こんばんは、mattari2010です。
今回は走ることについて書いてみようかなと思います。
バスケットボールって、初心者、経験者問わず正直疲れますよね。うまい走り方や効率的な動きを知らないというのもあるかもしれませんが、そもそもバスケットボールは走るんですよね。練習で長い距離を走ったり短い距離を走ったり、なんでこんなに?と初級者の人は思うかもしれませんが、頑張って下さいとしかいえません。
長い距離を走ることによって心肺機能を高めます。これは足が動かなくならない為でもあり、動き出しの辛さを軽くしたり、冷静な状況判断でプレイの選択をしたりと、これらにとどまらず、まぁ意外と多岐にわたって役に立っているのですよ。
短い距離は単純に速く走ったり、瞬発力を付けることにより特に最初の一歩を速くしたりするんですね。あと単純にコートの大きさを体に覚えさせることも意外と重要だと思いますよ。ある程度体が成長して大きくなったり速く走れるようになると、あそこまで何歩で行けるとか、一歩でこれくらい動けるとか、ドリブル一つつくだけでこれだけ移動できるとか、自分の中で知っておくことも大事なことだと思います。これはオフェンスだけでなくディフェンス面でも大切かなぁと思います。
バスケットの基本プレーにパス&ランがありますよね。パス出したら走るというやつです。練習メニューでいえば、スクウェアパスとか2メン、3メンとかが約束練習ではそれにあたりますね。これもパスを出した後一歩二歩三歩と頑張ることで、速攻なら出しやすくもなりますし、ハーフコートオフェンスでも、ディフェンスを出し抜くことでイージーレイアップにすることが可能ですよね。レベルの差がある相手ならパス&ランだけで十分得点がとれると思います。経験している方も多いかと思います。
パス&ランが基本なんですけどこの基本ができていないとどうなるかちょっと考えてみたいと思います。パスを出しても走らないとすると単純にだんだん前を走る人は少なくなってしまいますから、アウトナンバー(オフェンスの人数がディフェンスの人数より多い状況)が作りにくくなります。言い換えると自分より後ろにいる人数が多ければ、その人達が自分を追い越して走ってくれない限り速攻は出ないんですよね。前を走るのが一人というのはなかなか作り出せる状況ではありません。トップレベルになるとディフェンスのレベルも高く相手の攻撃を遅くさせ味方が戻ってくる時間を稼ぐことも十分可能なので速攻は出にくい代わりに、ワンマン速攻の方が多く感じてしまいますが。要は自分より前に人がいなければ踏ん張って走ると。速攻が出せなければそこからアーリーオフェンス(ディフェンスがきちんとセットして守る前にシュートを打つと考えていいと思います)それでだめならセットオフェンスとなります。
セットオフェンスでも、フォーメーションを使うレベルの方達は言わずもがなですが、動きがなければディフェンスのズレは作れませんし、ズレが作れなければシュートを打つのも個人技頼みになってしまいます。チームの方針にもよりますが個人技に頼るのはズレを作った後というのが一般的なのではないでしょうか。パス&ランの第一歩は二対二の状況だと思います。パスを渡して走ってリターンパスをもらってシュート。レイアップシュートなどは試合前のアップでよくやりますよね。あと少し難しくなりますが、インサイドアウトというセオリーがあります。これはゴールに近いところでボールを持つことによって相手のディフェンスを二人三人と引き寄せたら外に向かってフリーの味方にパスを出すみたいなのが基本的です。ある程度のレベルの選手ならわかると思いますが、自分をマークしているディフェンスがほかのマークマンを助けに行く(ヘルプというやつです)と自分は空きますね。でもそこで止まっていたら、ディフェンスは守りやすいですが、ゴールに向かって走って行ったり、ディフェンスが元に戻るのに時間がかかる場所へ動くことでよりシュートが打てる確率が上がっていきます。また外角のシュートはリング方向から向かってくるパスですと自然と簡単にリングに正対できるので打ちやすいため、確率も上がってくるんですよね。これはトップレベルの選手でも同じことなんですね。
それで話は戻りますが、走っている人にタイミングよくパスを渡す、シュートが打てるようにパスを渡す、これができないといくら走ってフリーになっても得点は取れませんね。ですからスクウェアパスなど走っている人にきちんと狙ったところで渡せているか、また走りながら止まった状態の人にきちんと渡せているか、意識してやってみるといいかもしれません。その次は2メン、3メンなどで動きながら動いてる相手にきちんと出せるかどうか意識してみるとさらにいいかもしれません。
パス&ランでだいぶ書いてしまいました。走るだけでなく止まるという動作、方向転換をするという動作についても書こうかと思いましたが、まぁまたの機会にしますね。
今回はこのあたりで。おしまい。