食育だより5月号 おうちで食育 連動企画!
6月2日の「杓子菜(しゃくしな)ご飯」は、埼玉県の秩父地方の伝統野菜「杓子菜(しゃくしな)」を使った混ぜご飯です。食事を盛りつける道具のことを「杓子」と言います。その中で、ご飯を盛りつけるのが飯杓子(めしじゃくし)、別名「杓文字(しゃもじ)」と言います。また、汁を盛りつけるのがお玉杓子です。これが短くなって「お玉」と呼ばれることが多いですね。
杓子菜は、飯杓子の形によく似ている葉っぱなので、杓子菜、という名前がつきました。お漬物などにすることも多い野菜です。今回は、杓子菜漬けを使って作る「杓子菜ご飯」をご紹介します。
杓子菜ご飯
【材料】4人分
●ご飯 4杯分
●杓子菜漬け 100g
●油 小さじ1
●しょうゆ 大さじ1
●かつお節 5g
●白いりごま 大さじ1
【作り方】
1.フライパンに油を入れ火にかけ、温まったら、細かく切っておいた杓子菜漬けを炒める。
2.全体に油が回ったら、しょうゆ・かつお節・ごまを混ぜ入れ、火を止める。
※杓子菜漬けに味がついているので、しょうゆは味を見ながら量を調節してください。ご飯に混ぜるので、やや濃いめがおいしいと思います。
3.温かいご飯をボウルなどに入れ、②を混ぜたらできあがり!
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★今回は、杓子菜漬けを使用しましたが、手に入りやすい野沢菜漬けでもおいしく作れますよ。
★また、お漬物でなく大根やかぶの葉、小松菜などの青菜をゆでたものを使って同じように作ると、菜飯が作れます。ゆで野菜には味がついていないので、しょうゆを気持ち多めに入れたり、みりんや砂糖をすこし加えるとおいしさが増します。
すぐ作れて、ご飯と一緒にすこーし野菜も摂れるので、おすすめです。ぜひおうちでも、埼玉県の郷土料理を作って,食べてみましょう。