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平成30年公立入試英語:リスニング大改革

2018年03月03日 | Weblog
みなさん、こんにちは。

平成30年3月1日(木)に中3生が解いた埼玉県公立入試の英語を解いてみました。
県教育委員会が想定している平均点は、学力検査問題英語が48点、学校選択問題英語が65点でした。
学力検査問題と学校選択問題の共通問題は、30問中リスニング(8問19点)を含む16問で配点は49点となっています。
同じ学校選択の数学で共通問題の配点が57点となっているのに比べて大きく傾向が変わりました。

ところで昨年の平均点は学力検査問題英語が52.0点、学校選択問題英語が71.9点でした。
学校選択問題の平均点が高すぎた昨年を教訓として、今年は学校選択問題を難しくする工夫が何点かありました。
特に、出題者の苦心の痕跡が大問1(リスニング)に見受けられました。




今年の公立入試の英語問題は大問1リスニングに注目しても以下の点から大改革になったと言えるでしょう。
・英語で出題された(問7、学力検査・学校選択問題共通)
・同じリスニング音源を使って学校選択問題を難しくすることに成功した(問6、学力検査問題-日本語解答、学校選択問題-英語解答)
・問題文の単語数、発話速度(wpm)ともに過去7年で最高レベルに上げられた(問6、問7、学力検査・学校選択問題共通)
・接続詞、関係代名詞を用いる複文・重文が多用されたスピーチの内容理解が求められた(問7、学力検査・学校選択問題共通)
・放送された数字をもとに考える問題があった(問2、学力検査・学校選択問題共通、問6(2)、学校選択問題など)

大阪府などで行われているような異なるリスニング音源を使わずに(無駄な予算を使わずに)、
学校選択問題が解き応えのある良問に改革されていることは評価すべきと思います。
昨年12月に東京都が高校入試へのスピーキングテスト導入計画を発表したことで、
埼玉県でも4技能計測に向けた高校入試改革が加速すると予測されます。

今年の公立入試全体の傾向と対策について詳しくは、
育英進学会が3/17(土)に実施する入試対策講演会で触れる予定です。
ブログでは何回かに分けて、いくつか問題をピックアップして解説してみたいと思います。

詳細あるいは不明な点があれば、下記までお気軽にお問い合わせください。

育英進学会 草加花栗校
TEL:048-943-7883
電話受付 10:00~22:00 (平日・土日祝日いつでも大丈夫です。)


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