願掛けをする

親しい人が“がん”で苦しんでいる。

“親しい”と言っても、たまにイベントでお会いする程度の、
いってみれば“赤の他人”に近い存在なのだが、
それでも、僕の事をとても買ってくれている人なので、
何とかよくなって欲しいと思わずにはいられない。

考えて見れば、僕は“無縁社会”の真っ只中に生きている。

もちろん、守るべき家族もあるし、“無二の親友”もいるので、
孤立無援、ということはないのだが、
心のなかはいつも、ガランとしているのだ。

なんだろう？、この空虚な感じは。

そんな中で、いつも僕のイベントを楽しみにして、
具合が悪くなければ、必ず最初から最後まで、
僕を応援してくれる人。

そんな人に、僕も何とか頑張ってほしいと思っている。

以前、おふくろがやはりがんに冒された時、
「願掛け」をしてみた。

タバコを止め、毎朝当時家の近所だった「がんに効く」と聞いたお寺に通って、
祈っていた。

そうしたら、意外にもおふくろは一時快方に向かったのだ。

民間療法にもいろいろ手を出したのだが、
そちらはあまり効果はなかったみたいだ。
（おふくろの死後、荷物を整理していたら、その薬が大量に出てきたｗ）

まあ、人間はいつか必ず死ぬ、という原則から言えば、
後は時間の問題、ってことなのだが、
出来れば僕が死ぬまで、みんな死なないで欲しい。

そんなこんなで、
自分なりに今回も、ちょっとした願掛けをしてみようと思う。

いろいろ、いいタイミングなのかと思う。

彼の事を思いつつ、“願でがんに勝つ”と念じつつ、
明日からやるぞ！