MATSUKISM ~松木円宏の役者道~

~NO ACTING,NO LIFE~
-「演」を通じて 「縁」をつなぐ-
「感動」が「人」と「世界」を変えていく

「自分から」はじめよう

2009年10月29日 | 日記・エッセイ
昨日の夜は『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』に浸り、今朝は午後からの予定にギリギリ間に合いそうだったのもあり、思い立って朝一番、マイケルジャクソンの『This Is It』を観てきた。

『ヘドウィグ』は一度でうまく飲み込めず、何度も曲を聞いたり、ストーリーを早送りで見返したりした。
見て聴いて感じ考える度に深まっていくものがある。
ありのままの姿で、自分のままでいいのだと思った。
人はみなどこか孤独で、結局は一人で生きていて、だから誰かを求めて、でも永遠などなくて、それでもそういうものなのだと受け入れて、そこからはじめればいいのだと。

『This Is It』は…何だろうね、とにかくあっという間の2時間でした。
ドキュメンタリーの形式を取っているからパフォーマンスなどそれだけでも楽しめる作品なんだけど、メッセージ性もすごく強くあって、それが言葉ではなくその製作過程を見ることで自然と伝わってくるという感じでした。
スケールは全然違うんだけど、そのマイケルの姿勢にすごく刺激され、確かに共感している自分がいました。


「自分から」はじめよう…


改めて強く、そう思いました。

NOMO Graphic展 vol.1 「情景と、ひと」

2009年10月25日 | 日記・エッセイ


先日、モデルをやらせていただいたマイミク「まゆちゃん」ことNOMO Graphicさんの個展に行って参りました。
入り口でたまたま役者の中西ぽち氏と会ってびっくり。
そういやまゆちゃんさんとmixiでやり取りしたって言ってたことを思い出す。
そんなこんな一緒に行くことになりました。



入口を入ると参加型アートということで、ビニール手袋をはめて絵の具に手を突っ込み、画用紙の上で手形でも何でも自由にやっちゃってくださいと言われ、べちゃってやってきました( ̄▽ ̄)
シールやらペンやらもあって、写真を見たあとぽち氏と共に童心にかえってひたすら描いてましたけど、むっちゃ楽しくて何回もやってしまった。
そんな中で、個展に来て同様に描いてる子どもを見ると、昔はこんなにも自由に表現してたんだなぁと、改めてそんなことを思いました。
また、大人も子どもも、人それぞれみんな当たり前のように違っていて、それが「個性」として表出されていたのがとてもおもしろかった。
表現の中ではこんなにも自由であり、他人と違うことがこんなにも魅力的にとらえられる。
何だかいろいろ考えてしまいましたね。



写真もたくさん撮った中から良いのを選んでくださって、自分で見るのは恥ずかしながらも、ちょっと苦手意識は去りましたね、たぶん(笑)
でも、何人かのモデルさんの写真を見ていて個人的に好きだったのは、OLさんとか川口の地元のヤンキーさんとか、表現に関わっていない人の写真。
役者の視点だとは思うんだけどね、表現する側の人間だからこそ逆に惹かれているのかもしれない。
以前、マイミクのマチャさんに撮ってもらったときは他の人としゃべりながらで自然な感じだったし、真木ちゃんの時は個人をしっかり撮るよりはその世界観を作品にするようなものだったし、そうやって求められてるものによるんだけど。

演技でもそうだけど、語弊をおそれずに言えば表現しちゃいけないというか、するもんじゃないんだと思っていて、まぁ各人いろいろあるからそこは流してもらいたいんですが、とにかく写真にしても何にしても、そこに「居られること」が理想だなぁなんて、現段階ではそんなことを思いました。

何だか多弁になってしまったね、長い(笑)

最後に…終わる頃、次回共演する中島りのさんも来てくれました◎
まゆちゃんさんが楽園王+『エレクトリックガーデン』のチラシのモデルになった中島りのさんをイラストとして描いたのがきっかけで、自分を描いてくれた人がどんな人か興味を持ち、足を運んでくれたようです。
最後の片付けまで一緒にやってもらっちゃって(笑)

今回たくさんの人が訪れていたんですが、まゆちゃんさんの人柄なのか、あたたかく居心地のよい「つながり」を見られたように思います。

次回、更なる発展を楽しみに☆

打ち合わせと講演

2009年10月23日 | 日記・エッセイ
今日は再び真木淑江さんとデザインの打ち合わせ。
待ち合わせの時間が押してしまい、2時間の予定が1時間になるも、今後の方向性まで見えた実りある打ち合わせとなりました。
一つコレというものに打ち込んでいる人はやはりすごい。
デザインに精通している人であれば、デザインにおける発想力というか、引き出しの量が違う。
何より、イメージした以上のものを提示してもらったときの喜びったらないですね。
一緒にできて幸せです。

お互い次にやることを確認してから次の予定のために切り上げ、銀座線に乗り込み溜池山王からサントリーホールへ。
縁あってこちらでの講演(公演?)に伺わせてもらったんですが、そこでも「気付き」と「刺激」をもらえ、また一つ課題を見つけられました。

何だかね、いろんな出来事も出会いも、大きな流れの中にあるんだろうなぁという気がしてます。
でも、何か今までと違って、感覚的にはただ流されているというよりは、自ら流れに身を委ね、時には泳いですらいる感じ。
特に今は、自分がやると決めたことのために動いているからなんでしょうかね。

あらゆることが良い経験となっています。

感謝m(_ _)m

ポムカンパニー

2009年10月21日 | 日記・エッセイ
プロデュースで今後活動していくに当たって、団体としての名前をつけました。
それがこのタイトル「ポムカンパニー」です。
実はかなり前から名前は決まっていたんですが、公開するのは今回が初めて。
本当はHPがちゃんとできてからにしたかったんですが、12月の客演先Y0sukaのチラシで名前出しちゃったし、そういうわけにもいかなくなりました( ̄▽ ̄;)

いろんな人に助けられながら1から10まで関わってやってますが(←そりゃそうです)、本当に良い経験をさせてもらってます。
今後ともどうぞ、よろしくお願い致します!!



~ポムカンパニーという名前の由来~

「ポム」とは Produce of MATSUKISM の頭文字POMを取って読んだもの。
また、フランス語で「りんご」を意味するpommeを「ポム」と発音することから、アイザック・ニュートンにおける有名な伝記を連想。
ここで創られた作品が、その心に変化をもたらす「きっかけ」となることを目指して。

死ぬまで“熟れ”に向かい続けるということ

2009年10月20日 | 日記・エッセイ
役者はいつになっても「未熟」だ。

「未熟」とは「未だ熟さず」

…それはつまり、死ぬまで「熟れ」に向かい続けるということではないのか。
未熟ですからと10年20年30年40年と言い続けて、常日頃からと自分を磨き続けるのと、ことばのままに未熟を押し出すのとは大違いだ。
まだまだ若手ですと「甘え」で言い続けるぐらいなら役者は続けられない。


基準は自分でいい。
誰かを尊敬し、見習い、学んだとしても、流されることなく必ず自分に戻り、自分の「真ん中」に心を置く。
揺れることなく「真ん中」に。
手にする一つひとつが自信となり、その繰り返しが自己を磨き、確かな芯となっていくのではないだろうか。


P.S.
明後日にはまたデザインの打ち合わせ♪
お渡しできるのが楽しみ…なんてご連絡をいただき、非常にワクワクしてます!!
伝言も抜かりないので、当日よろしくお願いします☆

恵比寿にて

2009年10月19日 | 日記・エッセイ
素敵な女優さんに出演交渉してきました◎
名前は言えないですがね、多忙なのに1時間という合間を縫って会ってくれました。
あ~感謝ですね、ホント( ̄▽ ̄)

たった1時間ながらも、惜しみなく出てくるやり取りからは、今後の活動に新たな可能性を感じるほどでした。
思考似てる??…あっ、失礼(笑)
とにかく、オファーした自分の目に狂いはなかったですね。
時期的にお忙しいようなのでどうなるかわからないのですが、一緒にやれたらいいなと心から思います☆

さて、少しずつカタチになって、ビジョンが見えてきたかな。

考えた分だけのもの

2009年10月16日 | 日記・エッセイ
12日にプロデュースで脚本をお願いしている長堀博士さん、碧田直さんと打ち合わせをしてきました。
どんな作品になるかはわからないですが、合流してから3時間半、「引っ掛かり」を探すように延々としゃべり続け、最終的にはこんな感じでいこうみたいな方向性が決まりました。

良い形を模索していこうというよりは、一回一回挑戦していこうという感じです。
どうせ全てが未知数なんだし、それはこれからも変わらない。
だったらその都度、そのときできる最大限のことをやっていけたらいいと思った。
実は「テーマ」を考えるのが苦手で、大学時代もそれが原因で脚本書こうとか思わなかったし、今までもプロデュースやろうなんて考えてこなかった。
今回やるって決めたときでさえテーマ、伝えたいことがなくて、ただ、他の要素がそれに勝っただけの話。
そんなハッキリしない状態で踏み出したのは自分でもどうした~って思うぐらいだし(笑)、でも、人間やっぱり追い詰められたら(?)何かは出てくるもんだなって思いました。
考え続けてたら考えた分なりのものは出てくるんですよね。
そうやって考え抜いて出てきたものこそが、自分が本当に伝えたいことであり、まだそれにしっくりきていなかったとしても、そこが確かなスタートラインなんだと思う。

次回も、これからの挑戦も楽しみです。


稽古見学へ☆

2009年10月10日 | 日記・エッセイ
今日は音速かたつむりさんの稽古場に見学に行ってきました◎
以前共演した高野アツシオさんの所属する劇団で、同じく過去に共演した横山仁美さんも客演中。
顔見知りの人もそうでない人も皆あたたかく迎え入れてくださって、ストレッチとシアターゲームに参加させていただきました♪

芝居の稽古に入ると、役者の疑問点を一つひとつ消化しながら、理想とするカタチを描きそこに向かいつつ、丁寧に作っていく作業。
川口さんの演出もとても勉強になったし、本番が楽しみな作品に仕上がりそうな予感…☆
飲みにも参加させてもらったんですが、またゆっくり話したいです♪

音速のみなさん、本日はありがとうございました(^∀^)ノ

「会わなくてもよかったんだよね」

2009年10月09日 | 日記・エッセイ
最近出演の交渉をさせていただいた先輩の役者さんに言われたことばです。

「会わなくてもよかったんだよね」

「それでも久しぶりに会って話したいと思ったし、実際に会ってみたらやっぱり思った通りで、すごく熱い想いが伝わってきてさ、絶対おもしろい作品になると思うよ」

って。

他の舞台の出演予定と近い時期で被るかもしれず、出演していただけるかはまだわからないのですが、可能な限り前向きに検討してくださるとのこと。

何より…

会わなくてもわかってると言われる関係を築けていることがとても幸せであり、心から嬉しいですね。

1年弱もお会いしてなかったんですが、信頼しあえる役者仲間ってこういうものだよなって、改めて気付かせてもらいました。

通じる何かって肌で感じられると思うので、こういう感覚で繋がれる人との関係を、広く築いていけたらいいなと思います。

むちゃくちゃ晴れてるのに…

2009年10月08日 | 日記・エッセイ
JR全線運転見合わせ中っていうね(笑)
まぁ風の音はハンパないですわ。
いろんなところで大変なことになってることを除けば、この青空の下、すごいスピードで流れていく雲を見ながら、この唸るような風の轟音に身を委ねていると、自然というものの力強さからなのか、不思議とワクワクしてしまいます。
これはこれで楽しんでおきたい( ̄▽ ̄)

今日も良い一日を☆