こんばんは、mattari2010です。年も明け2023年も始まり早一か月。もう明日は二月です。前回記事を書いたのもいつだったか思い出せないくらいですが、まぁネタを思いつかなかったのもありますが少々オッちゃんも忙しくてね、なんて言い訳してますが。
今回はディフェンスのボールラインとオールコートプレスなどなどざっくりと書いてみようかなと思います。ディフェンスのボールラインの意識とプレスディフェンスが理解できるとチームディフェンスのレベルも上がってくると思いますので現役選手は特にチームで取り組んでいたら頑張ってみてください。
まず、ボールライン。文字通りボールのラインです。ボールを持っているプレイヤーを通るエンドラインに平行というか両サイドラインを結んだ線ですね。このボールラインとリングの間にプレーヤーが何人いるかが問題となってきます。オールコートで考えた場合ディフェンスは自分より後ろにボールがあるという状況は目の前に自分のマークマンがいたとしてもよろしくありません。なぜでしょうか。全てのマークマンを五人とも捕まえていたとしても一人抜かれたらアウトナンバーです。イージーバスケットのチャンスを与えてしまいますね。またフロントコートに3対3の状況もできる可能性があります。これもパスラン、シールされてイージーバスケットとなってしまう可能性が高いですね。ということで、とにもかくにも自分より後ろにボールが行ってしまったら、味方がパスカットなどしていない限り全力で戻る。これに限ります。でどこまで戻るかというと前に述べたボールラインを第一の目標にします。いうまでもなく、ボールがペイントエリアやエンドラインまで運ばれていたらその限りではありませんがそこはヘルプディフェンスや3線ディフェンスのポジションをとります。
ここからはわかりやすくボールラインがフリースローラインよりもセンターライン寄りにある場合について書いてみようかなと思います。この場合ボールを持っている人が一番センターラインに近ければ特にボールラインを意識することなく1,2,3線のポジションをとりますね。次にボールがフリースローライン付近でサイドライン近くにある場合を考えてみましょう。よくあるP&Rの場面でみますね。ここでボールラインを意識しないと、つまりボールとマークマンがしっかりと位置が確認できるところにいないと簡単に裏をとられたりボールサイドカットでイージーバスケットとなってしまいます。またトップにいる選手が3Pラインからかなり離れてポジションをとっていたらマークマンの位置を確認しつつ他のプレーヤーのヘルプに注力してもいいということです。カリーでない限り。ディフェンスはゾーンディフェンスを考えるとわかるようにそのポジションに立っているだけで相手の攻撃のスペースを埋めることもできますし、意味のないところに立っていたら相手に楽にシュートに行かれてしまいます。その基準の一つがボールラインということです。ハーフコートの場合はそれに加えて各マークマンとボールの位置によってヘルプポジションをとるのかボールを持たせないディフェンスをするのかチームのドリブルでいかせる方向にポジションをとるなど基本の1,2,3線にチームとしての約束事が加わってきます。よくボールラインを上げろという指示を受けることもあると思います。ボールラインを上げるということはボールを持っている選手を3Pラインから離し、センターラインに近づけます。そうすることによって、まずP&Rなどの攻撃の起点が高くなりディフェンスの対応もしやすくなる。例えばアンダーで対応してもシュートを打たれる危険性が下がるのですね。また単純にリングから遠ざけることで相手の攻撃時間を削る効果も期待できます。パスを何本か余計に回して攻撃の起点を作らざるをえなくなる場合も出てくるからです。この細かいことですが数秒を削ることによって相手のシュート精度を下げる効果も期待できるのですね。
次にプレスについてついでに書いておこうかなと思います。高校年代になると福岡第一のプレスディフェンスはすごいですね。プレスディフェンスも相手からボールを奪うのを第一目的としたものから速攻やアーリーオフェンスを出しづらくするなど相手の攻撃リズムを変えたり攻撃時間を減らしたりする目的で行うものまでその種類も目的もチーム、試合状況によって様々です。逆に言い換えるとボールを奪う目的のプレスディフェンスがある程度できないとプレスディフェンスをチーム戦術的に用いることは逆に危険になるかもしれません。そんなプレスを事細かに解説していくのはもう大変なのでオッちゃんはこのくらいにさせていただきます。
であとプレスでボール運びをする場合の原理原則を書いておこうかなと思います。オッちゃんが一番大切に思うことは、相手のディフェンスに負けない運動量を惜しまないことです。相手もリスクを負ってボールを奪いに来ているのですからこちらも受けにまわらないで運動量で負けないように一瞬のダッシュにしても相手の裏をとる動きにしても出し惜しみしないでしっかり脚を動かすことが必要です。次にプレスはセンターラインでボールをつなぐことを意識します。センターラインというのはコートを3分割した真ん中ですね。スリーメンの真ん中です。このラインにボールをつなぐことで、まずボールラインを下げることができる。ダブルチームに来てもドリブルでゴール方向へ行くことも後ろに戻すでも横にさばくでも選択肢が多くとれ相手ディフェンスにサイドライン、センターラインなどを武器にダブルチームをかけられる可能性を下げることができます。デイフェンスは逆ですね。ドリブルをつかせてライン際に追い込むことを狙いますね。まぁ今はボール運びなので話を戻しますが、ドリブルをつくにしても相手のポジションをずらした上で、基本はやはりセンターラインにボールを戻すのか一番の得策です。これはまったくもってあまりお勧めしませんが、どうしてもドリブルをつかざるをえなくなったらフロントコートに入るまで相手を抜き続けてください。それくらいの覚悟と運動量とスキルがあったらドリブルでプレスを突破することもいいかもしれません。基本ドリブルでかけっこしたらボールを持っていない方が勝ちますよね。ですからあまりドリブルを第一の選択肢とするのは得策ではありません。あと相手のプレスディフェンスの形態によったボールの具体的な運び方は専門書などに詳しく載っていると思うので自分で勉強してみてください。
今回はこのあたりで。おしまい。