは、雄大な景色が見られて良いのですが、人工的な部分は、もっと魅力的に出来るのになという感じです。

前回のルートは、そもそも人工的なものが大変少ないので、そういうネガティブイメージは少ないです(周辺の建物もほぼ木造ですし)

やはり、いろいろ考えないといけませんよね。



ただ、やはり東京から3時間ちょっとでこの風景に出逢え、なおかつ絶景まで徒歩3分という便利さは、他のどこにもない魅力と言えると思います。

是非、一度足を運んでみてください。
筆者は、一度ならず、何度も来てしまいました(笑)

あと、『霧ヶ峰』という名前の通り、霧が発生することが多いので、くれぐれも天気予報を注意深くみて計画立ててくださいね^ ^




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