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下馬生活経済研究所 (Plan-Mart)

下馬在住のPlan-Mart たけうちです。
主に仕事や生活について、世の中の事について、書き込む予定です。

ビジネスとして

2011年05月08日 02時41分17秒 | お仕事日記
「サルサ」がビジネスとして、今一つパッとしないのは、

やはりその入り口の狭さにあると思う。

いろいろな意味で、サルサの門は狭い。

まず、知られていない。

なので、「サルサって何?」って所からはじめなければならない。

そして、「日本から遠い中南米の文化で、スペイン語中心」であること。

「ぷえるとりこって、どこ?」「危険な地域?」「スペイン語?」

そして、「ペアダンス?」「小っ恥ずかしいよ!」

だから、ある程度人生経験豊富な「中高年」が集まる。


また、「社交」に比べ、ワイルドなイメージがつきまとうし、

現に、文化の違いで“ラティーノス”の振る舞いは、日本人には刺激的かも。


この辺り、女性は割とすぐに“壁”を乗り越えてしまうが、

“草食系男子”とは対局の世界なので、馴染みにくいのか?


ちょっと昔なら、「○○はモテる!」というキーワードで、

男子も群がっていたものだが、最近はどうも、あまり食いつかないようだ。


やはり文化の違いか、「日本男子は女性をエスコートなんぞしない!」

などという、妙なこだわりのようなものを感じる。


でも、実際は“踊れる男子”の事を羨ましく思っているフシがあるw.


“本流”的なものがないので、決まりがない。

社交のような“権威”で人をねじ伏せるようなところがないので、

いろいろな人に、いろいろな教え方を許している。

“自由”なのはサルサのマインドなのだが、

これがまた、“混沌”を産んでいる原因でもある。

これはつまり、“秩序”がない、ということで、

日本人に好まれない点になっていると思う。


キツイ言い方を敢えてするなら、

日本人の“中南米蔑視”の現れか。

(そのくせ、年間30000人もの自殺者を出しているんだ、この国は)


他方、男性の入門時がとても大変だ、という事実もある。

普段から、女性を扱うことに慣れていない上、

“ダンス”というものにも縁遠いので、

音を聞いて動くことにも慣れておらず、

とても“女性を踊らせながら、自分も踊る”などという動作が難しく思えるのだ。


生まれた時からダンスをしている、欧米人や中南米の人々とは、

基礎になるものが違うのだ。

スタート地点から激しく遅れている日本人男性が、

サルサを踊れるようになるには、相当の努力が必要だ。

現に僕も、相当苦労して踊れるようになった。


また、女性も同様に、

踊る相手によって、ペアダンス自体への嫌悪感を抱く場合もある。


うちの奥さんも、1回だけレッスンに連れていったが、

「もう二度と誘わないで」と言った。


まあ、好みの問題でもあるのだろうが、

ある一線を超えるまでには、女性にも難しい問題があるようだ。



ザッとここまで考えて、

日本でサルサがビジネスとして“メジャー”な存在になるためには、

かなり乗り越えなくてはならない“壁”が多いことに気がつく。


まあ、流行り廃りはあるにせよ、ある程度の人間が安定的に食っていくには、

“改善”を要するところがあるに違いない。



これらを一つ一つ検討し、

日本の実情にあったサルサを構築しないと、

これ以上、日本にサルサが普及することはないと思われる。


でも、成功すれば、かなりの“市場規模”は期待できるのではないか。



例えば、“日本語サルサ”。

日本語がカッコ悪いと感じる向きには、“英語サルサ”もいいんじゃないか?

これだけでも、かなり障壁を下げられると思うのだが。


なんか、考えてみよう。

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