365wedding オーダーメイドのウェディング(結婚式)と美しいウェディングドレスの選び方とデザインについて

美術館・重要文化財の建築・世界遺産・レストランなど、新しいカタチのオートクチュール・ウェディング(結婚式)とドレス

カフェ・ギャラリー・ブティックスペース" Hashibami "恵比寿西~広尾にオープン

2013-01-27 14:06:04 | 展示会



筆者が現在、注目している地区がある。
それは、恵比寿西~広尾界隈だ。

著名なアート書店『nadiff』www.nadiff.com/が表参道から恵比寿西に移動したことで、この界隈には、チラホラと面白いショップやレストラン、ギャラリーなどが目立ち始めた。


中でも、今、もっとも注目しているのが、広尾に近いエリア

このあたりには、リーズナブルでメチャメチャ美味しいフランス洋菓子店「アレグレス広尾」【Patisserie Allegresse】www.allegresse.co.jp/があり、



渋谷川から一本入った路地沿いには、コンテンポラリージュエリーの名店『gallery deux poisson』www.deuxpoissons.com/や 、

シックでミニマムな大変美しい服を作る注目のブランド『TAKIZAWA NARUMI』http://www.narumitakizawa.com/Pages/default.aspxのアトリエ兼ブティックがある。



そんな界隈に、新しくギャラリー+カフェ『Hashibami』がオープン
web: http://hashibami-ebis.tumblr.com/



そのオープニングレセプションにお邪魔してきました。




カフェ、ギャラリー、ブティックスペース" Hashibami " を手掛けるのは、バリスタであるグレン『CAFFE Il SOLITO』

プロダクトデザイナー・アクセサリーデザイナーである『DAN TOMIMATSU』http://dantomimatsu.com/

『YANOBI』http://yanobi.com/の3組のアーティスト・デザイナー達。


美味しいカプチーノをいただきながら、展示を見ると、、なんと、これはあの水爆実験で被曝した『第五福竜丸』ではありませんか。




お話を聞くと、この絵を描いた方は、76歳の現代美術家のAKIRA MATSUMOTO氏。赤瀬川源平さんの世代の方だそう。
http://www.vocabow.com/art/matsumoto.html


松本旻

1936 大阪市に生まれる
1963 安井賞候補新人展(京橋・東京国立近代美術館)
1964 日本版画協会展 山本鼎賞受賞
1970 シエル美術賞展佳作賞受賞(京都市美術館)
1970 今日の作家70年展(横浜市民ギャラリー)
1975 リュブリアナ国際版画ビエンナーレ展グランプリ受賞(スロベニア)
1975 文化庁在外研修員(米欧)
1978 写真と絵画(東京都美術館)
1979 ジャパン・アート・フェスティバル大賞受賞(大阪・国立国際美術館他)
1980 アジア現代美術展(福岡市美術館)
1983 現代美術における写真(東京-京都国立近代美術館)
1986 ザ・メッセージ〈日本現代絵画83人展〉(横浜・そごう美術館)
1989 広島・ヒロシマ・HIROSHIMA(広島市現代美術館)
1991 現代作家シリーズ3人展(神奈川県民ホールギャラリー)
1975 松本旻作品集《1960-1990》刊行(ギャラリー夏彦)
1992 ウロッラフ国際ドゥローイングトリエンナーレ展受賞(ポーランド)
1993 版画とことばと皿「樹景」刊行(町田市立国際版画美術館)
1994 矩形の森思考するグリッド(埼玉県立近代美術館)
1995 70年代と色彩〈3人展〉(町田市立国際版画美術館)
1975 戦後文化の軌跡《1945-1995》(目黒区立美術館、他)
1996 版画の1970年代(渋谷区立松濤美術館)
1997 日本ビジュアルポエジー展(ハンブルグ他ドイツ巡回)
1998 日本の木版画200年展(町田市立国際版画美術館)
1999 詩を見る(日独ヴィジュアル・ポエトリィ展)(日本現代詩歌文学館)
1975 イメージのむこうがわ(東京都現代美術館)
2000 「アート最前線25年 作家とともに(池田20世紀美術館)
2004 日本の木版画100年展(名古屋美術館)
2005 現代版画の潮流展(町田市立国際版画美術館)  他多数

hpより







今回展示されている絵画は、新聞の記事を拡大して描くのがコンセプトだそうです。

キュレーターの『DAN TOMIMATSU』『YANOBI』のお二人の話では、元々、アートというのは、社会に対する鋭いメッセージがあったもの。

それが、1980年代後半くらいから、全く無くなっていってしまったことが問題なのではないか?

今、オープニングでやるなら、原爆や311を通過した日本という現状を踏まえた展示をやりたかったとのこと。


とはいえ、キュレーター本人達の作品は、


雪解けをイメージした『YANOBI』の皿」





輪ゴムをモチーフにしたDAN TOMIMATSUの『RUBBER BAND』など、お洒落でユーモア溢れるもの。






天上が高く開放的な店内には、オランダのdroog designのランプが吊るされている。


店内、ほとんどが日本人のはずなのだが、外国に居るみたいなのが不思議ですね ^ ^

筆者の好きなアムステルダムのヨルダーン地区や、パリの3区北マレ界隈と同じ空気が流れている、この素敵なカフェ、ギャラリー、ブティックスペース" Hashibami " 是非、行ってみてください。

オススメです!!




お隣の『TAKIZAWA NARUMI』アトリエ兼ブティックhttp://www.narumitakizawa.com/Pages/default.aspxでは、ミラノでJIL SANDERのデザイナーを務めていたお二人が、『TAKIZAWA NARUMI』の春夏商品を物色中







ジャケットが大変気に入ったようで、しきりに、「これ買って」を連発しておりました。


いやあ、良い服ってほんとうに良いですね!




『Hashibami』
場所: 150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-4-2


web: http://hashibami-ebis.tumblr.com/




text by g




一生のうちで最も特別な場面の本当に特別な1着を お客様と共に創り上げていく

デザイナーズ・ウェディングドレスの May&June

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クリエイター・インタビュー第一回 DAN TOMIMATSU 富松暖
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DAN TOMIMATSU インタビュー 第二部 イタリア編
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DAN TOMIMATSU インタビュー 第三部 帰国編
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クリエイターインタビュー第二回 TAKIZAWA NARUMI その1
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TAKIZAWA NARUMI インタビュー第二部 服作り編
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オートクチュール・ウェディングドレス Miho Tanaka(May&June)インタビュー3/3

2013-01-20 20:01:37 | May&June



新春特別企画

クリエイターインタビュー第三回 Miho Tanaka(May&June)インタビュー1/3

オートクチュール・ウェディングドレス Miho Tanaka(May&June)インタビュー2/3のつづきです。


ccplus
オートクチュール(オーダーメイド)とプレタポルテ(既製服)の作り方の違いについて教えていただけませんか?


Miho Tanaka
既製服は、標準サイズの大きさに沿って型紙を起こして作っていきます。
オートクチュールは、その人だけのために作るので、大きさやバランスが、既製服とは異なってきます。



ccplus
文化服装学院は、学生を使って身体の大きさを立体測定し、標準ボディを作っているそうですが、その標準とは違うのですか?


Miho Tanaka
その標準とは違います。メーカーやブランド独自の標準サイズがあり、それはまちまちです。


ウェディングドレスのオートクチュールをやってみて、初めて人間の体型や大きさは様々なのだと実感しています。
所謂『標準体型』の人など、ほとんど居ないのだなと。


ccplus
それは、ありますね。
なので、うちも様々なブランドを入れてます。
人それぞれに似合うものが違いますから。


ウェディングドレスを受注した場合、まず何をするのですか?





Miho Tanaka
まず、お客様と話合います。
お客様と話しながら、要点や要望をお聞きした上で、希望のイメージをふくらませていく作業をします。

お互いの思い描く形を確認するために写真等の資料をお見せしたりデザイン画を描いていきます。

最低でも10型くらいお客様に提案していきます。





通常出来上がりまで3ヶ月ほどなので、その中で仮の布での調整(仮縫い)が2~3回あり、それで全体のバランスを見ながら調整していき、また、生地やディテールなど様々な提案をしていきます。


もちろん、通常のメーカーの既製服でも、こうしたチェックは行うのですが、オートクチュールの場合、これよりもずっと長い時間(出来上がりまで2~3ヶ月)をかけて、調整していきます。


オートクチュールは、この時間的なプロセスが楽しいと思います。

お茶やお菓子も出てきますし(笑)




ccplus
ドレスをデザインする時、何をインスピレーションにして始められますか?


Miho Tanaka
その時によって違いますが、たとえばこれは、川のほとりの半分屋外のテラスで、オーガニックの野菜を使った料理を出すレストランでのウェディングということで、
まっ白というよりは より自然に寄り添った生成りに近い色の素材を使用しています。

川の流れのイメージと共に自然光で美しく浮かび上がるよう チュールを沢山重ね表現しました。






ccplus
半透過の光の効果が上手く出ていますね。


Miho Tanaka
ありがとうございます、布の動き方も綺麗でした。

そして、想い出の着物生地をドレスに使いたいというご要望でしたので、新郎のジャケットのラペルと新婦のウエストベルトに共生地の着物生地を使用しました。


この結婚式は、友人の結婚式だったので、実際に参加したのですが、緩やかでおだやかな時間が流れていて、とても良い結婚式でした。

こういう半屋外の結婚式ということですと、海の家の結婚式のドレスなんかも、是非デザインしてみたいと思っています。


ccplus
夕陽にきらめくドレスなんかも、ロマンチックでとても綺麗でしょうね。




ところで、ドレスの仕事は楽しいですか?



Miho Tanaka
高校生でユニフォーム製作に関わった時、 イッセイのアトリエの駄目だしをしてくれた方から「服、楽しい??」と 聞かれて 「楽しいです!!」と間髪入れず、 涙が出てしまうほどの笑顔で答えたのを覚えてます。 

文化の時受けたイッセイミヤケの面接会場で、BFBの修了ショーで、東京コレクションブランドの社食で、お会いする機会がある度に「服、楽しい?」と聞かれるのです。

 
BFBの修了時は 作品の創り込みと社会での進む道のついてのギャップに悩みながら、着用者のアテさんに助けられ作れたような状況でしたので「楽しいです」の答えにはかなり嘘がありました。
 

仕事として服に関わってからは もちろん学生の時とは違う楽しいも苦しいもありますよね?
だから高校生の時とは違うではなくて、「楽しい?」=「心弾んでいる?」という事だったのかなあと




これからもこの言葉を自問自答しながら製作していき、心弾むドレスを良き日に着ていただけたら嬉しいですね。


ccplus
着ていただくご本人、式に招待されたゲストが楽しいのが一番ですから。
作る側は、そうなることが、一番心弾むことかもしれないですね。




ブランドの方向性・アイデンティティとしては、どういうことを考えていますか?


Miho Tanaka
図書館みたいなイメージというものはあります。


ccplus
それは、歴史性とか知性を反映するということですか?


Miho Tanaka
はい。でも、それは、ヴィンテージ風ということではなく、そういった歴史性に現代の要素を取り入れた感じということです。




ccplus
モードが入っているということですか?


Miho Tanaka
いいえ、実はあまり、モードとかトレンドという言葉は使いたくないのです。


歌舞伎観賞が趣味のひとつなのですが、昔は歌舞伎は紋付袴で観に行く と言われていたように、和装の女性や羽付きの帽子にループタイにツィードジャケットの男性など、晴れ(非日常)の日を意識した服装の方が多いです。

特に年配の方の着こなしが粋で、トレンドというお洒落
じゃないんですね。本当にそれぞれに楽しんでいる。

こういう場所に行くと、素敵に年を重ねていきたい。と、素敵な大人に憧れます。


ccplus
歌舞伎は実は、高校生以来行ったことがないのですが、海外だとコンサートや劇やパーティーなど、大人の楽しみの場所が沢山あり、幕間の時間なども、とても洒落ているので、日本でも、もっとそういう場面が増えれば良いのにと思います。





Miho Tanaka
歌舞伎の幕間の時間もとても素敵なのです。
頼んでおいた松花堂のお弁当を食べたり、職人さんに印鑑を彫ってもらったり。。
客席から廊下に出ると縁日のような光景が繰り広げられていて

日本で可能なマナー(TPO)を最も意識した身近なものは やはり冠婚葬祭でしょうか。


ccplus
たしかに冠婚葬祭は、儀式として様々な決まりというか伝統がありますよね。


Miho Tanaka
ただ、決まりきった伝統的な型に当てはめるのではなく、着る方やそのご家族にまつわる思い出や、会場の歴史、会場の建物を手がけた建築家の想いなども デザインに取り入れ、新しいTPOを意識したドレスを作れたらと 思っています。

TPOM(Time,Place,Occasion,Memories)と言いますか


ccplus
そういうものが、是非見てみたいですよね。






所謂、一般的な結婚式に対する疑問ってありませんか?

僕なんかは、本とか雑誌を見ても、どうもピンと来ないことが多いのです。デザインする側からの視点から見てということですが。。

一般の参加者も、なんで突然こういうスタイルになってしまたのか?と思う人が沢山居ます。


Miho Tanaka
ヘアメイクもそうなのですが、所謂一般的な結婚式ってパッケージ化されていて、髪が不自然に巻かれていたり、普段の『ワタシ』とは極端に違うヘアメイクや服装になってしまい、それに慣れないままに挙式を迎えるということが多いように思います。


ccplus
そうですよね。なんというか、すごく不自然な感じに思えるのです。
もちろん、『ハレの日』なので、いつもと違った特別な部分は、当然必要だと思いますが、それが正しくカタチになっていないのではないか?と思います。


お葬式もそうなのですが、あたふたとしている合間に、
なぜだか戒名書いてもらうのに10万円払っていたりとか、それ、本当に必要なのか?と



Miho Tanaka
時間が足りないし、分らないから、おまかせになってしまうのでしょう。

晴れ(非日常)の日の感覚に慣れていない、もしくは、晴れ(非日常)の日の標準を誤解されている方も多いのかなと思います。

晴れ(非日常)の日だからといって、突然、サテンのドレスを着て羽根がついたものを羽織らないといけないわけではなくって、普段のお洒落の延長線上に、もっと粋なお洒落というものがあるのではないかと思います。






ccplus
そういう意味では、結婚式が出来る美術館や、特別な場所を多く訪問した時に、そういった粋な着こなしをしたくなりましたよね。自然と。


Miho Tanaka
そうですね。

デザインするにあたり 市場に流通する服には 制約が必ず発生しますよね。
予算だったり、ブランドの要素だったり、、


しかしTPOという面では 意識が薄くなっているのかなと感じます 。

作る側も着る側も、着こなしの幅が広がったという事もありますが、、しゃきっと背すじを伸ばして楽しむお洒落 も作りがいがあり、着こなしがいもありますよと提案したいです。



ccplus
日本にも世界にも素敵な場所が、まだまだ沢山ありますので、是非ドレスアップして出かけてみていただきたいですね。

たとえば、そういうデートを繰り返しているうちに、自然と身のこなしや、結婚式のドレスアップの心構えなんかも出来てくると思いますし。







Miho Tanaka
ウェディングのことでいえば、やはり、時間が無いということが、一番問題だと思ってます。

なので、日々発見するアイディアや細部のデザインを会話の中でご提案することで、お手伝いできたら と思っております。

もっともっと素敵な結婚式が出来るのではないかと思います。


式準備スタートから、好きな映画のウェディングシーン等の資料や写真を集めたり、素敵なお気に入りの場所に行って想像を巡らせたりしながら、ドレスを作っていただけるとより嬉しいです 笑

こちらも発見がありワクワクします。

そして、自分が招待されたら、ワクワクする、行ってよかったなと思えるような結婚式 是非してほしいなと思います


ccplus
そのためには、とりあえず、どこかの結婚情報誌を読んで、全部セットになっている式を決めるとかではなく、自分の五感を使って、楽しみながら準備していただきたいですね。


本日はどうもありがとうございました。


Miho Tanaka
こちらこそ、ありがとうございました。








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クリエイターインタビュー第三回 Miho Tanaka(May&June)インタビュー1/3

クリエイターインタビュー第三回 Miho Tanaka(May&June)インタビュー2/3

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オートクチュール・ウェディングドレス Miho Tanaka(May&June)インタビュー2/3

2013-01-10 17:54:42 | May&June


新春特別企画
クリエイターインタビュー第三回 Miho Tanaka(May&June)インタビュー第一部のつづき

本日は、第二部です。

オートクチュール・ウェディングドレス Miho Tanaka(May&June)インタビュー第二部



ccplus
文化服装学院には何年居たのですか?


Miho Tanaka
3年+1年(BUNKA FASHION BUSINESS SCHOOL=現・文化ファッション大学院大学)です。


ccplus
文化の授業はどうでしたか?


Miho Tanaka
正直なところ、1年生の時は、全く面白くなかったのです。
基礎を習うのですが、高校の授業内容と同じ部分も多かったので。

文化では、生産ラインに乗せる服を作れる人を育成する学校なので、そういう部分でもオートクチュールに比較すると面白くなく、一人で放課後、好きな教授について学べるゼミに通っていました。

そして、デザインコンクールに挑戦してみたいと思うようになりました

このゼミで出逢ったのが、現在May&Juneのドレスの縫製を多く手掛けていただいてる中田さんです。
彼は、1学年年上なのですが、文化を首席で卒業してコムデギャルソンに入りという天才的な方で、その後全く交流がなかったのですが、偶然、この仕事を頼むことになりまして、大変頼りになる有り難い存在です。



ccplus
それは、良い出逢いでしたね。他にはどういうことをしていたのですか?


Miho Tanaka
課題が忙しくて、ほとんど憶えていないのですが(笑)、コンクールの服作りはずっとやっていて、これがなかなか受からずに、初めて大きな大会に受かったのが、AIR FRANCEのコンテストで、パリに行くことが出来ました。

オートクチュール協会の方が審査員ということで、国内の予選に出した状態から ドレスを解体し裏の仕様をパリの本選までに作り変える作業をしました。
なので空港に向かう車の中でも 縫っていました。
あんなにも必死の状態は 他にはないと当時は思いましたが、社会人になってからもギリギリまで作りこみたいという状況は 変わりませんでした。

やはり締切と戦い、接戦です笑
でも 必死に向かい続ける その感覚は 忘れたくないと思っています。




このコンテストで、ルーブル美術館の地下でショーを行うことが出来たのです。




ccplus
ルーブル美術館でショーが出来るというのは、素晴らしく貴重な経験ですね。

パリの印象はどうでしたか?


Miho Tanaka
パリの街について語れるほど 滞在したことはありませんが、ずっと作ってみたかった作品をコンクールで発表する夢が叶った場所 。そして今につながる人たちと出会えた場所 として強烈な印象に残っています。

そしてやはり、小学生の頃 食い入るよう見ていた世界美術全集の ダリやピカソ、ロートレックたちが 歩いた街と思うと心臓が高鳴りますね



ccplus
卒業コレクションは、何を作ったのですか?


Miho Tanaka
卒業ショーの時期に
応募していた中国主催の北京ファッションコンテストの審査を通過した為
中国での本選に向けて 3体ほど製作しておりました
テーマは“woman on the Brige”  中国大陸を流れる河をドレープで表現した白いドレスでした


ccplus
北京にも行ったのですか?


Miho Tanaka
いいえ、当時ウィルスの流行により 周りに渡航を止められました
優秀賞を頂くことができ、返送された作品を入れた箱の中にお祝いのメッセージと沢山のお菓子が詰められていました 笑








ccplus
その後、BFB(BUNKA FASHION BUSINESS SCHOOL=現・文化ファッション大学院大学)に進学したのですよね?

BFBは、アントワープ王立ファッションアカデミーのような学校を日本にも作ろうというところから始まったと聞いたのですが、印象はどうでしたか?


Miho Tanaka
はい。BFB入学後 、文化服装学院と3年間とは違い、週一でコムデギャルソンのジュンヤワタナベさんのゼミを受ける機会を与えられたり(個室にて一対一でデザインをプレゼンしていく内容) 
第一線で活躍されている方の授業が多かったり 、そういった講師の方達は、先生ではないので 、私達をデザイナーとして対等に扱ってくれる緊張感がありました 。  

今までの文化服装学院とは明らかに違う授業内容でした。

今は大学院大学となり 人数も増えたようですが 当時は二期生ということもありクリエイション科は15人程でしょうか

人数が少なかったこともあります。



それから、パリコレクション研修旅行があり、ヨウジヤマモト イッセイミヤケ アンドゥムルメステール等  一日あたり10メゾン近くのショーを見て回りました 

マルタンマルジェラ(引退前)のショーは見るより体験する 感覚にせまるものがありました。

ルーブルでも何メゾンかのショーを見て 、コンクールの際自作のドレスを 同じ場所で発表できたと思うと嬉しかったのを覚えています







ccplus
なかなか面白そうですね。
スタージェ(研修)は、どこでやっていましたか?


Miho Tanaka
ナイーマ(naiyma)とケイタマルヤマです。
ナイーマ、今、もう無いですけど。


ccplus
良いブランドでしたよね。ちょっとアンジェロ・フィグスに似た感じで


Miho Tanaka
私もアンジェロ・フィグス好きでした。


ccplus
やはり、当時のアントワープというのは、本当に面白かったなと、今でも思います。
BFBは1年間なのですか?


Miho Tanaka
本当は2年間ですが、既に7年間服飾の勉強をしていることもあり、1年で修了にして就職しました。


BFBの修了コレクションでは『黄昏』というテーマでコレクションを作りました。
モデルをアテさんという、狼と一緒に育ったという伝説的な方が引き受けてくださり、よりイメージを深める事ができました。


ccplus
思い出しました。
この時のコレクションは、他のと違って野性的でしたよね。



photo by Harumi Obama
Miho Tanaka BFBの修了コレクション


就職は、どうしましたか?


Miho Tanaka
最初、一般的なアパレルも受けて受かっていたのですが、在学中からアルバイトをしていた会社があって、ここが新しいブランドを立ち上げるということで働かないか?という話があり、迷って、そちらにしました。


メンズだったのですが、やはりコムデギャルソン出身のカリスマ的な方がデザインを統括していましたし、デザイナーも気鋭の方(ヴェットモンの水野さんなど)が居て、面白そうだったのです。

ものすごく大きなスーパーマーケットのプライベートブランドの仕事だったのです。

ところが、数ヶ月して、突然、就任したばかりの有名百貨店のカリスマバイヤーだった人に、唐突にデザイチームの解散が上の方から命じられて、デザインチームが解散してしまいました。

解散する前日は、徹夜でデザインについて会議していたのですが。。


ccplus
それは、大企業の理不尽さを痛感しましたね。
それで、どうしたのですか?


Miho Tanaka
それから、デザインチームのメンバーのつてで、商社の衣料事業部での仕事とか、東京コレクションブランドでデザインをやっていたのですが、自分がやりたいタイプの仕事はないかと探していき、東京コレクションのKINOというブランドで働くことになりました。

ここで3年くらいデザインや生産管理、生地屋との交渉やショーの準備、インビテーションの作成から営業まで様々な仕事をしました。


ccplus
小さなメゾンで仕事をすると、様々なことをやらなくてはならないので、いろいろ勉強になりませんか?


Miho Tanaka
はい、アトリエの人数的には、ほとんど2人で全てをこなす流れでした。
東京コレクションの参加や、ショーを行う為 ロシア サンクトペテルブルクへ行ったり
本当に様々な経験ができたと思います。


ccplus
東京コレクションについては、どう感じましたか??


Miho Tanaka
海外のバイヤーをいかに呼ぶかで、開催時期やPRについて 全体で模索している時期でした。
海外で活躍されている日本のメゾンも東京で発表したくなるような 新しい魅力ある形態が生まれてきてほしいです。 伝統あるパリやNYと同じじゃなくとも独自に


ccplus
そうですね、もっと独自に世界に向けてアピール出来ると良いと思います。
東京コレクションも、誰に向けてアピールしていくのか?ということを、もっと真剣に考えるべき時が来ているのかなと。

ところで、この前後にGAREというブランドをやっていますよね。


Miho Tanaka
はい、AIR FRANCEのコンテストで、パリに行った時に知り合った文化の一期上の吉田さんや森さんと3人でブランドをやっていました。

たまたま資金を出してくれた方が居たのです。
吉本ばなな の『哀しい予感』という小説をイメージソースに、シャツを基本としてデザインしました。




photo gare design by Miho Tanaka



ccplus
この時に、恵比寿のギャラリーで、若手デザイナー達の発信の場所を運営しましたね。
その際は、大変お世話になりました。

お店をやりながらだったので、正直なところ、体力が持たず(休みが取れずに、やる気が出てこなくなり)1年しか続けることが出来なくて申訳なかったです。



Miho Tanaka
GAREの方も、森さんがニューヨークに行くということもあり、そのまま続けることが出来なくなりました。


ccplus
ニューヨークに行くと言いながら、その後アントワープから連絡があって、ドリスヴァンノッテンのデザイナーになったと聞いた時は驚きましたけど。


Miho Tanaka
そうですね、私もドリスヴァンノッテン大好きなので、働いてみたかったです。




photo guild



ccplus
それで、KINOの後は、どうしたのですか?


Miho Tanaka
その後、大手のアパレルやセレクトショップのオリジナルを作っているODMの会社のデザイナーとして働きました。

値段が安いので、コレクションブランドと比べて注文される枚数が断然多く、実感として、自分が考えたデザインが一般的に流通していくことを感じて、最初は嬉しかったのです。

電車の中で、自分がデザインした服を見かけることも増えましたし。


ただ、コレクションブランドの展示会は年間2回が標準ですが、ここでは10回程の展示会をやるのです。
展示会ごとの型数も多い事もあって 海外で買ってきた服をバラして、ちょっとだけ変えて作るピースがどうしても増えてしまいました.


ccplus
まさに、大手アパレル、ファストファッションの最前線そのものですね。



Miho Tanaka
はい。型数をこなす為 仕様やデザインの勉強になったものの、何のためにデザインしているのか、自分が何をやりたかったのか?分からなくなっていました。


その時に、たまたま、越谷総合技術高校のクラスメイト
だった友人が結婚することになり、ウェディングドレスを作って欲しいと頼まれました。


ウェディングドレスの注文を受け、その友人が一番似合うシルエットやデザインを考え、生地を選び、仮縫いをしているうちに、自分が好きだったデザインの感覚が
蘇ってきました。




式の会場の雰囲気やウェディングのルールを頭に入れ 、アクセサリーや花飾りを考えていく作業もワクワクしました 。

純粋に楽しかったのです。


最初は気づかず、この感覚なんだったろうと思いましたが、挙式入場直前は ランウェイに出る前のモデルフィッティングの時と同じ気持ちになります
会場のゲストの反応も気になり 緊張します


そして、彼女のウェディングドレス姿を見た、周りの人達や もちろん本人の表情も 何とも言えない喜びに満ちていて、こういうドレスの作り方って、なんて嬉しいことだろうと思ったのです。

自分が、服のデザインをやりたかったのは、こういう風に、人に喜んでもらいたかったからだと、この時に気付きました。

それが、ウェディングドレスをデザインしていこうと思ったきっかけになったと思います。






第三回へつづきます。



text by g




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DAN TOMIMATSU インタビュー 第二部 イタリア編
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TAKIZAWA NARUMI インタビュー第二部 服作り編
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クリエイターインタビュー第三回 Miho Tanaka(May&June)インタビュー1/3

2013-01-04 16:18:42 | May&June



コンテンポラリーファッションの総合サイト
changefashion にてMiho Tanaka(May&June)インタビューが掲載されております。
http://changefashion.net/blog/ccplus/2013/01/04153214.html



以下

クリエイターインタビュー第三回 Miho Tanaka(May&June)インタビュー第一部




今回は、新春特別企画といたしまして、クリエイターインタビュー第三回
オートクチュール・ウェディングドレス『May&June』のデザイナーであるMiho Tanakaのインタビューを掲載いたします。

ARTやFASHIONの文脈からデザイナーを志すまで、そしてアパレルデザインの現実的な問題を経験し、自らのブランドを始める経緯が語られます。

本日は、第一部です。


率直に言って、とても面白いインタビューでした。


是非、お読みいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。





Miho Tanakaインタビュー

神楽坂の『PAUL』にて


ccplus
こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。


Miho Tanaka
こちらこそ、よろしくお願いいたします。


ccplus
まず、生い立ちから伺うことになっているのですが、お父さんは、たしか住宅設計で、お母さんは美術教師でしたよね。


Miho Tanaka
そうです。


ccplus
お母さんは、どういう美術を教えていたのですか?


Miho Tanaka
それは聞いた事が無いのですが、私も小学生から美術教室に通っていまいした。


ccplus
当時、どのような絵を描いていましたか?


Miho Tanaka
ちょっと、こう暗い色彩で抽象画のような絵を描いていた記憶があります。





ccplus
小学生で抽象画というのも、大変珍しいですね。


Miho Tanaka
たしかキュビズムの授業のあとに描いたものなので、
正確に言うと抽象画ではないかもしれませんけれど。


ccplus
キュビズムは、そこにある現実を違った角度から再構成していく技法なので、正確に言うと、抽象ではなく具象の一形態だと思います。


Miho Tanaka
もう忘れてしまったけれど、そうかもしれません。
絵画の歴史の流れと主な画家についても軽くですがレクチャーがあり勉強になりました。


ccplus
絵は好きだったのですか?


Miho Tanaka
はい、自宅にある母の『世界美術全集』や『世界素描体系』をよく見ていたこともあり、とても身近で自然なことでした。

ダリやマグリットなど、そういったシュールレアリスムの画家に強く惹かれていました。
あとビアズレーとか、世紀末特有の退廃的な美しさに憧れていたのだと思います。
丁度同じく世紀末でしたし。





ccplus
ファッションに興味を持ったのはいつくらいですか?


Miho Tanaka
中学生くらいです。当時、装苑を読んだり(民放でも)やっていた『ファッション通信』が好きだったのです。
アレキサンダーマックイーンやジョンガリアーノが特に好きでした。

アレキサンダーマックイーンやジョンガリアーノといっても、服そのものというか、コレクションの演出含め、世紀末美術、シュールレアリズム(超現実)を現実化したような世界観に惹かれていました。


ccplus
マックイーンが『アンファン・テリブル』(最強の悪ガキ)と呼ばれていたころですね。


Miho Tanaka
そういうのを好きで見ているうちに、こういう世界で仕事をしたいと漠然と思っていたのですが、ある時、母が「ファッションを習える学校があるわよ」と教えてくれたのです。

それで、その高校に進学しました。
越谷総合技術高校の服飾デザイン科というところです。
他には食物調理科や電子機械科などもあり、全校マニアックの集まりでした。


ccplus
高校生からファッションを勉強していたとは、随分レアケースですね。


Miho Tanaka
高校のファッション科ということで、皆、一風変わった感じで、フランス人形が好きな子やプロ顔負けのマンガを書く子やゴルチエ信仰者など、いろいろ居て面白かったです。


ccplus
クラスに男の子とか居ましたか?


Miho Tanaka
2人だけ居ました。あとは全部女子です。


ccplus
学校では、どういうことを習ったのですか?


Miho Tanaka
サロンを持ち、オートクチュールで活躍されている平松先生という社会人講師の方から
オートクチュールの基礎について学びました。
基礎の縫製技術もそうですが、特に言われたのは、マナーやドレスコードに関してでした。
「雨の日に相応しいエレガントなコートとはどういうものか考えなさい。」など、
そういう課題が与えられてデザインを起こしてゆくのです。


ccplus
現在の仕事に直結しているような気がしますね。


Miho Tanaka
今思うと、そうなのかもしれません。
来春から、また平松先生のサロンに通って、オートクチュールの応用力をもっと身につけたいと思っています。






ccplus
他には、どんな感じだったのですか?


Miho Tanaka
ジョン・バートレットのショーや ハナエ・モリのショーなどに連れて行ってもらいました。
埼玉の田んぼに囲まれた本当に何も無い田舎の高校から制服を着て、ぞろぞろと青山とか
のコレクション会場に行くのです。

ccplus
それは、スゴイ高校時代ですね!

卒業ショーは、どういうコレクションをやったのですか?


Miho Tanaka
角度によってシルエットが変わる服とか、浮遊感のあるスカートなど、アバンギャルドと呼ばれるような服を作りました。

実は、卒業ショーで、三宅一生さんにコメントいただいたのです。「楽しい服を作るね、良いね」って


ccplus
それは凄いですね。というか、高校の卒業ショーに三宅一生さんが来るなんて、凄くないですか?

Miho Tanaka
世界を巡回したイッセイミヤケ展の展覧会オープニングの衣装を作ったのです。
チアリーディングの衣装です。


ccplus
たしか、高校はチアリーディング部でしたよね。
チアリーディングをやったのですか?


Miho Tanaka
いいえ、チアリーディングはやらなかったのですが、衣装を作ったのです。
一生さんが、「元気の出る感じが欲しい」とおっしゃって、「展覧会オープニングにチアリーディングをやるから、そのチームが着る衣装を元気がある若い人達にデザインしてもらいたい。」となって、コンペをやったのです。

それに参加しました。


そうしたら、デザインが受かってしまって、イッセイさんのオフィスに通ってアトリエの方々とやりとりしながら、チアリーディングの衣装を制作していきました。

その過程はNHKでドキュメンタリー番組として放送されました。

学校の先生にパターンを教わりながらトワルを組んで仮縫いをしました。


そして、その仮縫い段階では、一生さんから、「夢があって一番良いね。」と褒めていただいたのですが、それを生産する段階になると、制作を統括されている方から、この仕様のまま生産すると、とてつもなくコストと時間がかかるから無理とダメ出しされました。チアのチームが30人ほどが着るので、手の込んだ一点ものではダメなのですね。
仕方なく、量産用に妥協して作ったのですが、トワルの段階ほど仕上がりが良くなくって、結局採用されませんでした。


でも、とても貴重な体験でしたし、色々学べて本当に良かったと思います。
思えば、高校生の時に、こういう世界で仕事に触れることが出来たのは、本当に貴重な体験でした。

オープニングパーティーにも呼ばれて行ったのです。
建築家の安藤忠雄さんや写真家のアラーキーさんやモデルの山口小夜子さんなんかも居て、私達だけ高校の制服着てるので、皆不思議に思ったのか、話しかけてくれて、本当に楽しかったことを憶えています。


ccplus
それは、本当に貴重な体験をしましたね。


Miho Tanaka
それで、その一生さんの展覧会オープニングの時に、文化服装学院のチームの衣装の完成度が素晴らしかったので、文化に進学しようと決めました。



第二回につづきます。





May&June
http://mayjune.jp/


365wedding
特別な場所での役に立つウェディング情報 世界遺産・重要文化財・美術館で結婚式など、ウェディングの新しいカタチを探求します
http://blog.goo.ne.jp/mayandjune/




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クリエイターインタビュー第三回 Miho Tanaka(May&June)インタビュー1/3

クリエイターインタビュー第三回 Miho Tanaka(May&June)インタビュー2/3

クリエイターインタビュー第三回 Miho Tanaka(May&June)インタビュー3/3





クリエイター・インタビュー第一回 DAN TOMIMATSU 富松暖
http://changefashion.net/blog/ccplus/2011/12/23231910.html

DAN TOMIMATSU インタビュー 第二部 イタリア編
http://changefashion.net/blog/ccplus/2011/12/25152709.html


DAN TOMIMATSU インタビュー 第三部 帰国編
http://changefashion.net/blog/ccplus/2012/01/19210940.html




クリエイターインタビュー第二回 TAKIZAWA NARUMI その1
http://changefashion.net/blog/ccplus/2012/03/31151012.html

TAKIZAWA NARUMI インタビュー第二部 服作り編
http://changefashion.net/blog/ccplus/2012/04/14185402.html


ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートの会場『楽友協会』で舞踏会(バル)はいかが?

2013-01-01 18:36:16 | ウィーンの舞踏会(バル)



『ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートの会場『楽友協会』で舞踏会(バル)はいかが?』





皆様、新年あけましておめでとうございます。

本年度もよろしくお願いいたします。



さて、新年といえば、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートが有名ですよね。
http://www.wienerphilharmoniker.at/2013_nyc.html


http://www.wienerphilharmoniker.at/


筆者も、毎年テレビで見ております。
『美しき青きドナウ』を聴くと、しみじみ1年のスタートを感じます ^ ^

あの、バレエのシーン、本当に素敵ですね。

そして、あのバレエのシーンの場所を借りて結婚式が出来るという情報を、前に当ブログはお伝えしました。


その記事がこれです。


『究極の結婚式 世界遺産 シェーンブルン宮殿でウェディング』
http://blog.goo.ne.jp/mayandjune/e/49b5ef18fd4ab2995cbd327ca66c8dd0




究極の目標が一つ見つかったと思っていたのですが、ウィーンの舞踏会(バル)について調べていたら、またまたスゴイものを発見してしまいました!!


あの王宮、シェーンブルン宮殿や、ウィーンフィルの本拠地『楽友協会』でも舞踏会(バル)をやっているらしいのです!


しかも、バックで演奏するのは、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のようです!!!


これは、スゴイ!!
まさに夢の舞台です。





hpより



2013 1/24 ウィーンフィル舞踏会 楽友協会
http://www.wienerphilharmoniker.at/index.php?set_language=ja&cccpage=ball





2013年1月24日
開演:22時
開場:21時
終了:早朝5時

服装
女性:ロングのイヴニングドレス; 
男性:勲章付の燕尾服、タキシード、制服

場所
ムジークフェラインの建物内のホール 
住所:1010 Wien,
Bo¨sendorferstrasse 12


祝祭オープニング:
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:to be announced
演奏:
大舞踏会管弦楽団 ヘルムート・シュトイブル
トム・ハンクス・ダンス・バンド
など多数


入場券とテーブルの予約
舞踏会の入場券の前売りは2013年1月14日月曜日にウィーン・フィルのチケット・オフィスで開始します。住所:1010 Wien, Kärntner Ring 12、月-金9:30‐15:30
テーブル予約なしの舞踏会チケットはこの時点からのみ購入できます。


http://www.wienerphilharmoniker.at/index.php?set_language=ja&cccpage=ball



hpより


これは、ワクワクしますね~


ハプスブルグ家の遺産が豊富なウィーンでは、現在でも様々な舞踏会(バル)が開かれているようです。

そして、この舞踏会は、民主的に開かれた舞踏会(バル)のようで、ウィーンの人々は、毎年、この舞踏会(バル)を楽しみにしているそうです。

まさにシンデレラですね!


以下、ウィーンの舞踏会(バル)日程




日時 舞踏会名 開催場所 公式HP
2013 1/18 軍人舞踏会 王宮
http://www.ballderoffiziere.at/

2013 1/24 ウィーンフィル舞踏会 楽友協会
http://www.wienerphilharmoniker.at/

2013 1/26 医師舞踏会 王宮
http://www.aerzteball.at/

2013 1/31 技師舞踏会 王宮
http://www.tu-ball.at/

2013 2/7 オペラ座舞踏会 オペラ座
http://www.wiener-staatsoper.at/

2013 2/8 カフェハウスオーナー舞踏会 王宮
http://www.kaffeesiederball.at/

2013 2/8 お菓子屋舞踏会 コンツェルトハウス
http://www.bonbonball.at/

2013 2/9 法律家舞踏会 王宮
http://www.juristenball.at/

2013 6/7 コンコルディア舞踏会 市庁舎
http://www.concordiaball.at/

2013 6/28 Fete Imperiale 王宮 ※ http://www.fete-imperiale.at/


詳しくは

http://www.wienball.org/wien.html


というわけで、この舞踏会(バル)なら、結婚式はもう終わってしまったという方や、まだその予定が無いという人でも、夢のようなドレスを着て、夢のような場所で、夢のような音楽を聞きながら踊ることが出来ます。


というわけで、皆さん、この舞踏会(バル)を目標にしてみませんか??


そして是非、これらの舞踏会の衣装を作ってみたい。
そう思います。

いろいろなデザインが思い浮かびます。

いやあ、ワクワクしますね~

それでは、本年度もよろしくお願いいたします。



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究極の結婚式 世界遺産 シェーンブルン宮殿でウェディング

2013-01-01 18:06:38 | 結婚式が出来る特別な場所 海外編




本日は、久しぶりに結婚式が出来る特別な場所、海外編です。



結婚式・ウェディングが出来る素晴らしい場所を探して、このブログをスタートして半年余

遂に、究極とも呼べる場所を発見してしまいました。


今、筆者は、滅茶滅茶テンション上がってます!!


今回紹介する場所、それは




オーストリアの首都である音楽の都ウィーンにある、ハプスブルグ家の離宮で、現在世界遺産に登録されている『シェーンブルン宮殿』です。


なんと、ここで結婚式が出来るそうです。


ウェディングプランもあるみたいです

http://www.cta.co.at/index.php?id=63&nr=10


http://www.regency-grp.com/area/austria/schonbrunn/index.htm



スゴイですね、これは相当ワクワクします。



さらに驚いたのは、写真の40X10mのグレートギャラリー(大広間)

これを借りることが出来るのだそうです!!




テーブルセッティングした拡大写真

http://www.schoenbrunn.at/typo3temp/static_images/grossegalerie-gedeckt-von-oben-01-Gr.jpg





これは、本当にスゴイ!!


どなたか借りませんか??



カクテルパーティー・演奏会など(300人まで)2,545euro(+20%VAT TAX)


なんと、30万円ちょっとで借りれます!!


詳しくは
http://www.schoenbrunn.at/en/services/conferences-celebrations/galleries.html





これは、ドレス作りたいですねえ。

究極の目標がひとつ見つかりましたね。



是非、どなたかここでウェディングパーティーを!!
皆様のチャレンンジをお待ちしております。


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