あれから一カ月

あの日から一カ月。

今日は空色のお花を買ってきましたよ。

前日のキミは本当に元気でした。

病院の帰り大好きな車に乗って笑顔でした。

久しぶりに車に乗って楽しかったんだよね。

いろいろな所を車で旅してたキミだものね。

車の生活が多かったものね。

コロナ禍で旅に行けなくなってしまったのは本当に残念。

もう一度みんなで旅したかったね。

前日の夜のキミ。

おやつを食べるってねだったり・・。

寝るよってあどけない顔で見てくれたよね。

次の日に逝ってしまうなんて信じられなかった。

まだまだ時間があると思ってた。

4月3日はいつものように短い散歩をして

パンを作るパピィの足元で楽しそうにしていたキミ。

11時過ぎに大きな嘔吐、痙攣、意識混濁。

11時55分、キミは時を止めてしまいました。

キミがいつも寝ていたベッドに静かに寝かせました。

パピィの横のベッドで嬉しそうにいつも寝ていたものね。

その周りではガクがどうしていいかわからずウロウロ。

キミを時折見つめてはどうしていいかわからな楽(ガク)。

ボクどうしたらいいのって見上げた楽でしたね。

みんなどうしていいかわかんなかったよ。

そして楽は、最後にはパピィにくっついて目を伏せました。

あれから一カ月。

宙(そら)、一カ月たってもキミがいない事にはまだ慣れないよ。

時折探してしまう。そして落胆する。

それは散歩の時に一番感じる。

キミの存在感は大きかったね。

そうそう、自己中楽君、散歩の時、

いつもキミがしたように最近ね。

遅れる私を振り返って歩みを止めるんだよ。

キミはいつも遅れる私を心配して歩みを止めて

待っていてくれたよね。

楽、キミのやさしさを学んだみたいだよ。

優しい子になりました。

もうめそめそするのはやめました。

キミは優しい子だから

そんな私達を見たら心配するものね。

でもね、これからもいつも一緒だよ。