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元ケイジャーのオッちゃんの独り言

気楽な気持ちでバスケットボールに興味を持ってもらえたらうれしいかなぁ。

ボールラインとオールコートプレスなどなど。

2023-01-31 22:39:34 | 日記

こんばんは、mattari2010です。年も明け2023年も始まり早一か月。もう明日は二月です。前回記事を書いたのもいつだったか思い出せないくらいですが、まぁネタを思いつかなかったのもありますが少々オッちゃんも忙しくてね、なんて言い訳してますが。

今回はディフェンスのボールラインとオールコートプレスなどなどざっくりと書いてみようかなと思います。ディフェンスのボールラインの意識とプレスディフェンスが理解できるとチームディフェンスのレベルも上がってくると思いますので現役選手は特にチームで取り組んでいたら頑張ってみてください。

まず、ボールライン。文字通りボールのラインです。ボールを持っているプレイヤーを通るエンドラインに平行というか両サイドラインを結んだ線ですね。このボールラインとリングの間にプレーヤーが何人いるかが問題となってきます。オールコートで考えた場合ディフェンスは自分より後ろにボールがあるという状況は目の前に自分のマークマンがいたとしてもよろしくありません。なぜでしょうか。全てのマークマンを五人とも捕まえていたとしても一人抜かれたらアウトナンバーです。イージーバスケットのチャンスを与えてしまいますね。またフロントコートに3対3の状況もできる可能性があります。これもパスラン、シールされてイージーバスケットとなってしまう可能性が高いですね。ということで、とにもかくにも自分より後ろにボールが行ってしまったら、味方がパスカットなどしていない限り全力で戻る。これに限ります。でどこまで戻るかというと前に述べたボールラインを第一の目標にします。いうまでもなく、ボールがペイントエリアやエンドラインまで運ばれていたらその限りではありませんがそこはヘルプディフェンスや3線ディフェンスのポジションをとります。

ここからはわかりやすくボールラインがフリースローラインよりもセンターライン寄りにある場合について書いてみようかなと思います。この場合ボールを持っている人が一番センターラインに近ければ特にボールラインを意識することなく1,2,3線のポジションをとりますね。次にボールがフリースローライン付近でサイドライン近くにある場合を考えてみましょう。よくあるP&Rの場面でみますね。ここでボールラインを意識しないと、つまりボールとマークマンがしっかりと位置が確認できるところにいないと簡単に裏をとられたりボールサイドカットでイージーバスケットとなってしまいます。またトップにいる選手が3Pラインからかなり離れてポジションをとっていたらマークマンの位置を確認しつつ他のプレーヤーのヘルプに注力してもいいということです。カリーでない限り。ディフェンスはゾーンディフェンスを考えるとわかるようにそのポジションに立っているだけで相手の攻撃のスペースを埋めることもできますし、意味のないところに立っていたら相手に楽にシュートに行かれてしまいます。その基準の一つがボールラインということです。ハーフコートの場合はそれに加えて各マークマンとボールの位置によってヘルプポジションをとるのかボールを持たせないディフェンスをするのかチームのドリブルでいかせる方向にポジションをとるなど基本の1,2,3線にチームとしての約束事が加わってきます。よくボールラインを上げろという指示を受けることもあると思います。ボールラインを上げるということはボールを持っている選手を3Pラインから離し、センターラインに近づけます。そうすることによって、まずP&Rなどの攻撃の起点が高くなりディフェンスの対応もしやすくなる。例えばアンダーで対応してもシュートを打たれる危険性が下がるのですね。また単純にリングから遠ざけることで相手の攻撃時間を削る効果も期待できます。パスを何本か余計に回して攻撃の起点を作らざるをえなくなる場合も出てくるからです。この細かいことですが数秒を削ることによって相手のシュート精度を下げる効果も期待できるのですね。

次にプレスについてついでに書いておこうかなと思います。高校年代になると福岡第一のプレスディフェンスはすごいですね。プレスディフェンスも相手からボールを奪うのを第一目的としたものから速攻やアーリーオフェンスを出しづらくするなど相手の攻撃リズムを変えたり攻撃時間を減らしたりする目的で行うものまでその種類も目的もチーム、試合状況によって様々です。逆に言い換えるとボールを奪う目的のプレスディフェンスがある程度できないとプレスディフェンスをチーム戦術的に用いることは逆に危険になるかもしれません。そんなプレスを事細かに解説していくのはもう大変なのでオッちゃんはこのくらいにさせていただきます。

であとプレスでボール運びをする場合の原理原則を書いておこうかなと思います。オッちゃんが一番大切に思うことは、相手のディフェンスに負けない運動量を惜しまないことです。相手もリスクを負ってボールを奪いに来ているのですからこちらも受けにまわらないで運動量で負けないように一瞬のダッシュにしても相手の裏をとる動きにしても出し惜しみしないでしっかり脚を動かすことが必要です。次にプレスはセンターラインでボールをつなぐことを意識します。センターラインというのはコートを3分割した真ん中ですね。スリーメンの真ん中です。このラインにボールをつなぐことで、まずボールラインを下げることができる。ダブルチームに来てもドリブルでゴール方向へ行くことも後ろに戻すでも横にさばくでも選択肢が多くとれ相手ディフェンスにサイドライン、センターラインなどを武器にダブルチームをかけられる可能性を下げることができます。デイフェンスは逆ですね。ドリブルをつかせてライン際に追い込むことを狙いますね。まぁ今はボール運びなので話を戻しますが、ドリブルをつくにしても相手のポジションをずらした上で、基本はやはりセンターラインにボールを戻すのか一番の得策です。これはまったくもってあまりお勧めしませんが、どうしてもドリブルをつかざるをえなくなったらフロントコートに入るまで相手を抜き続けてください。それくらいの覚悟と運動量とスキルがあったらドリブルでプレスを突破することもいいかもしれません。基本ドリブルでかけっこしたらボールを持っていない方が勝ちますよね。ですからあまりドリブルを第一の選択肢とするのは得策ではありません。あと相手のプレスディフェンスの形態によったボールの具体的な運び方は専門書などに詳しく載っていると思うので自分で勉強してみてください。

今回はこのあたりで。おしまい。


女子WCをみて思うこと

2022-09-28 16:20:25 | 日記

こんにちは、mattari2010です。

オッちゃん個人の環境の変化などもありすっかりご無沙汰となりました。そういえば、何も書いていないなぁなどと思いつつ気づけば秋になろうとしております。今回は、まだ大会は終わっていませんがバスケットボール女子WCの日本チームの感想など書いてみようかなと思います。

残念ながら、予選グループ1勝4敗で予選敗退となってしまいました。大会前はアメリカに勝って金メダル、そしてパリオリンピック出場権獲得などと報じられ、東京オリンピックのようにまたメダルを期待されていた方も多いのではないでしょうか。オッちゃんもその一人、、、ではありませんでした。正PGの不在、シュータ陣の調子の良しあし、得点力の低下など不安要素はありました。まぁ今となっては結果論になってしまいますね。それでも二年後に向けて何がよくて何がダメなのか、オッちゃんなりに考えてみました。

何がダメだったのか。なんでしょうねぇ。オッちゃんも逐一情報を追っていたわけではありませんが、大会に近くなるにつれ報道されていた範囲の知識ですが書いてみようかなと思います。まず第一に考察すべきはHCの方針ですね。「世界一のアジリティ」「後出しじゃんけんのカウンターバスケ」「タイムシェア」などがオッちゃんの記憶に強く残った言葉です。「アジリティ」、まぁ簡単にいえば状況判断みたいなことらしいですが、相手や自分達の状況を的確に把握し最適解を見つければどんな相手でも自分達が勝るという考えみたいです。それはアメリカに勝つには必要とのことでのコンセプトみたいなんですが、確かに言っていることは正しいと思います。問題なのはそれを個人に落とし込むのか組織として答えを導くのかその辺の徹底が出来ていなかったように思います。ズレができたそのズレを個人の能力でシュートに持ち込むのか、ズレの形からチームとしてこのプレー、コンビネーションとしてシュートに持ち込むのかその辺りがコートに立っているメンバーで共通意識を持てていなかったような気がします。個人の能力でシュートに持ち込むとした場合、フィジカル、高さなどで劣る日本が果たして40分通してそれが可能でしょうか。組織としてやるには、東京オリンピックで見せていたプレーはスカウティングされ容易にやらせてはもらえませんでした。その上のコンビネーションやら形が必要になっているなぁというのがオッちゃんの感想です。「後出しじゃんけん」もじゃんけんのグー、チョキ、パーが三つそろわなければ相手が何を出しても勝てる状況にはなりません。二つしか出せないのにじゃんけんをしても必ずは勝てません。結果、フィジカルと高さに勝る相手にねじ伏せられる結果になったと思います。以上をまとめると個人の能力に頼るのはあまり適切とは思えないし、じゃんけんに勝つ組織プレーも世界レベルでは構築できていなかったという結論になります。このことは時間をかければ可能なのか、単なる机上の空論なのかはオッちゃんにはわかりませんが、あとは代表の選手たちの考えを聞いてみたいなぁと思います。

次に選手について、きつい言葉でいえば頑張っているけど雑でした。細かいところでボディーチェックをしなかったりボックスアウトをしなかったり、パスがプレーしやすいところに送れていなかったり、まぁなんていうかちょっとモヤッとしながらみていました。それもオリンピックで銀メダルをとったことで相手は日本を倒さなければメダルは取れないと考えるのが普通ですし、相手もそれなりにリスペクトしてくれていました。それだけ相手も圧力をかけつづけやファールぎりぎりにプレーをしてでも勝とうとしてくるのは予想出来ることでした。そこに正PGの不在です。別にオッちゃんは町田選手がいたら結果は変わったかというとそうは思いませんが、今回の大会で相手チームはPGに圧力をかけ続けました。それでも日本のバスケをやるということで、PG起点を貫いたのならそれはそれでいいのですが、その日本のバスケが未完成だったと思いたいのがオッちゃんの本心です。次に3Pの確率の低さ。これも世界が恐れていたことですから容易には打たせてもらえないとは思っていましたが、それなりに形になって打っているのに確率が上がらないのは、選手に問題ありと思わざるをえません。オリンピックができすぎ本来こんなものと選手が思っているなら仕方ないですが、高さに劣る日本の生命線ですからここらあたりは頑張ってほしいところです。選手の側に立ってみると、ディフェンスでハードに足を動かし続け、フィジカルに勝る相手に体力を削られ、それでシュートを決めるのはとも考えられますが、銀メダルをとっているのであまり理由にはなりませんし、良くも悪くも「タイムシェア」をしてそのあたりをカバーしようという戦術です。本来意図した形とは違うからというわけでもなさそうなので今後の課題にしてほしいですね。最後にディフェンス。頑張っていましたが、なんていうんですかね、相手が嫌がるような駆け引きというか狡さというかクレバーさというか、言葉は悪いですが優等生的な感じがします。相手にくっついていても体格で勝る相手はそのようなプレッシャーはなれていてあまり圧力を感じていないと考えるのが妥当です。見ていて相手が嫌がっているなぁと感じたのは宮崎選手くらいでしょうか。チームのカバーリング、ローテーションなどは練習通りで来ていると思いましたが、ここおさえたいという時にできずにずるずる後半点差が広がるのが今回の大会であったような印象です。ギアの上げ方と相手の嫌がることをファールぎりぎりでやる、何が足りなくて何が必要なのかは選手が一番感じていると思います。

ここからは良かった点を。まだチームが未完成かも知れないという点ですかね。今回本気の世界の強豪相手に自分達の実力不足を突き付けられました。タイムアウト時など選手が率先して改善点を指摘し合い、なんとか勝ちにいこうとしていたことがせめてもの救いかなぁとオッちゃんは思いました。それくらいです。個人としては髙田選手がキャプテンとして最後までその責任を全うし背中でチームを引っ張っていた姿が印象的でした。ほかの選手はこの悔しさをばねに大いに今後に期待するのみです。頑張って下さい。

以上簡単ですが思ったこと感じたことをつらつら書いてみました。セルビアに負けて歯車が狂ったという考えもないですが、たらればで勝っていたとしてもメダルには届かなかったと思います。焦りとこんなはずじゃと感じていた大会かも知れませんが、この敗戦を糧にしてまた世界の強豪に勝ってほしいなぁと思います。HCの去就も取りざたされると思いますが、選手の声、現場の声、大会の総括などを経て、的確な判断を下されることを期待します。上層部の保身による裁決では済まされない結果ですから、しっかりと責任の所在を明確にしてほしいと切に願います。

今回はこのあたりで。おしまい。


オフハンドに思うこと

2022-05-31 21:53:19 | 日記

こんばんは、mattari2010です。

ブログを始めて一年が過ぎその四月に何にも投稿しないというずぼらさ。何となく心にひっかかりつつもはや五月も終わり。これはまずいとBリーグのファイナルをみつつ何か書かないとなぁと思っておりました。さて、何を書こうかなと思いましたが、今回はオフハンドについてちょっと思うことを書いてみようかなと思います。

オッちゃんの現役の頃も使う選手はいましたが、今ほど積極的に?教えられることはない腕の使い方ですね。オフハンドと呼んでいいのかもちょっと心配なオッちゃんです。結論から言うとあまり若いうちからオフハンドは使わない方がいいんじゃないかなぁと思うわけなんですよね。体のぶつけ方、使い方の一種だといわれてしまうとそこまで何ですけど、ディフェンスとの間の取り方とか、スペースの作り方とか、オッちゃんの時代はまぁあまりオフハンドは使わなかったのですよ。それでも何とかして抜いたりシュートの持って行ったりしていました。そういう技術とかディフェンスとの駆け引きとかを覚える前に、安直にオフハンドで間をとったり、スペースを作るのは選手の引き出しをかえって減らしてしまうのではないかと思うのです。

Bリーグのファイナルの比江島選手のプレーをみてもオフハンドを使っていないわけではありませんが自分の体の置き場所とか走るコースとか体のぶつけ方とか、本当にうまいなぁと思いました。日本のトップオブトップですし、比江島ステップなる呼び名もある名選手ですから同じことをしろといっても、みんながみんなできるわけではないのは当然です。それでもディフェンスと駆け引きするという経験値を重ねていくことは、身長、身体能力、技術は違えど、どのレベルの現役選手でもできるのではないかと思います。その駆け引きがオフハンドだと思うのであれば、まぁオッちゃんも無理強いはしませんが、ここでオフハンドを使っていたところだけれどもそれを使わないとしたら、どういう体の使い方をして、どういう間のずらし方をして、それにはどういうボールを扱う技術が必要で、それらを成功させるには、どんな練習をしなければならないかと考えてみてみたらいかがかな、というのが今回のオッちゃんの思うところです。

じゃあ具体的にはどうすればいいのかということを思う方もいらっしゃるかと思います。逆に考えると自分にできない動きを相手にさせればいいわけです。人は息を吸っている最中は跳べません。空中にいる間は平面移動はできません。一度膝が伸びてしまうと高く跳べません。などなど。。。これをオフハンドを使わずにやるにはどうするかという感じですね。また、物理法則にしたがって押されたら回れます。押し合いをしている間は横移動はしづらいものです。視線を合わせようとすると意外と相手も合わせます。これはちょっと違いますが、こういう法則や習性を覚えることもまた成長の一助となるかなぁと思います。

オフハンドを使うなというのではなくいろいろな先人たちが培ったものを取捨選択してからオフハンドを場合によっては使うようにすればよいかと思います。正直言いますとオッちゃんの頃ならオフェンスファールだなというようなぎりぎりのオフハンドを使う選手も多くみられいかがなものかなぁと思うわけです。オフハンドは自分よりフィジカルが強い選手にはあまり有効な手段ではありません。ですからなるべく引き出しを多く持ってくださいねということです。まぁ全く参考にもならなかったと思う方もいるかと思います。オッちゃんがオフハンドを使わない世代でしたから、その技術的なことや有用性を知らないのですからね。老婆心と思って聞き流すもよし、ちょっと考えてみようかなというのもよしという感じです。

今回はこのあたりで。おしまい。


どう動く、こう動く、、、かな

2022-03-29 21:29:35 | 日記

こんばんは、mattari2010です。

すっかりすっかり忘れてはや三月も終わりとなってしまいました。とはいうものの一年何とか体裁を保ったという点では自分をほめてあげてもいいかな。まぁダメですよね。まぁそんなことはおいておいて、今回はオフェンス時の動き方についてちょっと思うことを書いてみようかなと思います。

バスケットボールを始めたての選手やプレーを理解しきれていない選手には、攻撃時にフリーで動くことは難しいのではないかなと思います。かといって形を決めて動くにしてもうまくいかない場合が多いのではないでしょうか。ではどうすればよいかというか、考え方みたいなものを書いていってみようかなと思います。

1on1でのオフェンスの動きはどうこう言うまでもなく相手を抜くか間合いをうまく作ってシュートを打ちます。極論をいえば3対3であろうと5対5であろうとアウトナンバーであろうと同じことです。バスケットボールの攻撃の目的は、シュートを打って決め点を取ることです。つまりシュートを打つための動きをすればいいんですね。簡単です。じゃなくてそれが難しいんですよね。

そこでやっぱり基本となるのが1対1の駆け引きでありボールのもらい方です。つまり1対1が苦手だという人はその先のステップに行っても活躍することは難しいんじゃないかなぁと、厳しいですがオッちゃんは思います。言い換えれば1対1の能力を上げれば自然とこう動けばボールをフリーでもらえるとかこう動けばフリーの味方にパスを出せるかもといったプレーができるようになります。何も常にドリブルでの1対1を狙えといっているわけではありません。1対1にもボールを持っていない状態での練習は今もやっているのかな。そこでスピードで抜くだけでなく、緩急をつけたり、前後左右に動いたり、急ストップしたりして、ディフェンスをうまくずらす練習もしてみるといいでしょう。ディフェンスをずらすのは一歩でも上出来です。一歩のスペースがあれば、パスを受けることもできます。パスをもらいざまミートしてシュートを打つこともできます。ズレができているということはミートしてドリブルでも抜ける可能性が高いということです。今度はドリブルで抜けると数的優位ができます。自分でシュートに行くかほかのマークマンがヘルプに来たらパスを出して味方にシュートを打たせることができます。うーむ簡単ですね。

とはいうものの今度は数的優位ができたときのボールのもらい方が上手くいかんという感じでしょうか。まぁよく言われるのがパスコースを作れということとと、選択肢を二つ作れということでしょうか。まずパスコースを作ることについて書いてみようと思います。基本的に回転を付けたバウンドパスやショルダーパス以外パスはまっすぐ飛びます。当たり前ですね。ということはボールを持っている選手のボールが自分から見えていないとボールは受けられないんですね。股下を通すとかありますけどそれはまた上級者がやることとして割愛します。ですから数的優位ができたからといって距離を詰めすぎるとディフェンスの手や体が邪魔になってパスを受けられないんですね。サッカーのゴールキーパーなどがボール保持者に近づいてシュートコースをなくしていくのと同じことです。また大きな選手がいた場合距離が近いとたとえフリーでボールをもらってもブロックされる形ができてしまいます。ですからディフェンスの身長や身体能力などを考慮に入れてどうすればシュートが打てるかを考えなければいけません。外角に開いてミドルシュートを狙うなりディフェンスの裏をついてレイアップを狙うなりすればよいのですが、ここでパスコースを作るですよ。ミドルシュートを狙うなら自分のマークマンが味方のヘルプに行ったときにどう動けば味方からパスがもらえるかを考えます。ボールはまっすぐ飛んできます。なおかつディフェンスの手にも体にも当たらない場所へ移動しなければなりません。ディフェンスのレベルが上がるとここに自分のマークマンのオフェンスがいるはずだから、そこへのパスコースを切りつつ、ボールマンのシュートブロックに跳ぶということもやってきます。そこで選択肢を二つ作れです。ボールマンはシュートも防がれパスコースもなくされています。ここにもう一つパスコースがあったらどうでしょう。さすがに一人のディフェンスでパスコースを二つ切りつつ、ボールマンのブロックに跳ぶことはできません。選択肢を二つ作るのはボールマンと自分ともう一人の味方でも構いません。この場合、ボールマンにとって自分のシュートと二人へのバスコースを作ったり、ほかの二人でアウトサイドでスクリーンをかけもう一人フリーでゴール下に行くということもできます。またたとえ二人でもミドルシュートのパスコースを切ってきたらさらにディフェンスの読みの先に動いてミドルシュートのパスコースを作るなり、ゴール下に切れ込むなりすれば空中にブロックにとんでいたらもう平面移動はできませんからリング近くでのシュートにつなげることができるでしょう。どうでしょうパターンはたくさんあるのです。それを決まった約束にしたのがフォーメーションであり、フリーランスでやるのが多分モーションオフェンスということでしょう。こう動けああ動けといわれることもあるでしょう。その意味を考えてみるのもいいでしょうし、家に帰って仮にこう動いたらどうだろうと考えるのもまた一つです。バスケットボールは日々進化していますが、その目的はいかにして味方にフリーでシュートを打たせるかということです。いろいろ考えてみるもよし、仲間と話し合うのもよし、本などで勉強するもよしです。それでも基本となるのはいかにしてボールをもらうか、パスコースを作るか、味方の選択肢を増やせるかということです。そこはやはり1対1の駆け引きであり抜き方でもありボールのもらい方でもあるのです。

それでは、今回はこのあたりで。おしまい。


ミスマッチをつくには、守るには。

2022-01-23 19:35:33 | 日記

こんばんは、mattari2010です。

新年もあけてもう一月の下旬、すっかり忘れておりました。どんなペースになるかわかりませんが、今年もよろしくお願いします。

ということで今回は、P&Rについて、ではないんです。書き出したらもう終わらないんじゃないかというくらい一般的であり、確立されている攻撃方法です。ということは守り方も確立されているということですね。とはいえ、バスケットボールは攻撃側が有利ですから相手の出方を見てシュートを打つことは可能というくらいなものですね。でですね、今更ここでそんな小難しいことを図もなしにだらだら書いたところでもっとわかりやすい解説書などはいくらでもあるでしょうから書きませんね。P&Rをするときはたいていは、ビッグマンがスクリナーとなってボールを持っている人のディフェンスにスクリーンをかけるのが一般的かと思います。トップレベルのチームや全国の強豪チームともなると体の大きい選手が壁となりますから有効ですが、なかなかそうはいかないチーム事情のところもあるかと思います。今回はP&Rでスイッチした際にできる、スピードのミスマッチと高さのミスマッチの攻め方、守り方のコツみたいなのを書いてみようかなと思います。

スピードのミスマッチは小さい選手が大きい選手につかれた際、平面的な速さで勝るということです。高さのミスマッチとはまぁビッグマンがいないチームは常にそうとも言えますが自分より身長が低い相手がマークに付くということですね。

まずスピードのミスマッチについてです。まず攻め方ですが、一番違うのが初速です。加速してしまうと体格に勝る人の方が平面的な移動は速いのですが、2、3歩くらいなら足の回転の速さで小さい人の方が速いんですね。これはディフェンスが後ろに動くことも大きな要素ですね。このスピードを生かして相手の体の近くをすり抜けるように抜いてしまうのが手っ取り早い方法です。ただ問題なのはこの方法だと、攻撃側が意図的にスペースを広くとるようにしないといけないので、味方の協力も必要となってきます。また相手は大きいですから抜いても後ろからブロックされてしまうこともあると思います。それははっきり言ってしまえば、相手を抜けてないんですね。ディフェンスで一番いけないことは足がそろうことだと教わっている人も多いと思います。これだと後ろに動けないんですね。その際は思い切って縦に切り込んでもいいかと思いますが、そうでないときどうするかということです。相手の足が縦になっているとそうそう抜けるものではありません。では3Pを狙うなりペリメーター当たりのシュートを狙うかですが、当たり前ですが相手もブロックにとんできますから、間合いをうまいこと作ることが必要です。トップレベルの選手になるとステップバックなど使う人も多いですが、これは脚力も体もできていないとできないのですべての人にお勧めはしません。簡単にコツを書くと相手が下がったところで止まって打てばいいわけですよ。じゃあどう下げるかということですが、一番簡単なのが開いての前足が後ろにクロスして動いた瞬間です。これは物理的にかなりの身体能力がないとブロックに飛べません。次に後ろ足が下がった場合は下がった後ろ足とは逆足の方向の横に軽くスライド気味に動いて打つという感じです。これはドリブルのテクニックも少し必要になってきますね。こう来たらこうやってきたらと書いていくときりがないのでとりあえず今回はこのくらいにしますが、練習でディフェンスとの間合いとシュートの感覚を磨いてほしいなと思います。次に、守り方ですね。まず、前にも書きましたが足は平行にならないこと。足を縦にして小刻みにステップを踏んで相手の動きに対応できるようにすること。抜かれてもブロックできる間合いならOKです。完全に抜かれるとヘルプも必要になりますからいずれにしろ相手にノーマークでのシュートを許すことになります。横の動きについていけないと割り切ったらミドルシュートを打たせて少しでも確率を下げ自分はリバウンドに備えるとしてもいいかもしれません。とまぁこんな感じでしょうか。

高さのミスマッチです。これは守る側としては基本的にどうしようもない部分もありますが、攻める側としては確実に点につなげたいですよね。まず攻撃側としては、なるべくリングに近いところで必ず面をとること、シールですね、が大切です。要はイージーシュートにすることです。ここで注意することはポジション争いでオフェンスファールをとられないように大胆かつ慎重にシールすることです。後はボールを受け取ったらポストプレーをするなりレイアップをするなりご自由にという感じですね。ポストプレーをしっかり教わっていないという方がいたらですが、基本的にボールとディフェンスの間に常に自分の体を入れておくと考えればよろしいと思います。常にボールを守りながらシュート体勢にまでもっていくということですね。その原則がわかったら、強いチームやうまい選手のプレーを真似してみてください。コツがつかめると思いますよ。次に守り方です。プレーヤーはシリンダーと呼ばれる両肩の空間の権利が保障されています。そこに相手が自分から入ってきてもファールにはならないんですね。はずなんですがたまに首をかしげることもあると思います。まぁそれはおいておいて、まず第一に考えるのはマークマンの前に立つということです。簡単にシールされてしまうとなすすべがなくなりますから、相手の前に立ちパスコースを限定させます。これには味方の協力も必要ですが、浮いた球なら周りの味方の協力でパスカットしてもらえる可能性もあるので、頑張って面をとられないように足を動かして頑張りましょう。ボールが入ってしまったら半分あきらめですが、先ほど言ったシリンダーで保障されている空間を利用して、相手に密着して足元に入り楽なポストプレー、ターンをさせないようにしてみましょう。ビッグマンは脚や体の側面を使ってそこを支点として回転しますから、利き腕と同じ側の足が前に出てこないように粘ってみましょう。うまい人は関係ないですが、もしかしたらシュートを落としてくれるかもしれません。

とまぁ簡単に書いてみましたが、結局は駆け引きの部分も多いプレーでもあります。経験も必要となってくるので、何事もあきらめないで何かあがいてみる、試してみるを繰り返して、試合で使えるようなプレーにしてくれたらいいと思いますよ。

それでは、今回はこのあたりで。おしまい。